rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

軽いお金と重いお金

2013-01-03 01:23:33 | 随想たち
お金には、軽いお金と重いお金がある。
今日、子供たちがもらったお年玉は、重いお金だ。
とても重いお金だ。
大人たちが、懸命な労働の対価として得たお金ということだ。
そのことを、子供たちはまだ知らない。
実感するのは、自分が働いてお金を得たとき。
でも、働いて得たからといって、その全てが重いお金であるとはいいがたい。
労働と、それに見合った対価としてのお金の査定と配当率は一定ではなく、基準は設けられてはいないから。
そして、軽いお金はいたるところにある。
軽いお金は、もともとのお金の意味合いを失い、人間社会を狂わせる道具に変貌した。
きっと、お金が誕生して間もなくに、こうなったのだと想像する。
だとしても、お金と言う便利なものをもう手放せないだろう。
できるならば、子供たちよ、君らはが扱うお金は軽いお金であってくれるな。