戸隠神社からバスで1時間ほどで善光寺門前で降りました。7年に一度の御開帳、善光寺の御本尊は直接お姿を拝むことができない絶対秘仏とされていますが、七年に一度、御本尊と同じ姿をした前立本尊を公開するのが「御開帳」です。
今年はコロナ禍で延長6月26日までとか、観光客で溢れていました。
仁王門・・額の「定額山」は善光寺の「山号」です。
門の左右には彫刻家・高村光雲とその弟子米原雲海の作に仁王像が立っています。
参道を進んでいくと「六地蔵」仏教の地獄・飢餓・畜生・阿修羅・人間・天を担当して修生の苦しみを救ってくださる尊い地蔵様です。
右端の地蔵様は片膝を立てていますが・・少しでも早く助けたい・・との気持ちからだそうです。
山門(三門)二層入母屋造りの門は高さも間口も20mで、
サワラ板を用いた栩葺屋根(とちぶきやね)に平成19年復元されています。
本堂・・宝永4年(1707)に再建された、江戸中期を代表する仏教建築で高さは約29m、
間口が広く、間口24mに対して奥行きが54mもあります。
立っているのが「回向柱」
公開された前立本尊と結ばれた金糸は5色の糸なって伸びていき、途中で白い「善の網」となって回向柱に結ばれています。
回向柱のどこか一面に触れることで、前立本尊とつながり、功徳が得られると言うことです。
一度目は多くの人が並んでいましたので・・私たちは夕方5時近くに再度、功徳を頂きに行きました。
歴代の回向柱です。前回の御開帳で立てられた回向柱は御開帳終了ここに移されています。
現在一番古いものは昭和36年の物、古いほど低くなり、一番古いのは30cmほどになっていました。
善光寺大勧進 善光寺に関する資料館
経蔵・・内部では仏教経典を綱羅した「一切経」を収めた八角のを回すと
「一切経」すべて読んだことと同じ功徳が得られるそうで、皆さんの健康を祈りなから、八角えを回してきました。
本堂は撮影禁止・・本堂に入るのに2時間待ちとか・・ここも夕方再度訪れてどうにか時間内に滑り込み、外陣・内陣・内々陣、
もちろん本堂の真下を歩いて錠前に触れる、お戎壇巡り、真っ暗な回廊を約45m、
御本堂の真下にある「極楽の錠前」に触れると極楽浄土を約束されるそうです。
夕方5時には本堂に向かって最後のお勤め御導師様が通ります。
3日目帰る日です。特急で長野市から松本に戻りました。目的は草間彌生の作品を見るためです。
草間彌生さんは松本市生まれ京都市美術工芸学校絵画家、幼いころから幻覚や幻聴に悩まされ、見るものすべてが水玉で覆われてしまう、犬や花が人間の言葉で話しかけてくる恐怖から逃れるために絵を描いているうちにおそれや悩みが消えた、この代表的なモチーフである水玉、これによって恐怖を克服することができたそうです。
1929年生れ 現在93歳・・現在も精力的に活動を続けているそうです。
代表作 かぼちゃ パンプキン(室内撮影はこれのみ)
瀬戸内海の直島のシンボルとして屋外作品親しまれていた黄色いかぼちゃが昨年台風で破損してしまい現在撤去されているそうですが、
元の姿に戻ると良いですね。室内で見るよりも島・・「海景」というテーマ・・海を背景にまた違った作品に見えるかもしれません。
自動販売機・ごみ箱すべて、草間さんのサイン入りでした。
2泊3日の旅も無事終わりました。姉妹旅行で訪れる場所でしたが、2回も計画はしたものの、台風やコロナ禍、3年目にしてやっと訪れることができました。
北アルプス、南アルプスの山々は見ることは出来ませんでしたが、次回は山々を見るメイーンの旅にと思っています。
帰ってもう一数間ほどたちます。その間家の花は今が盛り、今度は我が家の花ですね。
今日は気温17度、雨‥寒くて着込んでいます。明日は29度とかどうなるのでしょうか。