rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

三つ葉をもらう

2013-01-08 10:23:41 | 食べ物たち
昨日、知人から三つ葉の大束をもらった。
両手指をあわせて輪を作ったほどの束。
多分、出荷基準外の三つ葉なのだが、鮮度は抜群だ。
若々しい黄緑がかって、パリッとした葉っぱに、白くしゃっきとした茎、香りも高く美味しそう。
お味噌汁に卵で三つ葉をとじた澄まし汁、三つ葉の卵とじに三つ葉のかき揚げ、三つ葉が主役の料理たち。
さてさて、どうして食べようか。

三つ葉の前には、違う知人から芹の大束をもらい、これは全て味噌汁にして食べきった。
油揚げと芹だけの、シンプルで贅沢な味噌汁。
食べる直前にパラリと七味唐辛子をふれば、彩と香りがさらに引き立つ。
季節の頂き物に、心から感謝しながら食べる幸せだ。

各土地には、それぞれの特産物がある。
自分では作っていないけれど、知人の好意で分けてもらい、その恩恵にあずかっている。
なんとありがたいことか。
芹も三つ葉も、産地以外ではこうもふんだんに食べることはできない。
時折もらう特産物に、自分の住んでいる土地の恵みを取り込んでいる実感を持つ。
地に根ざした生のあり方、これを忘れてしまってはいけないと、そう思うのであった。