今週初めにトレイルランニングに関する見出しがポータルサイトのトップページにありました。
埼玉新聞の記事を再掲したもので、大会開催やトレーニングで山に入る人が増え、経済効果は大きいものの
悪天候時に登山道が損壊
遭難者や滑落などで死亡者も発生
環境問題などから大会の中止や変更も発生
という問題があるという内容でした。
記事は事実を述べつつ課題を提起しているわけですが、何も知らない読者が読んだらネガティブなイメージを与えてしまっているかな?というのが個人としての印象です。
随分前に某局の情報番組で、「トレイルランナー=山の暴走族」といったシナリオありきの報道がなされ、大会を歓迎している地元側のコメントを恣意的に放送しなかったりして物議をかもしたことがあります。
埼玉新聞の記事では、主催者側がしっかりとマナー啓発指導を行っている旨のことも記されていましたから、真っ当な報道として評価できます。
埼玉県秩父は関東圏からハイキングや本格登山の方が多数山に入っていて、もちろんトレイルランナーにも好まれる山系ですから、ここでの報道はインパクトが大きいですね。
各大会は事前に荒れた登山道を整備したり、大会後にはクリーンアップのためボランティアランが行われたりと、他の利用者にも配慮した共存への取り組みをしっかり行っています。
今月、能登で開催された峨山道トレイルランは野生生物の営巣時期に配慮して開催時期を春から11月に移したように、各大会は環境への配慮も行っています。
二つあるトレイルラン関係団体も連携して活動を行っているし、山の健全な競技として認知されていくために少しでも貢献できるよう努力していきたいと感じています。
自分も間接的にコミュニティ活性化に関する仕事をしているので、各地の事例を身をもって体験し、地元の活性化に活かしたいと思っているので、いずれは運営ボランティアとしての参加もと考えています。