つれづれなるままに 383 「トドはばんざい エゾセーフ」

2007-11-24 22:38:31 | 雑記

コメントいただいた、むっちゃんへ

回答です

トドとは「トドマツ」の事で枝がやや上向きについています。これは枝が万歳をしているように見えるところから言われ、エゾマツとの見分けが判りやすくなっています。

トドマツは北海道では最も重要な木材で、クリスマスツリーはヨーロッパでは、もみの木ですが、道内ではトドマツを使います。正月の門松、割り箸などに使われている北海道を代表する樹木です。 

             

 

エゾとは「エゾマツ」の事、傘型で枝はやや下向きにつきセーフと言っているかのように見えます。これも北海道では重要な木材、内地で言うと杉、檜のような木材に当たります。アカエゾマツ、クロエゾマツとありますが、アカエゾマツの方が生育環境の厳しい所に生えているため硬い木材です。ピアノの響板、ピアノ、オルガンの鍵盤、バイオリン、チェロの甲板材に使われています。

 

 

この「読み札」は道東を旅すると必ずガイドさんがお話します。私も何回か耳にしました。是非、北海道、お訪ねください。北海道の木は針広混交林、至るところで見ることが出来ます。


つれづれなるままに  382  北加伊道カルタ

2007-11-24 11:56:04 | 雑記
先日、遊ぶたびに「北海道」が好きになる「北加伊道カルタとは」と題して講演を聴きました。
豊かな自然に恵まれた北海道の暮らし、先人が残した文化、習慣、産業、技術を後世の子ども達に伝えていきたい、そんな思い出作られたカルタのようです。

昨日賑やかな小4の孫がやってきました。外遊びは寒いしと友と、先日講演会のあとにそのカルタを買い求めていましたので、早速遊ぶ事にしました。まずカルタに一通り目を通すように言いました。カルタに読み込まれている北海道の産業、人物、国土、産業のことを話題に触れ、絵札をみながら、知っている事を話して聞かせました。私達には当たり前の「読み札」ですが子供には興味があるようでした。ここに、紹介させていただきます。

  あ・ 赤い人 かがり火のした道路を拓く
  い・ 稲作を 北に広げた中山久蔵
  う・ 梅、こぶし、桜がいっしょに春告げる
  え・ 蝦夷共和国 初代総裁 榎本武揚
  お・ 大はしゃぎ 子どもも大人も雪合戦

             か・ 開拓の 始めは豚と一つ鍋
             き・ 銀の滴 降る降るまわりに
             く・ クラークの 思いを伝えるモデルバーン         
             け・ けあらしの イ・シカラ・ペツの屯田兵村
             こ・ 「国境」をひらりと越える 渡り鳥

  さ・ サロマ湖の 夕日に映える原生花園
  し・ 静かなる大地ににじむ アイヌの歴史
  す・ スコッチ 琥珀の輝き 竹鶴とリサ
  せ・ 石炭を 運んだ義経 弁慶号
  そ・ その昔 鯨捕れたと 汽笛ほえ

             た・ 太平洋 オホーツク海 日本海
             ち・ 地図の北 その名を残す 間宮林蔵
             つ・ 土うねる 花緑うねる 丘のまち
             て・ 天からの 手紙とどく宇吉郎
             と・ トドばんざい エゾセーフ

  な・ 南極探検 タロとジロ
  に・ ニシン、サケ、ホッケ、タラ、カニ、イカ、サンマ
  ぬ・ ぬくい ぬくまる 温泉天国
  ね・ 願いこめ 移り住む国 北の故郷
  の・ 野付湾 シマエビ漁の 打たせ舟

             は・ 花咲く礼文 そびえる利尻
             ひ・ 氷点の 街並みこえて 大雪山
             ふ・ ブナの北限 黒松内
             へ・ 平和の架け橋 新渡戸稲造
             ほ・ 北加伊道 名付け親は 武四郎

  ま・ まっすぐに 伸びる麦穂も日本一
  み・ 湖と 森を伝える一歩園
  む・ 昔を語る 北の縄文
  め・ 名優はぐくむ シネマの大地
  も・ 毛利さん 宇宙から見えたね 防風林

             や・ 炭鉱が支えた 日本の復興
             ゆ・ 雪虫の 舞う季節だね ナナママド
             よ・ 羊蹄の 頂き高し 有島農場

  ら・ ラムサール 登録湿地に ツルの舞う
  り・ りんごに玉ねぎ ジンギスカン
  る・ ルンペンや だるまを囲む 北の冬
  れ・ 煉瓦積み 今に伝わるまちづくり
  ろ・ ロシアとの 路を拓いた 高田屋嘉兵衛
  
             わ・ 輪のなかで はじけるストーン カーリング

もっともっと沢山の「読み札」の候補があったと思います、その中から、みんなが知っているものを44枚に収める制作に5年の歳月がかかったそうです。今年のお正月はこのカルタで子供たちや孫と楽しんだらいかがでしょうか。