2008年読書記録のまとめ。2008年に読破したのは計75タイトル。一昨年100、昨年89に続き、また減ってしまいました。80以上は読みたかったところですが、研究関連の仕事に足を引っぱられた格好です。
【2008年の一冊】
2008年に読んだ本のタイトルを見返すと、突出して衝撃を受けるような本はありませんでした。なんとな~く、じんわりと印象に残っているのが以下の本です。
★椿姫, デュマ・フィス (訳)新庄嘉章, 新潮文庫
恋愛モノの古典です。娼婦のマルグリットとアルマンとの悲恋。同名のオペラの原作となった小説。オペラの曲を弾いたり、オペラのビデオを見たりしたことが、他の作品よりも強く印象に残った原因かもしれません。オペラでのヴィオレッタの最後のセリフ、「うれしい!」は衝撃的に響く。
【印象に残った小説】
2008年は小説が粒ぞろいでした。印象に残った主なものを以下に。気づけば "お気に入り作家" ばかりですが、ここに取り上げない小説の中にも面白い作品が多かったです。取捨選択の線引きが難しいところ。こうして並べてみると、新潮文庫強し。これに対して新書は不作でした。
●愛の渇き, 三島由紀夫, 新潮文庫
"女" は恐ろしい。
●人間そっくり, 安部公房, 新潮文庫
息をもつかせぬ心理戦。
●門, 夏目漱石, 新潮文庫
一見平凡に見える枯れた生活を続ける夫婦の持つ秘密とは。
●人生の親戚, 大江健三郎, 新潮文庫
激烈な人生をおくったある女性の生涯。
●百鬼園随筆, 内田百, 新潮文庫
内田百とのファースト・コンタクト。小説ではありませんが、百鬼園先生が抜群に面白いキャラクター。
●カオスの紡ぐ夢の中で, 金子邦彦, 小学館文庫
カオス研究者が書いたエッセイや短編小説を集めたもの。『小説 進物史観』が個人的にはツボ。現在絶版。
【書き抜き多かったで賞】
番外として、内容以外の点で印象に残った本。
◆神との対話 2 宇宙を生きる 自分を生きる, ニール・ドナルド・ウォルシュ (訳)吉田利子, サンマーク文庫
ここ数年、文庫と新書に本が大きく偏っている状態が続いています。2009年は博士号取得(うまくいけば)に伴い生活に変化が生じそうなので、そろそろ読書の傾向の変わり目が来るかもしれません。次なる読書スタイルを模索するところに来ていそうな気がします。
【2008年の一冊】
2008年に読んだ本のタイトルを見返すと、突出して衝撃を受けるような本はありませんでした。なんとな~く、じんわりと印象に残っているのが以下の本です。
★椿姫, デュマ・フィス (訳)新庄嘉章, 新潮文庫
恋愛モノの古典です。娼婦のマルグリットとアルマンとの悲恋。同名のオペラの原作となった小説。オペラの曲を弾いたり、オペラのビデオを見たりしたことが、他の作品よりも強く印象に残った原因かもしれません。オペラでのヴィオレッタの最後のセリフ、「うれしい!」は衝撃的に響く。
【印象に残った小説】
2008年は小説が粒ぞろいでした。印象に残った主なものを以下に。気づけば "お気に入り作家" ばかりですが、ここに取り上げない小説の中にも面白い作品が多かったです。取捨選択の線引きが難しいところ。こうして並べてみると、新潮文庫強し。これに対して新書は不作でした。
●愛の渇き, 三島由紀夫, 新潮文庫
"女" は恐ろしい。
●人間そっくり, 安部公房, 新潮文庫
息をもつかせぬ心理戦。
●門, 夏目漱石, 新潮文庫
一見平凡に見える枯れた生活を続ける夫婦の持つ秘密とは。
●人生の親戚, 大江健三郎, 新潮文庫
激烈な人生をおくったある女性の生涯。
●百鬼園随筆, 内田百, 新潮文庫
内田百とのファースト・コンタクト。小説ではありませんが、百鬼園先生が抜群に面白いキャラクター。
●カオスの紡ぐ夢の中で, 金子邦彦, 小学館文庫
カオス研究者が書いたエッセイや短編小説を集めたもの。『小説 進物史観』が個人的にはツボ。現在絶版。
【書き抜き多かったで賞】
番外として、内容以外の点で印象に残った本。
◆神との対話 2 宇宙を生きる 自分を生きる, ニール・ドナルド・ウォルシュ (訳)吉田利子, サンマーク文庫
ここ数年、文庫と新書に本が大きく偏っている状態が続いています。2009年は博士号取得(うまくいけば)に伴い生活に変化が生じそうなので、そろそろ読書の傾向の変わり目が来るかもしれません。次なる読書スタイルを模索するところに来ていそうな気がします。
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