■ 岡山で米軍機の低空飛行で民家の土蔵が倒壊 ■
YOMIURI ONLINEの記事によれば、岡山県の山中で米軍機が低空飛行を行い、民家の土蔵が倒壊しそうです。
「米軍機が低空飛行?岡山・津山市で民家の土蔵が倒壊」
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110305-OYO1T00487.htm
■ 山間の低空飛行訓練の目的は? ■
一見何でも無い様な記事ですが、米軍だって民家のある地域で不要な低空飛行をするはずはありません。何か訓練の目的があるはずです。
・・・ずばり、北朝鮮の核施設への空爆のシミュレーションでしょうか?
http://www.youtube.com/watch?v=uPs9BLvIAPc
上のYoutube動画は厚木基地所属VFA-195の低空飛行訓練の様子が映っているDVDの映像だそうでう。2:30あたりから山間部でに低空飛行訓練の映像が入っています。米軍は日本の山間部を利用して、谷を縫ってレーダーを避けながら攻撃目標に接近する訓練を行っています。
ダムなどを攻撃目標に見立てた訓練なども実施している様です。
それ自体は練度向上の為には必要な訓練ですが、その結果が北朝鮮空爆で東アジアに緊張をもたらす様では、何の為の「日米安保条約」だか分りません。
中東にばかり気をとられていると、お隣で危機が勃発するかもしれません。
■ 危機の大安売り ■
最近の世界情勢を見ていると、まさに「危機の大安売り」状態。
以前は危機はもっと巧妙に仕掛けられて、ジワリ・ジワリとその効果を発揮してきましたが、昨今は仕掛け花火に一斉に火が付いてしまったような感じです。
エジプトやチェニジアはそれでも節度を保って、「民衆の蜂起」というポーズを取っていまうが、リビアに至っては、米英は軍事顧問団という名目で特殊部隊を派遣して反体制派を支援しています。これは明らかな内政干渉で国際法違反です。
飛行禁止区域を設ければ、リビア政府軍機の作戦が不能になり、これも明らかに反政府軍の有利です。
こんなあからさまな内政干渉は「国家の主権」という国際関係の根幹を揺るがします。それなのに、新聞やニューズで堂々と支持されるというのは、世界は既に狂ってしまったのでしょうか?
「どうせ2012年には全てのカタが付くのだから、せっかく用意した仕掛けは全部使ってしまおう。」・・・こんな会話が聞こえてきそうな今日この頃です。