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■ 養老渓谷までの最速記録達成 ■
先週は気温35度を超える中、軽い熱中症で散々な目に合いましたが
20日の土曜日は、涼しい一日でした。
こういう日は自転車で遠出に限ります。
今回はカーボンのバイクが故障中なので、クロモリで出動です。
途中、幕張メッセで40km/hオーバーで他のチャリダーさんとバトった後、
そのままの勢いで、国道を35km/hペースで快走。
レイノルズ853はクロモリ(正確にはマンガン・モリブデン鋼)らしからぬ硬い素材。
下手なカーボンよりは、余程しっかりしています。
所謂ウィップという車体の捩れが推進力に変わるクロモリの味が少ないのですが、
30Km/hを超えると、自転車が勝手に走る感じが味わえます。
これもウィップの一種なのでしょうが、あまり漕がなくても勝手に脚が回ります。
35Km/hからでもスーとスピードが上がるのが一番の魅力。
はっきり言って、平地ではカーボンより楽にスピードが維持出来て、さらに早い。
そんなこんなで、結構アッと言う間に養老渓谷到着。
70kmを平均時速28.7Km/h(メーター読み)で到着。
これ、私個人の最高記録。
■ ネコの親子がまったりと遊ぶローカル駅 ■
養老渓谷の駅はネコが多い。
観光客にエサを貰ってうるのか、人慣れしていて、
尻尾をピンと立てて、すぐ近くに寄ってきます。
ホームを見ると、母ネコが授乳中でした。
すぐ近くまで寄っても逃げないので、パチリ。
丁度、電車が到着しました。
電車と書いてしまいましたが、正しくは気動車でディーゼル車です。
旧国鉄キハ20系を元に、小湊鉄道が1977年から導入した車両です。
自転車で2時間半ほど走れば、こんな昭和テーストが味わえる千葉は良い所です。
■ 清澄山に登る ■
先週は麻綿原でアジサイを満喫したので、
本日は養老清澄ラインで清澄山を目指します。
ダラダラと登りが続くので、前回バテバテになったコースです。
最近、脚が出来てきたので、本日はいかに!?
養老温泉郷を抜けた上り坂でコルナゴの後ろに付きます。
結構走りこまれている脚をされていて、
登りで一気に置いていかれました・・・・。
まあ、クロモリだから坂はちょっとね・・・と自分を慰めます。
それでも前回よりも良いペースで清澄山に到着。
最後の登りは、ヘロヘロでしたが・・・。
日蓮上人が得度開宗した、由緒正しきお寺ですが、
この時期は観光客もほとんど居ません。
みやげ物屋も暇そうにしています。
境内には、味のある案内板があります。
こちらは天然記念物の「清澄の大杉」。
人と比べると、その大きさに圧倒されます。
日蓮が朝日を見て得度した場所には、立派な銅像が立っています。
実はこの場所、日本一早い初日の出が拝める場所だそうです。
そこからの眺めはこんな感じ。
周囲は東大の演習林です。
今回は初めて仏舎利まで行ってみました。
結構立派な仏舎利です。
境内の水道で、顔をあらってサッパリした所で、鴨川を目指します。
ここからは一気に300mの下り坂。
風を切って気持ちよく下ります。
ふろメーターを見ると60km/h出てました。
クロモリは重いので重心が低くて安定しています。
気をつけないと、ついついスピードが出てしまいます。
■ 何と、野生のサルに遭遇 ■
清澄山を降りて、国道をしばらく走った所で、
何とサルに遭遇。
結構な街中なのですが、道の反対側の山に行く為に国道を横断。
始め、ネコの親子かと思ったのですが、良く見るとサルの親子。
毎回シカには遭遇しますが、サルは初めて。
三浦半島のサルは人馴れして、車の観光客からエサを貰ったりしていますが、
こちらのサルは野生そのもの。
でも、車が途切れるのを待って、さっさと渡る所など、結構賢い。
■ 海の家でエネルギー補給 ■
鴨川には11時に到着。
海水浴場は、もう結構な賑わいです。
太海の笹寿司さんで昼食にしようかと思っていましたが、
やはり夏は海の家で、ビキニを肴に一杯と行きたい。
液体燃料を補充して、一休みしたら、再出発です。
■ 多彩な表情を見せる房総の海 ■
ここからは海沿いを、ひたすら潮風を全身に浴びながら走ります。
(自転車が錆びそう・・・)
外房の海岸線は、岩場があったり、砂浜があったり変化に富んでいます。
岩場を堀り抜いて作られた古い船溜りは、今では子供専用プール。
白浜を越えれば、房総最南端の野島崎までは後一息。
■ 厳島神社のイチモツに仰天 ■
野島崎には厳島神社があります。
そこで、こんなモノを発見。
デカイ・・・。
なんでも、イチモツを擦るとご利益があるとか。
子宝と金運。
そりゃ、まあ、キンが付いてますから・・・・。
当然、全力で擦ってしまいました・・・。
■ 野島崎灯台に登る ■
野島崎までは浦安から136Km。
ここまで平均時速は、26Km/h
今回、初めて野島崎灯台に登ってみました。
結構階段がキツイのね。
最後は、ほとんどハシゴみたいな鉄の急な階段です。
これはナーンダ?
実は、灯台の回転部分でした。
光源は250Wのメタルハライドランプ。
体育館の天井の照明と同等で、ナーンダって感じもします。
昔は大型の白熱電球を使用していたので、それなりの迫力だったのでしょう。
でも巨大なフレネルレンズで集光して、遠くまで光が届きます。
野島崎灯台が出来たのは1870年。
上の礎石は、フランス語でした。
その後、関東大震災で壊れ、現在の灯台が再建されます。
その真っ白な容姿で、日本屈指の美しい灯台と言われています。
■ 眼前には太平洋!! ■
これが房総最南端の石碑。
そして背景に見えるのが、野島崎灯台。
そしてこれが太平洋。
■ 海女祭りが開催されていました ■
野島崎灯台の広場では、第49回の「海女祭り」が丁度開催されていました。
厳島神社の神輿も繰り出しています。
漁師町の神輿だけあって、担ぎ方は「行徳担ぎ」と似ています。
写真は「サシ」という担ぎ方で、全員で神輿を高く掲げます。
この他には「モミ」という、神輿を腰高でユサユサ揺らす担ぎ方もしますが、
厳島神社の神輿の「モミ」は、横棒方向に波の様にウェーヴさせます。
流石は海の男たちの神輿です。
■ NHKが「海女ちゃんコンテスト」の取材に来ていた ■
NHKのカメラが居るなと思ったら、ステージでは「海女ちゃんコンテスト」が始まりました。
司会は「ベイFM」でお馴染みのKOSAKUさんでした。
彼のライフワークであるゴミ拾い大会が午前中に開催され、
本日は南房総市の市長さんと助役さんもゴミ拾いに参加されたとか。
され、「海女ちゃんコンテスト」は子供の部から始まりました。
恥ずかしがり屋さんや、醒めた子が多い中で、5歳の子の元気さが光ます。
ドーモ君と記念撮影で大満足の出演者。
ところで、ドーモ君って喋るんですね。ビックリしました。
尤も、「ドーモドーモ」しか喋りませんが、
クイックなスピンターンなども披露して、意外にアクティブな一面を見せていました。
祭りは、この後、「海女ちゃんコンテスト」の大人の部、
そして、ハイライトである夜の「海女の海中大遊泳」へと進みます。
「松明を手にした海女さん達が、夜の海を泳ぐんだよ。」と帰宅後、家内が教えてくれました。
彼女と子供達は、以前、千倉に引っ越した保育園の先生の家に遊びに来た時、
このお祭りを見ていたのです。(初耳だぞ)
■ 東京湾の入り口、須崎灯台を超え、館山へ ■
海女祭りで、屋台で一杯引っ掛けてしまったので、
後は館山駅までノンビリ走ろう・・・そう思ったのですが・・・
結構脚も残っているし、浜辺の道は車通りも少なく快適です。
27Km/hをキープ。
東京湾の入り口の須崎の灯台には、遠くから眺めるだけにします。
ここからは、館山湾が一望出来るはずなので、次回の楽しみに取っておきます。
館山城が見えてきたら館山駅も直ぐです。
脚が少し残っているので、浜金谷あたりまで行って、
200Kmにチャレンジしようかと思ったのですが、
車が渋滞しているので、断念。
館山駅で本日のサイクリングは終了。
165Km 平均時速は26.1km/h
薄曇で、涼しくて、最高のサイクリング日和でした。
ちなみに、昨年の海女祭りの動画を発見したので紹介します。
[[youtube:oZAWwZ1bWh4#at=486]]