1970年代に放映された「あらいぐまラスカル」により、ペットブームが起こりました。一時期数万頭が輸入されましたが、最後は自分の育った山に帰るのが一番幸せと言うストーリー野山に放し、そればかりではありません、飼い主が持て余し、野山に次々と捨てられました。その結果、特に北海道の酪農地帯のコーン、スイカ、メロンが食い荒らされ被害が拡大、ペットが野生化し、夜行性のため手がつけられなくなってきています。
もともとは北アメリカが原産の動物ですが、近年、野生化が進み市街地にも出没し始めました。アライグマは優れた学習能力を持ち、鋭敏な手先を器用に使い檻などのカギをはずしたり、ドアを開けたりと自由自在。
私の住んでいる札幌市内、住宅街とは言えまだ空き地があります。皆さん方家庭菜園を楽しんでいます。トウキビ、トマト、きゅうり、なす、ピーマンなど手軽に、私も我が家の近くの畑に少しばかりの野菜を植えています。つい最近トウキビが実り始めた頃から、トウキビが起用に皮をはぎ取られ、食い荒らされだしました。最初はきつねかなと思っていましたら、なんとアライグマだそうで、起用に手でもぎ取り皮をはぎ食べています。まだもう少しと色づきを待っていた青いトマト、いつの間にか食べられ、捨てられて残骸が無残にも転がっていました。
近所の農家の方の話では今年はアライグマのみならず熊も出てきているとか、朝方仕事に出ると、熊の足跡や糞などが落ちていて一人での農作業は恐ろしいとの事です。
札幌市内、定山渓温泉が近いとは言え町の中、国道沿いに面していますが、まだまだ自然がいっぱい残っている証拠でしょうか。こんな近くにアライグマが居るとは、思いませんでした。
最初は1~2本でしたが、この2~3日で実の入ったトオキビ、ほとんど食い荒らされて、トウキビもトマトも熟すまで待てなくなりました。アライグマと競争です。毎晩通って来ているのでしょうか。テントでも張ってどうやって食べているか見てみたいですね。お座りして両手で抱えて食べているのでしょうか。
アライグマは狂犬病の主要媒体とかアライグマ回虫症の恐れがある言います、アライグマの触ったトウキビ、トマトなど熱湯消毒、・・それにしてもどれに触れたか分かればいいのですが。今夜も夕食に真夜中やって来るのでしょう。
色づいたばかりのトマトもまだ熟成中のトウキビもアライグマさんには申し訳ありませんが収穫してきてしまいました。 今夜の夕食はないかも。