■ 2号機が心配 ■
<中国新聞より引用>
2号機では放射性物質1000万倍 福島第1原発事故 東日本大震災による福島第1原発事故で、2号機のタービン建屋地下にたまった水の放射性物質の濃度は、通常の原子炉の水の約1千万倍だったと、東京電力などが27日、発表した。作業員3人が24日に被ばくした3号機のたまり水は同約1万倍で、はるかに高濃度。
<中略>
2号機のたまり水の分析結果によると、半減期が53分と短いヨウ素134が、1立方センチ当たり29億ベクレルという極めて高い濃度で含まれていたほか、ヨウ素131やセシウム137、コバルト56なども検出された。
水の表面の放射線量も「毎時千ミリシーベルト以上」で、24日の3号機での測定値(同400ミリシーベルト)より高い。線量が高すぎるため測定を途中でやめており、さらに高い可能性があるという。
<後略・引用終わり>
■ 誰も知らない再臨界のメカニズム ■
2号機からは半減期の比較的短いヨウ素134が極めて高い数値で検出されています。
これは、2号機の炉心で核分裂反応が起きている証拠ではないでしょうか。
スパイク臨界反応と言って、連続的な臨界反応に至らない未成熟な臨界反応が発生している可能性があります。
これらの反応がいつ本格的な臨界反応になるか分かりませんが、核分裂の火種となる中性子が供給されるという事は、予断を許さない状況であると言えます。
■ 一基でも再臨界を起こしたら終わり ■
もし仮に一基でも再臨界が発生したら、全ての作業員が持ち場を離れて退避するしか選択肢は無くなります。
再臨界のプロセスや発熱量は分かっていません。
現在の10倍の熱量を発する通常の臨界になるのか、
ホドホドの発熱でくすぶり続けるのか、
チェルノブイリの様に一気に爆発的な反応になるのかは不明です。
■ チェルノブイリの様な爆発的反応は起こらないのでは ■
チェルノブイリでは減速材の黒鉛が燃焼して、25秒で燃料棒が燃え尽きる様な爆発的な臨界が発生しました。
福島第一原発では、炉心は溶融して固まりに様な状態になっていると考えられ、ジルコニウムやホウ酸や食塩が混合しているので、爆発的な反応の臨界にはならないのではと思われます。
しかし、燃料棒の溶融物は高温になるので、圧力容器を溶かして原子炉を支えるコンクリートとかなり激しい反応を起こす事はシナリオとしては考慮する必要があります。
■ 周辺地域は避難勧告を!! ■
既に事態は、「起こるかもしれない」事を想定して行動すべきです。
東京近辺でどのくらいの警戒が必要かは定かではありませんが、とりあえず原子炉の状況と風向きに注意は払う必要があります。
何か行動を起こすとすれば、作業員が原発を離れる事態が生じた時です。それまではTVとインターネットとにらめっこです。
「煽り」とのお叱りは覚悟で書いています。
何事も起こらない事が一番です・・・。
<追記>
原子力安全保安委員会の「データがおかしい」という指摘を受けて、東電ではデータを再測定し、ヨウ素134では無くてセシウムであったと訂正しています。
東電が当該サンプルを採集したのが26日の夜。半減期53分のヨウ素134は24時間後には1/5.9x10の8乗に減少いています。
再検査してもヨウ素134は殆ど検出されない事を承知しての指示でしょう。
東電の技術者とて、ヨウ素134を大量に検出すれば、再臨界を疑うはずですから、即座に再検査しているはずです。
そして彼らは国民に危険を知らせる為に、原子力安全保安委員会を通さずに発表したのでしょう。
ところが、原子力安全保安委員会はこの事実をもみ消すばかりでは無く、東電に2度とこの様な事をしないようにキツク言い渡しました。
少なくとも、私は原子力安全保安委員会よりも、現場で頑張っている東電の技術者を信じています。
このままでは、日本国民は原子力安全保安委員会に殺されてしまいます!!
<中国新聞より引用>
2号機では放射性物質1000万倍 福島第1原発事故 東日本大震災による福島第1原発事故で、2号機のタービン建屋地下にたまった水の放射性物質の濃度は、通常の原子炉の水の約1千万倍だったと、東京電力などが27日、発表した。作業員3人が24日に被ばくした3号機のたまり水は同約1万倍で、はるかに高濃度。
<中略>
2号機のたまり水の分析結果によると、半減期が53分と短いヨウ素134が、1立方センチ当たり29億ベクレルという極めて高い濃度で含まれていたほか、ヨウ素131やセシウム137、コバルト56なども検出された。
水の表面の放射線量も「毎時千ミリシーベルト以上」で、24日の3号機での測定値(同400ミリシーベルト)より高い。線量が高すぎるため測定を途中でやめており、さらに高い可能性があるという。
<後略・引用終わり>
■ 誰も知らない再臨界のメカニズム ■
2号機からは半減期の比較的短いヨウ素134が極めて高い数値で検出されています。
これは、2号機の炉心で核分裂反応が起きている証拠ではないでしょうか。
スパイク臨界反応と言って、連続的な臨界反応に至らない未成熟な臨界反応が発生している可能性があります。
これらの反応がいつ本格的な臨界反応になるか分かりませんが、核分裂の火種となる中性子が供給されるという事は、予断を許さない状況であると言えます。
■ 一基でも再臨界を起こしたら終わり ■
もし仮に一基でも再臨界が発生したら、全ての作業員が持ち場を離れて退避するしか選択肢は無くなります。
再臨界のプロセスや発熱量は分かっていません。
現在の10倍の熱量を発する通常の臨界になるのか、
ホドホドの発熱でくすぶり続けるのか、
チェルノブイリの様に一気に爆発的な反応になるのかは不明です。
■ チェルノブイリの様な爆発的反応は起こらないのでは ■
チェルノブイリでは減速材の黒鉛が燃焼して、25秒で燃料棒が燃え尽きる様な爆発的な臨界が発生しました。
福島第一原発では、炉心は溶融して固まりに様な状態になっていると考えられ、ジルコニウムやホウ酸や食塩が混合しているので、爆発的な反応の臨界にはならないのではと思われます。
しかし、燃料棒の溶融物は高温になるので、圧力容器を溶かして原子炉を支えるコンクリートとかなり激しい反応を起こす事はシナリオとしては考慮する必要があります。
■ 周辺地域は避難勧告を!! ■
既に事態は、「起こるかもしれない」事を想定して行動すべきです。
東京近辺でどのくらいの警戒が必要かは定かではありませんが、とりあえず原子炉の状況と風向きに注意は払う必要があります。
何か行動を起こすとすれば、作業員が原発を離れる事態が生じた時です。それまではTVとインターネットとにらめっこです。
「煽り」とのお叱りは覚悟で書いています。
何事も起こらない事が一番です・・・。
<追記>
原子力安全保安委員会の「データがおかしい」という指摘を受けて、東電ではデータを再測定し、ヨウ素134では無くてセシウムであったと訂正しています。
東電が当該サンプルを採集したのが26日の夜。半減期53分のヨウ素134は24時間後には1/5.9x10の8乗に減少いています。
再検査してもヨウ素134は殆ど検出されない事を承知しての指示でしょう。
東電の技術者とて、ヨウ素134を大量に検出すれば、再臨界を疑うはずですから、即座に再検査しているはずです。
そして彼らは国民に危険を知らせる為に、原子力安全保安委員会を通さずに発表したのでしょう。
ところが、原子力安全保安委員会はこの事実をもみ消すばかりでは無く、東電に2度とこの様な事をしないようにキツク言い渡しました。
少なくとも、私は原子力安全保安委員会よりも、現場で頑張っている東電の技術者を信じています。
このままでは、日本国民は原子力安全保安委員会に殺されてしまいます!!