十勝鹿追町、鹿が多く生息している6000人余りの小さな村、途中鹿の一団に遭遇、然別湖も鹿追町だそうで、小さな丘に連なる規模の大きい牧場風景、陽だまりの雪解けから顔をだしたグリーンの牧草がまだ寒々として、あと1ヶ月もしたら、まばゆいばかりの牧草風景を見ることが出来ることでしょうか。
今回は、新しい一眼レフのデジカメは持参せず、いままでのデジカメ、4月から再開する版画の題材を求めての旅でもあり、絵の才能のない私にとって、どんな構図にしようかと、思案しながら雪景色、画用紙はみな真っ白け、その中に、ポツポツと残る、デントコーンの茎、これなぞ1番彫りやすいし簡単などと、笑われながらの旅でもありました。
ホテルまでの道すがら北海道を代表する画家、神田日勝の代表作を殆ど納めている記念美術館、また嘗て神田日勝が住んでいた住居跡などを見せていただき然別湖へと、今回は湖側と言うこともあり「風水」に泊まりましたが温泉宿は2件のみ、今1番お客様が少ない静かな時、2月は台湾からの団体さんで混んで賑やかだったとか、今回は私達のみ貸切のホテル、これが最高のおもてなしだったのではと思いました。ホテルは易たる所にタイル焼きの大きなオブジェが飾られ、湯は鉄分を含んで源泉100%の賭け流し、湖に手が届きそうな露天風呂、湖水の中遠くぼんやりと霞む水上露天風呂、贅沢なひと時を味わっていました。