バー・レッスンのとき片手はバーに置き、もう片方は通常はア・ラ・スゴンド。
ヒメさんとエミさんの後ろからそれぞれのアームスのポジシオンを見ると、
う~ん、惜しいねぇ、もうちょっとなんだよなぁ…
って思う。
アームスをしっかりポジシオニング出来てそのアームスでトルソーを支えられるようになれば、いろいろなポゼのラインが美しくなるし、パもキレイに動けるようになるの。
だからね…。
ふたりともアームスをア・ラ・スゴンドにしてみて…、でね、
肩の関節はアン・ドゥオール
肘の関節はアン・ドゥダーン
手首の関節はアン・ドゥオール
そういうふうにコントロールの方向が違うのよ。
コツとしてはね、
肘の内側のくぼみと掌が正面を向く
手先が垂れ下がらないこと
の二つ。
で、ただ腕をア・ラ・スゴンドに上げておく、のではなくて肩甲骨からが腕だと考えて引き伸ばすの
ヒメさんとエミさんの腕を支えてちょいと引き伸ばしてあげる。
「うぁぁ… うひぃ…
」
んじゃ、そのまま90度前傾して鏡を見てごらんなさい。
右の指先から背中を通って左の指先までが大きな円周の一部になったような曲線になっていれば花丸ですよ。
「あれぇぇ… えぇぇ…
」
うん、すぐには出来なくても気を付けていれば自分のものになりますよ。
そのア・ラ・スゴンドのときのアウトラインがすべてのポジシオンの基本の《基》。
アン・バでもアン・ナヴァンでもアン・オーでも、それぞれの腕のアウトラインはア・ラ・スゴンドと同じと考えてね。
ワガノワ、チェケッティ、バランシン、フランス派、etc.etc. メソッドによってアームスの高さや肘の湾曲の角度などに違いはあるけど、根本的なコントロールは同じです