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お菓子を焼くこと、映画を観ること、猫!
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職人気質

2014-05-15 | 日記
先日、留袖ドレスを筋消ししてもらうために洗い張り屋さんに置いて来ました。
このお店(で良いんでしょうか?)道路に面した日本家屋で、ガラスが入った引き戸の向こう、綺麗な着物が掛かっていて、その下の作業台を挟んでご夫婦が向かい合ってお仕事をしています。
その様子が穏やかで、通るたびにチラと見ずにはいられないんですよね。

昨日引き取りに行きました。
結果から言うと、残念ながら筋消しはできませんでした。

「何度かやったのですが、取れませんでした」と残念そうな表情でした。
置きに行った時に対応してくれたご主人が「もしかしたら取れないかもしれない」とおっしゃっていたので、仕方ないと思いました。

今回対応してくださった奥様に、支払いをしようとしたら「できなかったのですから、お代は結構です。」とおっしゃる!
「いえいえ、手間をおかけしたんですから、そのお代はお支払いします」と言うと、奥(ご主人様が居る方)を指して「職人ですから」とおっしゃる。
プライドなんですね。
お気持ちをありがたくいただき、支払いせずに帰宅しました。

ドレスについた筋は消えなかったけど、一本筋が通った職人さんに出会えてとても嬉しかったです。
筋は、場所によってはあっても良い!あった(通っていた)方が良い!ではありませんか!

ドレスの筋、実はワタクシは気にしていないんですわ。
ドレス全体に付いた縦の筋はほとんど見えないし、襟元の横筋にしてもショールをすれば全く気になりません。

この筋を気にして「筋消しをしてもらいなさい」と言った叔母も「職人気質」の人ですわね