アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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久し振りに正装…♪

2019-03-04 10:03:44 | Weblog
一昨日の土曜日、身内のお祝い事がありましたので久しぶりに着物を着ました
準礼装の色留袖、私の一番のお気に入りの一着です。
生成りの地に裾周りの絵羽柄は源氏物語をイメージした王朝絵巻で、帯も同柄です。
華やかなお席にはそれに相応しい着物で、と思いまして。
私は自分で帯をお太鼓に締めることが出来ますが、改まった場に出るのにくだけた着付けは控えたほうがいいと思い着付けと結髪をお願いしました。
まず髪を夜会巻に結ってもらって、それから着付け。
足袋を履いて肌襦袢を着て、さぁそれからです。
着付けをしてくださる方のなすがまま、ただ立っているだけです。
最後に帯を整えて出来上がり
鏡で前後左右を確認して
んふふふ…、我ながら決まっている…
「わぉ、伯母ちゃま、映えるねぇぇ
久し振りに会った甥っ子にそんな風に言われて、気分はうなぎのぼり
私は、帯を締めると苦しくて何も食べられない、なんてことがありません。
帯を締めていても普段通りに食べられます。
帯を締めている感覚というのは、チュチュを着たときにビシッと胴が締まっているのと同じ感覚なんです。
もちろんそれは着付けの上手さのお蔭でもあるんですけどね。
だから身動きがしにくいなんてこともありません。
私の場合、大いに気を付けなければならないのは歩き方。
正装用の草履を履いて、ターン・アウトしたまま大股でワッシワッシと歩くわけにはいきません
足の親指を擦り合わせるように歩幅を小さくソソ…と歩かねば
「あ~、朝からずっと内股にしてるから筋肉痛になりそう…
と午後になって弟にこぼしたら、
「おぉ…、あと半日頑張ってくれ
と笑われました。
でも、控室やロビーその他の場所で軽いご挨拶などしてお辞儀をするたび足元に目を遣ると、当たり前のように爪先が外をむいてしまっています。
うっかり気を抜くと、狭い1番ポジシオンで立っていたりして…、やれやれ…
一連の儀式や会が幸せに楽しくつつがなくお開きとなり、控室に戻って着物を脱ぎ始めてびっくり
長襦袢の下、肌襦袢の上にタオルを5枚も巻かれていた…
「伯母ちゃま、オレのときも着物を着てよね
と甥っ子にリクエストされて、なんだか嬉しい
コメント
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