湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆ミヨー:弦楽四重奏曲第1番

2017年03月23日 | フランス
◎ペーターゼン四重奏団(capriccio)CD

これは快演。鋭い表現で同曲の叙情性よりも前衛性を抉り出し、高い技術をもって完璧に再現してみせている。メロディ重視を公言していたミヨーの魅力は叙情的な部分に尽きる、とは思うのだが、ここまでメカにてっしてスピード感溢れる音楽を演じてみせてくれると、こういう聴き方もできるのだなあ、と曲自体の評価も変わってくる。線的な書法で楽器同士の絡みが弱いミヨー初期カルテットではあるが、ここではそういう弱みもまったく気にならない、1番の演奏としては第一に推せる。

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2 Comments

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Unknown (Unknown)
2011-07-20 14:39:31
結構いい曲だなと。
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これはよい。 (田豊)
2011-07-20 00:42:33
カプリッチョは何気に良いものが出ているのですね~、ルクーも良い。

紹介を信じて正解。
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