つれづれなるままに  1010 3月3日

2010-03-03 10:04:02 | 季節感

中国から奈良時代に伝来した5節句、1月7日は人日・3月3日は上巳・5月5日は端午・7月7日は七夕・9月9日は重陽、縁起の良いと言われている奇数の重日です。

平安時代の宮廷で女性達が遊んでいた人形遊びや紙などで作った子供の厄を流す流し雛など中国の風習が日本に伝わりそこから生まれました。庶民が雛人形を飾るようになったのは、江戸時代、娘の幸福や健やかな成長を願ってひな祭りが行われるようになりました。

女の子が生まれたら奥さんの実家でお雛様を用意、男の子が生まれたら旦那様の実家から端午の節句一式、あるいは兜と誰が決めたのかそう言われています。

                                   我が家のお雛様も40年前のお雛様

       

       道行く人の為に窓辺に・・ダニーちゃも一緒、見えますか。毎年仙台から送られてくるお雛様かまぼこ、食べるのがもったいない。

     

子供の頃、お雛様の時は4姉妹全員着物を着せられ、お雛様の前で記念撮影、お正月に飾った紅白の菱餅のあられを炒って食べ、またいつもクルミモチがお膳に載っていました。

姉が生まれた時、祖母があつらえたお雛様はもう75年以上経ちます。8段飾りでその脇には3段飾りの豪華なお道具が並んでいました。4人姉妹、そのお道具で「おままごと」などして遊びました。まだ一般家庭にはお雛様がそんなに普及していない時代、お友達を呼んで母の手作り料理を食べながら「ひな祭り会」も楽しみの一つでした。

そのお雛様も久しく見る機会がありません、実家では飾ることがなくなったと言うお雛様、今度、実家に戻った時、取りだして飾ってみようかと思います。ねずみに食われていなければいいですが。