つれづれなるままに  342 「本当に大切な知能は老いて高まる」

2007-09-19 17:37:21 | 雑記
昨日の講義は「認知症にならないために]と題して札医大の池田教授による講演でした。介護保険の要介護、要支援1~5の認定者の内、約半数に軽重の差があっても何らかの認知症の病状があります。そしてまた認定者数380万の内、200万人が65歳以上の方だそうです。
年を取ると物忘れが多く「名前が出てこない」「何をしに行ったんだっけー」などと、これは脳の老化の一つで自然の事、物忘れている事に自分自身気が付いていますし、生活上での支障はありません。
しかし脳の萎縮や脳血管性障害で認知症になると、体験や出来事の記憶が全て失い、忘れる事すら忘れてしまいます。
これらを予防するには常に言われているように、五感を働かせる、また脳の刺激となる手足、身体を動かし、人とのコミニュケーションを取り、過度なストレスを避けるこれだけで、少しは認知症を遅らせることが出来るようです。
また脳の神経細胞は細胞の数ではなく、それらの細胞がいかにうまく繋がっているかが大切で「老いても神経を使う事によって新しく生まれ変わる」、「本当に大切な知能は老いて高まる」そうです。これからでも遅くはありません。
読書・ゲーム・パソコン等の知的活動、踊って歌って余暇活動、魚、野菜なんでも食べましょう、酒はワインが最適とか、でもほどほどに、運動だって、ウオーキングでも毎日同じ道はやめましょう、体が道を覚えて、脳が働きません。ウオーキングコース毎日違う道を。おしゃべりしましょう。女3人寄れば姦しい、とこれも最高、しかしストレスにならない程度のおしゃべりを。
ご主人が入院してしまった彼女、「一人は寂しい」、いつも喧嘩が絶えなかったけれど、おしゃべりが出来た、話が通じなくても、いつも声を出していた。一人はしゃべる事がない・・・・・。電話で呼び出しがかかる、女二人長電話「敬老の日」食べた温泉旅館の「釜飯」「男性郡食べないので、ビニール袋にどっさりと頂いてきたから取りにおいで」との事、私も、のこのこ出かけ「大丈夫、食べれるの」と口にほおばりながら、しばし、おしゃべり、お付き合いを。