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フランスのサイトで日本の状況を知る皮肉

2011-03-26 12:00:00 | 時事/金融危機


■ フランスから日本語でデータを知るという皮肉 ■

フランス放射線防護原子力安全研究所 (Institute de Radioprotection et de Sûreté Nucléaire-IRSNが日本語のサイトを立ち上げています。

http://www.irsn.fr/EN/news/Pages/201103_seism-in-japan.aspx

日本政府では無く、フランス人から状況を教えてもらう事は複雑な心境ですが、放射性物質の拡散状況をビジュアルで分かる様にしてくれているので参考になります。

ドイツのデータは相対値でしたが、フランスのデータは放射線量(ベクレル)ですので、実際の放射性物質の量にが推測されています。

ちょっとデータの数値が大きめかとも思いますが、(フランス人のそこはかとない悪意を感じなくもありませんが・・・。)東京近郊の水道水から何故、放射性ヨウ素が検出されているのか、よく分かります。

15日の東京の濃度が高いのは、3号機の爆発と4号機の火災の影響、あるいは、圧力容器の強制ベンチの影響でしょうか?

http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_19mars.aspx

現状、放射線強度は下がっているようなので、現在の東京でパニックを起こす様な事態ではありませんが、こういうデータを原子力安全委員会が隠している事に問題があります。

福島第一原発も事故時の放射性物質の拡散シミュレーションのシステムを持っていますが、データは一切公開されていません。