ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

踏切の事故

2019年01月13日 | Weblog


先日夜七時過ぎ、踏切で信号待ちをしていたところ電車が全く通過しない。前に止まっていた車はたまらずUターン。こちらも続いてUターン。そして二つ先の踏切まで行って原因が分かった。踏切での人身事故だった。しかも行った先が現場。テープまで貼られ警察官が復旧するのが何時か分からないという。当然そこでもUターン。高架のあるところは結構先だったはず。しかし改めてどこだったか考えてみるが直ぐ思い出せない。普段通るところでもないし全く意識していないので。取り敢えず先の方に行ってみると現場の二つ先の踏切は遮断機が上がっていた。やれやれと思い通過した。ロスタイムは思ったより短く20分ほどだった。

思い出すのはその現場の踏切。小学校に通う時に通る踏切で、当時はちょくちょく(と言っても年に一件くらい)人身事故があったところ。それには理由があり、近くの日赤(今は違う場所)の精神科の患者がよく飛び込んでいたのだ。一回警察官もまだ来てない直後の現場に居合わせたこともある。生々しい遺体を見たのはその時が初めて(にして最後)。しかも目があったような気がした。これも絶対忘れられない小学生の時の思い出である。
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普通の食堂 普通のラーメン屋

2019年01月12日 | 食べ物


最近少なくなったのは普通の食堂(大衆食堂)普通のラーメン屋。どちらもチェーン店や勿体ぶったラーメン屋にとって代わられてしまった。元々ラーメンというものが美味しいものという位置づけではないので、普通の食堂ラーメン屋で食べる昔と変わらない(チャーシュー、シナチク、ナルト、ノリが具)ラーメンがそこそこ美味しければそれだけで十分満足だ。が、普通の食堂が少なくなったということは、そんなラーメンも少なくなったということなので食べる機会も当然ぐっと減る。そこで最近は、普段からそんな昔の普通の食堂ラーメン屋を意識して探すようになった。そのためにわざわざ行くことはないが、近くに来て昼飯時だったら選択肢に入れようという魂胆だ。

この前丁度そういう機会があり、昔ながらのラーメン屋(中華食堂と言った方が正確か)に寄った。親子丼や玉子丼まである正統派の昔ながらのラーメン屋だった。こういう店は常連しか入らないが、気取った店ではないので一見さんが違和感を覚えることもない。これが喫茶店だと長居している常連の視線を浴びて居心地が悪くなる。食べたのはラーメン。これが想像通りの普通のラーメンでやはり満足度は高かった。
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小津 麦秋

2019年01月11日 | 映画


小津の「麦秋」を見る。多分三回目。デジタルリマスターやブルーレイに慣れると、普通のDVDの画質の悪さがいやに気になる。音声が聞きづらいとか画面が暗いとか、以前は昔の白黒はこんなものという認識だったのだがすっかり様変わり。これは、舌が贅沢になり、子供の頃に美味しいと思ったのがそうではなくなったというのと同じ現象だ。目が贅沢になったということだ。

で三回目の「麦秋」。例によって覚えているところがこれまた少なく、年寄り夫婦が大和に引っ越すということと、原節子が二本柳寛のところに嫁に行くということぐらいが辛うじて記憶にあった。それにしても医者である笠智衆(原節子の兄)の子供のクソガキぶり。「東京物語」の同じく医者の山村総のクソガキと同じようだった。小津は医者の子供に対して余程の思いがあったのではないか、と邪推したくなる。一般的にも医者の息子というのはわがまま放題というイメージはあったが。

しかしこの映画の白眉は最後の方で原節子が義理の姉と二人で行く砂浜のシーン。このシーンのためにこの映画はあったのか(ちょっと大袈裟)と思えるくらい。まるで植田正治の砂丘の写真のような世界。調べてみると時期的には同じころかちょい後。唯、小津は「長屋紳士録」でも砂浜のシーンを撮っていて(これがまたいい)参考にしていたというより同じ感覚の持ち主だったと考えた方が良さそう。同じ砂浜ということで原節子がアンドリューワイエスのモデルのようにも見えた。

というように、見るごとに発見があるというのが良い映画の良いところである。
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諏訪湖 冬の風物詩

2019年01月10日 | Weblog


今朝はマイナス10度ほど、今季一番の寒さ。一月末から二月始めが一番の底だから本格的寒さはまだこれからだ。諏訪湖周辺でこの時期の風物詩となっていたバズーカ軍団(オオワシ狙いの写真軍団)は今期は見られない。というのは、毎年来ていたオオワシのグル(2017年一月撮影)が来ていないから。



19年連続で来ていたのがついに途絶えたのだ。多分寿命か事故のどっちかだろう。元々オオワシの生態記録がなく寿命とかも分からなかったのだが、グルの記録は貴重な資料となるだろう。バズーカ軍団にとっては生きがいにもなっていたようだから結構ショックも大きそうだ。三枚目の写真は通年やっている間欠泉(自噴ではないので時間が決まっている)。

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燃えるフリース

2019年01月08日 | Weblog


この前、焚火の始末をしていた時くすぶっていた木を触ったら一瞬にしてフリースの手袋に火が付いた。直ぐ消して表面だけが燃えたのだが、溶けたところがゴワゴワで使えないことはないが不快な状態。フリースが燃えやすいというのは良く取り上げられるが、図らずも実証した形となった。ということは逆に、焚き付けには適してるということか。
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ブレードランナー

2019年01月07日 | 映画


アマゾンプライムで「ブレードランナー」を見る。公開当時はそこそこ面白いと思ったが、今回見てみると大して面白くなかった。近未来的風景に慣れてしまったというのがあるかもしれないし、映像的には今の方が遥かによくできてるしとか、SF系の映画はどうしても映像に頼る部分が大きいので古い映画は不利となる。それにしても覚えていたのは「強力わかもと」だけで他は全く記憶になかった。「酸性雨の降りしきり大坂」というイメージだけが残っていた映画だったということだ。

と映画の印象はそんなとこだが、ヒロインのショーンヤングについては当時きれいな印象があって好きだった。で最近はあまり見ないので今現在どうなってるのか検索してみると、残念なことになっていた。ストーカーやら窃盗とえらい落ちぶれ方で、見た目も唯の中年おばさん。ハリウッドによくある整形崩れ顔ではないが、人として問題があるというのはそれより問題だ。そしてその典型的成形崩れ顔なのがもう一人のレプリカントのダリルハンナ。ハリウッドはこんなのばかりだ。スプラッシュの時は可愛かったのに。
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100円ショップ

2019年01月06日 | Weblog


今まで雑貨類はホームセンターなどで買うのが普通だったが、最近は100円ショップに変わった。消耗品で長く使うわけでもなしと、特にプラスチック類は殆ど100円ショップのものになった。使ってみると何の問題もないし価格的にはホームセンターの三分の一くらいだ。食器類も結構使える。デザイン的にも悪くないものが多くなった。但し、よく見ると微妙に歪んでいたり変な染みも付いていたりする。しかしこれは、この値段では多くは望めないと納得するべきところ。色々使ってみてこれは使えないというのも中にはあるが、全てこの値段(200円300円もあるが)だからで済むというものである。

ついでにホームセンターで、最近買ったアンテナケーブルと分配機の値段を見てみると、ネットの倍以上だった。最早、ネットで買うか100円ショップで買うかの世界である。
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アンテナケーブル絶不調 その後

2019年01月05日 | Weblog


分配器とケーブルは翌日送られ早速接続してみる。今回は、ケーブルを自分で剥いて金具を装着といういつも苦労していた作業がなく本当にナットを回すだけの誰でもできる簡単な作業。作業を終えテレビをつけてみると全く問題なく映った。今まで直ぐに見えなくなるBS11、12も問題ない。こうなると過去苦労していた接続問題とは一体何だったのだろう。屋外のケーブルに問題があったとはねえ。そうやって考えると、地デジでもチャンネルを変えた時受信できませんと表示が出たり(もう一度押すと直ぐ見られた)、大雨の時BSが全く映らなかったりという症状はそれが原因だったということか。本当、ケーブル剥き作業には苦労させられた。
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アンテナケーブル絶不調

2019年01月04日 | Weblog


アンテナケーブルの不調で、今までBSがだめでも地上波だけは大丈夫だったのが遂に全滅。こうなると接続の不備というよりケーブルそのものに問題がると考えた方が良さそう。多分室内ではなく外のケーブルだろう。もう40年近くなる、元々有線のケーブルをBSアンテナ用に使いまわしてるやつなので劣化しててもおかしくない。というわけで自分の部屋のテレビは見られない状態。となるとBSアンテナから直接引き込んでいるケーブルを分配しそこから引っ張るしかない。室内を回すことになるが頻繁に通るところでもないのでそれは問題ない。そのケーブルは以前不調の時に買って使ってない8メートルのやつがあったのでそれを使えばいい。思わぬところで役立った。買わなくてはならないのは分配器と引っ張る元で使われていたテレビ用の2メートルほどのケーブル。分配器というのは一本だったケーブルを二本にするための接続器だ。早速アマゾンでそれぞれ注文。送料無料で総額1000円ちょい。
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東京物語

2019年01月03日 | 映画


小津の「東京物語」をDVDで見たが、未亡人である原節子の死んだ次男の嫁さんの優しさに泣かされる頻度が見る度に増していく。所謂泣ける映画ではないにも関わらず。そして今回気付いた思い違いは、三男の住んでるところ。ずっと名古屋かと思っていたのだが大坂だった(演じていたのが大坂史郎なだけに)。もう一つは最後の方に原節子が葬式後に列車で帰るその列車を上から撮ったシーンがあるのだが、画面の奥に消えていくという印象だったのだが逆で、手前に来るというものだった。しかしそのショットが、方向がどうあれかなり効果的な強度のあるショットであることは間違いない。
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