湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

☆アイヴズ:管弦楽組曲第2番

2018年02月11日 | アイヴズ
○ストコフスキ指揮ロンドン交響楽団、合唱団(LONDON)CD

ライヴ記録もCD化されているが何種あるかは確認していない。ストコフスキのアイヴズは音響的な広がりはすばらしいがさほど恣意的な方向付けをしないので、アイヴズの拡散性が際立ち茫洋とする感がする。2、3曲目のほうは管楽器など横の長い音符が多いせいか鈍重で、合唱もそれに輪をかけて重くしてしまっている。反面「偉大な祖先たちの森」はアイヴズ得意の金属打楽器を多用した心象的な音楽で、これはストコの色彩的処理が素晴らしく反映された名演。何よりこのステレオ録音の状態が素晴らしい。アイヴズには特有の乾燥した部分と暑苦しい部分があって、前者においてはかなり「冷えた音響」が目立つ。冬には向かない。しかし、夏にはまるで風鈴の鳴る縁側にいるような感覚すらおぼえる印象的な表現があり、1曲目はまさにそういう曲、この演奏で涼んでください。2,3曲目は後者です。暑苦しい!

※2007-07-28 15:03:24の記事です

Comments (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆ヴォーン・ウィリアムズ:あ... | TOP | バーバー:カプリコーン協奏曲 »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
神奈川フィル (けん)
2007-07-29 22:00:36
なんやの、あのコンマス。
誰も注意しないのかなぁ。
それに弾くのがいやならやめればいいのに。
あんなひでぇ面して無理して弾く事もねぇのになぁ。
楽しいベト1が実につまらん。
と全然違うレスをしました。
返信する
アイヴズにベトの話題は (管理人)
2007-07-29 23:04:54
さすがにアウトです(笑
とくにベト1は完全に守備範囲外です。。

演奏だけをなりわいとするのも大変だなあ、と最近つとに思います。アマチュアが無責任で蒙昧でも許されるし怠惰で楽です。コンミスコンマスになったとしても、メインの活動でソリストになれないならいっそやめてまえ、という人が多いのもわかります。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | アイヴズ