今朝のヨーグルトは、フレッシュマンゴーをたっぷりとのせたもの。
昨日の買い物で、生鮮食品コーナーの見切り品のワゴンの中に、大きなタイ産のマンゴーが2個と、アボカドの詰め合わせにイチゴやオレンジにミカンなど、いろいろ置いてあった。
2つ並んだマンゴーが、私の気を惹いた。
よく見てみると、果皮にまだ張りと艶があり、そんなに鮮度が落ちていると思えない。
398円の半額199円、子供たちにまるごとのマンゴーを体験してもらおうと、1個だけ買ってみた。
マンゴーと一緒にいたアボカドとオレンジも「連れていっておくれよ」と訴えているようなので、気前よくカゴに入れてみた。
そして今朝、自分でも初めてのまるごとマンゴーのカットに挑戦した。
マンゴーの種は、大きく平べったいのが一つ入っているはずなので、包丁を平たい正面からぐるっと反対まで回しいれる。
それから、縦の中ほどにもぐるりと切れ目を入れ、次いで側面も一周してみた。
果肉が柔らかいので、アボカドのように真ん中の種を中心に回し取ることができない。
正面4分の1を軽くひねり取ってみる。
美しくはないけれど、果肉が離れた。
その要領で全て取り、皮を下にして賽の目に切れ込みを入れて、皮と実の間に包丁を滑り込ませて果肉を分離する。
種の周りに残る果肉は、きれいにそげ落とした。
それらをヨーグルトにのせ、顆粒状の砂糖をパラりとふりかけて出来上がり。
トロピカルフルーツヨーグルトの完成だ。
ちょっとリッチな気分の朝の一品。
”絵”は、半ば食べてから気がつく性分なので、艶やかでみずみずしいイエローオレンジのマンゴーの果肉が白いヨーグルトの上に盛られ、白の顆粒状の砂糖がふられているところをご想像いただきたい。
マンゴーを解体した後の、大きく平べったい種を子供たちに見せたら、大いに驚いていた。
これもマンゴーを買ってよかったと思ったことのひとつ。
二度楽しめた。
さて、このマンゴーヨーグルトを食べている家人がぼそりと申すには、「柿の味と乾いたネコチッチのにおいがする。」のだそうな。
確かに、熱帯の咽かえるような植物たちの世界が原産のマンゴーは、自己アピールのためにも目立つ色と匂いを供える必要があったと想像に難くない。
猫のマーキングに使用するあの液体”ネコチッチ”には、個体を示す独特の匂い成分とメスを惹き付ける独特のフェロモンが含まれていようから、マンゴーの匂いと共通する部分があってもおかしくはないだろう。
それにしても、この言い表しようには、ときどき引いてしまうのだな。
話はちょいと脱線するけれど、グルメリポートの言い表しの少なさには、我が家でいつも抗議の声が上がっている。
”あまい””柔らかい””口の中でとろける”ばかりじゃなくて、もっとわかりやすい例えをあげて細かいところまで表現して欲しいのがそうだ。
そうすると、マンゴーは「柿の味と乾いたネコチッチの匂い」となる。
家人は、こと”食”に関しては、人格が変わり饒舌になるのだが、最近中坊までもが何かとうるさくなっている。
「甘いだけの果物は好みじゃない」「小麦の薫り高いパンを食べたい」「お茶は、濃い目で、2番茶までしか飲みたくない」「さしのたくさん入ったピンク色の肉は、肉じゃない」「脂っこいものは舌が鈍る」などと、実に小うるさい。
だから、家人と食べ物談義が始まると、そこの空間だけ熱を帯びた空気で包まれているのだ。
かといって、食べ物を粗末にすることはご法度なので、目の前に出されたものは胃に入る分残さず食べる。
いろいろと語り感想を持つことは大いに結構、でも、”美味いもの至上主義”に囚われて食べ物への感謝の念を失っては、生き物としての道を踏み外すことになるので、くれぐれも注意しなければならない。
ああ、こんなにもいろいろと影響を及ぼしてくれた”見切り品コーナーのマンゴー”よありがとう。
きっと、遥々タイから運ばれてきたマンゴーは、食べられることなく朽ちて捨てられたくなかったのだろうな。
我が家できっちり食べつくしたから、マンゴーも浮かばれたに違いないと、そう思うのであった。
昨日の買い物で、生鮮食品コーナーの見切り品のワゴンの中に、大きなタイ産のマンゴーが2個と、アボカドの詰め合わせにイチゴやオレンジにミカンなど、いろいろ置いてあった。
2つ並んだマンゴーが、私の気を惹いた。
よく見てみると、果皮にまだ張りと艶があり、そんなに鮮度が落ちていると思えない。
398円の半額199円、子供たちにまるごとのマンゴーを体験してもらおうと、1個だけ買ってみた。
マンゴーと一緒にいたアボカドとオレンジも「連れていっておくれよ」と訴えているようなので、気前よくカゴに入れてみた。
そして今朝、自分でも初めてのまるごとマンゴーのカットに挑戦した。
マンゴーの種は、大きく平べったいのが一つ入っているはずなので、包丁を平たい正面からぐるっと反対まで回しいれる。
それから、縦の中ほどにもぐるりと切れ目を入れ、次いで側面も一周してみた。
果肉が柔らかいので、アボカドのように真ん中の種を中心に回し取ることができない。
正面4分の1を軽くひねり取ってみる。
美しくはないけれど、果肉が離れた。
その要領で全て取り、皮を下にして賽の目に切れ込みを入れて、皮と実の間に包丁を滑り込ませて果肉を分離する。
種の周りに残る果肉は、きれいにそげ落とした。
それらをヨーグルトにのせ、顆粒状の砂糖をパラりとふりかけて出来上がり。
トロピカルフルーツヨーグルトの完成だ。
ちょっとリッチな気分の朝の一品。
”絵”は、半ば食べてから気がつく性分なので、艶やかでみずみずしいイエローオレンジのマンゴーの果肉が白いヨーグルトの上に盛られ、白の顆粒状の砂糖がふられているところをご想像いただきたい。
マンゴーを解体した後の、大きく平べったい種を子供たちに見せたら、大いに驚いていた。
これもマンゴーを買ってよかったと思ったことのひとつ。
二度楽しめた。
さて、このマンゴーヨーグルトを食べている家人がぼそりと申すには、「柿の味と乾いたネコチッチのにおいがする。」のだそうな。
確かに、熱帯の咽かえるような植物たちの世界が原産のマンゴーは、自己アピールのためにも目立つ色と匂いを供える必要があったと想像に難くない。
猫のマーキングに使用するあの液体”ネコチッチ”には、個体を示す独特の匂い成分とメスを惹き付ける独特のフェロモンが含まれていようから、マンゴーの匂いと共通する部分があってもおかしくはないだろう。
それにしても、この言い表しようには、ときどき引いてしまうのだな。
話はちょいと脱線するけれど、グルメリポートの言い表しの少なさには、我が家でいつも抗議の声が上がっている。
”あまい””柔らかい””口の中でとろける”ばかりじゃなくて、もっとわかりやすい例えをあげて細かいところまで表現して欲しいのがそうだ。
そうすると、マンゴーは「柿の味と乾いたネコチッチの匂い」となる。
家人は、こと”食”に関しては、人格が変わり饒舌になるのだが、最近中坊までもが何かとうるさくなっている。
「甘いだけの果物は好みじゃない」「小麦の薫り高いパンを食べたい」「お茶は、濃い目で、2番茶までしか飲みたくない」「さしのたくさん入ったピンク色の肉は、肉じゃない」「脂っこいものは舌が鈍る」などと、実に小うるさい。
だから、家人と食べ物談義が始まると、そこの空間だけ熱を帯びた空気で包まれているのだ。
かといって、食べ物を粗末にすることはご法度なので、目の前に出されたものは胃に入る分残さず食べる。
いろいろと語り感想を持つことは大いに結構、でも、”美味いもの至上主義”に囚われて食べ物への感謝の念を失っては、生き物としての道を踏み外すことになるので、くれぐれも注意しなければならない。
ああ、こんなにもいろいろと影響を及ぼしてくれた”見切り品コーナーのマンゴー”よありがとう。
きっと、遥々タイから運ばれてきたマンゴーは、食べられることなく朽ちて捨てられたくなかったのだろうな。
我が家できっちり食べつくしたから、マンゴーも浮かばれたに違いないと、そう思うのであった。