ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

サンマルツァーノの時代

2012年07月21日 | 食材の話

Photo クアトロの父が子供の頃、まだ家には井戸があった。
夏には、井戸の桶にトマトを入れて井戸水に浸けておく。
引き上げて食べるトマトは冷えてみずみずしくて美味しかった。
日本の昔のトマトは果汁が多く、それがトマトの美味しさだった。
マクドナルドが日本にやって来ると、日本のトマトが変わる。
スライスしてハンバーグに挟めるように、果肉が重要になる。
今は、フルーツトマトが全盛で甘いトマトが人気。
糖度が何度と云うのが自慢になる。
そして、これからはイタリアントマトかもしれない。
加熱することにより甘みと旨味が凝縮され、トマトソースにして食べるサンマルツァーノの時代だ。
イタリア・ナポリの名産だったサンマルツァーノを柏の石川ファームが栽培に成功。
そのフレッシュのサンマルツァーノから作るトマトソースは格別に旨い。

数十年後、孫が話すかもしれない。
「私が、子供だった頃、まだクアトロと云うイタリアンがあって、夏になるとフレッシュのサンマルツァーノから作ったトマトソースが食べられたの」
「今では、普通だけど、まだ日本じゃ珍しかったのよね、美味しかったわ」

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夏はタリアテッレ

2012年07月20日 | パスタの話

Photo クアトロの夏の定番“ポモドーロ・プレミアム”がいよいよ発売開始。
柏の石川ファームが作るイタリアン・トマト“サンマルツァーノ”のフレッシュから作ったトマトソースが決めてのパスタだ。
サンマルツァーノのこくのある旨味と甘みが暑い夏には、格別に旨い。
そして、サンマルツァーノのソースを絡めるのは、麺打ち職人クアトロの父が打つ“タリアテッレ”だ。
モチモチとした食感と、トマトソースとの絡みの良さは生めんならではだ。
イタリア北部ではタリアテッレと呼び、南部ではフェットチーネと呼ぶ。
どちらも“切る”といったような意味だ。
平たく伸ばした麺生地を細切りにしたものということだ。
今年の石川ファームのサンマルツァーノの出来も上々、これに負けない手打ち麺に取り組むクアトロの父である。

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夏はカッペリーニ

2012年07月19日 | パスタの話

Photo_2 一気に夏が押し寄せてきた。
こう暑いと食慾も失せる。
こんな時には、冷たいパスタを食べたいものだ。
クアトロの「ワサビカブと特上ウニの冷製パスタ」はもう食べただろうか。
ワサビカブの柔らかな辛味と、ウニの豊潤な旨味と甘み。
その取り合わせの良さは格別だ。
そして、カッペリーニと云う細麺の食感も冷製にすると際だって旨い。
カッペリーニとはイタリア語で髪の毛と云う意味だ。
英語では、エンジェル・ヘアーになる。
その細麺を茹でてから冷水で冷やすと、歯ごたえがしゃきっとして喉ごしも旨い。
細い分、ソースをたっぷりと絡めてくれるのも美味しさの一つだ。
カッペリーニを使った冷製パスタの新作も発売予定のクアトロだ。

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少名彦とおてんば少女

2012年07月18日 | 個人的な話

Photo_2 墨江少名彦(すみのえのすくなひこ)という水の精は水の源からやって来て、海を目指して旅をする。
水上あたりで生まれたのだろう、少名彦は利根川を下り銚子から太平洋へと長い旅している途中に、ちょっと寄り道をした手賀沼。
それが間違いだったのだろうか、手賀沼から地下道に迷い込み流山水辺公園に湧きだした少名彦。
ここで、ひとりの少女に出会う。
クアトロの孫娘でかなりのおてんば少女だ。
まだ二歳にならないこの少女は夏の水遊びは初めて。
水を怖がっていた少女だが、少名彦に出会うといつしか打ち解けてはしゃぎ回る。
少名彦は、少女と戯れ、坂川へと流れていく。
やがて東京湾へと向かう。
少名彦は、寄り道をしたために、かなりのオーバーワークだ。
少女の笑顔で幾分疲れはとれたのだろうか・・・。

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ブドウ品種の個性を学ぶ

2012年07月17日 | ワインの話

Photo_2 クアトロでおすすめの魚料理を食べる。
マナガツオのグリルを勧められる。
さて、ワインを合わせたいがどうするか。
マナガツオならば、ハーブのような香りが特色のソーヴィニヨン・ブランだろうか。
グリルの香りに合わせてシャルドネだろうか。
そもそも、ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネって、どう味が違うの。
ここで、クアトロの四大ブドウ品種特集を活用する。
ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ両方グラスで注文してみる。

クアトロでおすすめの肉料理を食べる。
リブ・ステーキを勧められる。
さて、ワインを合わせたいがどうするか。
しっかりとした肉の味わいには、やはりカベルネ・ソーヴィニヨンだろうか。
脂の旨味に合わせて、渋みの少ないメルローだろうか。
そもそも、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローって、どう味が違うの。
ここで、クアトロの四大ブドウ品種特集を活用する。
カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー両方グラスで注文してみる。

解っているようで、解っていなかったかもしれない、四大ブドウ品種をクアトロで学習しておこう。
クアトロの父も、偉そうなことを云いながらも、もう一度勉強しています。

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