母の日に用意した「特上ウニのペペロンチーニ」。
母は強かった。
その特上ウニのペペロンチーニが昨日はとても良く出た。
母の日くらい贅沢させてあげたいとという家族の気持ちだろうか。
そのクアトロのシェフこだわりの逸品と云う特上ウニのペペロンチーニが運ばれてくる。
2400円のパスタだけあって、旨そうなウニがたっぷりだ。
パスタ全体が濃厚ウニ色だ。
そして、ニンニクの香りが食欲をそそる。
クアトロの名物パスタにウニのクリームソースもあるが、どうして特上となるとペペロンチーニでなくてはならないのだろう。
シェフのこだわりと謳っているが、その答えは間もなく解明した。
そう、食べてみれば解る。
特上ならばこそのウニの甘みと濃厚な旨みが、ニンニクと唐辛子と云うシンプルな味付けでこそ引き立っている。
旨みの相乗効果が口の中で踊っていると云う感覚である。
お母さんも家族も納得の美味しさだ。
そして、今日も特上ウニが入荷。
母の日と同じ「特上ウニのペペロンチーニ」が今日も食べられます。
母の日の喧噪が終わった静かなクアトロので、特別な日でなくとも美味しい「特上ウニのペペロンチーニ」に、ワインか日本酒をいかがでしょう。
山田洋次監督の「家族はつらいよ」。
お母さんが、急に離婚届に判子を押せと云うことから、家族が右往左往する話だ。
どこにでもあるような家族の話だからこそ面白い。
結局は、お父さんは判子を押すが、今までサンキューと云う一言を添える。
お母さんは、離婚届を破く。
気持ちを言葉にして欲しかっただけ。
もういいのよと云う結末。
中々、お母さんに感謝を伝えられないご家族には、クアトロがあります。
今日もたくさんの家族はつらいよのご予約をいただいております。
言葉以上に美味しいカルパッチョに、肉料理、チーズ色々にお母さん好みのワインやお酒を用意しています。
お母さんは、言葉以上に家族が揃って食事が出来て、後かたづけをしないでいいのが一番かも・・・。
「婿殿、明日は何の日がご存じでしょうね」
「は、いえ何の日でしたかね」
「母の日ですよ、もしやお忘れではないでしょうね」
「でも、秋に敬老の日のお祝いをしたではないですか」
「それはそれ、これはこれですよ」
「わかりましたよ、クアトロでまた鯛でも食べますか」
「そうそれ、それがいいですね」
『ヒデも余計な仕事をしやがって、すっかりばあさんは鯛好きになっちまった』
(ぼやく婿殿であるが、真鯛の神経締めがヒデの仕業という裏付けは取れていない)
母上も婿殿もラッキーなことに、クアトロには上物の天然真鯛が入荷していた。
桜の開花時期の天然真鯛は産卵を控えており最高に美味しい時期であり、桜鯛と呼び珍重している。
今日の天然真鯛は母の日頃が最高に美味しく、カーネーション鯛と呼びこれもさらに珍重されている。
(カーネーション鯛という名前の裏付けも取れていない)
クアトロのカーネーション鯛はとても目が綺麗である。
アイシャドーを書いたようにも見える。
これは、鮮度の良い証拠である。
(目の回りが青光りしている鯛は鮮度が良いという話は裏付けが取れている)