アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

畳紙を買いに…♪

2019-03-09 08:55:42 | Weblog
先日、母の着物を持ち帰りました。
かつて母が自分用に誂えて、仕立て下ろしを一回着たっきり、箪笥の肥やしになっていたものです。
草木染の普段着ですから、着なければ意味がない。
ただ、母と私とでは慎重で10センチ、裄で10数センチの違いがありますからそのままでは着られない。
私の寸法で仕立て直してもらいました。
ときどき、素敵に着物を着こなしている女性を見かけますが、柄行から見て古着かな、と思うことがあります。
古着屋さんで調達したのか、あるいはお母様やおばあ様から譲り受けたのか…
好い感じです。
着物って受け継いでいけるところがいいですよね。
考えてみれば、古着って当たり前だったんですものね。
もちろん絹物と木綿物の差はあるにしても…。
まず武家の奥方や姫君方が新しい着物を誂える、これは絹物。
何度か着たそれを腰元衆に下げ渡す。
腰元衆も何度か着たあと古着屋に売る。
それを町方の裕福な女房や娘が買って着る。
それがまた売られて、今度は一般の女たちが買って着る。
そこからはさ、着倒して古くなれば寝間着にし、さらに古くなったら赤ちゃんのおむつにし、もっと古くなったら雑巾にし、さらに傷んだら最後に竃の焚きつけにする、と無駄がない。
お洋服もそんなふうに出来ればいいんだけど、身長や体型が違うとなかなかね…
仕立て直した着物を持ち帰る時、着物と帯を重ねてロールにしてボストンバッグに入れて持ち帰った。
帰宅して改めて仕舞おうとしたとき、
あ゛…、畳紙がなかったんだ…
あれ…、畳紙ってどこで売ってるんだっけ…
呉服屋さんで分けてくれるのかな…。
伊東屋では見かけないよな…。
百均にはあるわけないな…。
で、存じよりの古着屋さんに聞きに行って教えていただいた。
そこなら1枚から買えるよって
というわけで、畳紙を買いに行ってきます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする