大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

魔法少女マヂカ・107『戦いすんで・2』

2019-12-02 11:53:34 | 小説

魔法少女マヂカ・107  

 
『戦いすんで・2』語り手:マヂカ 

 

 

 さすがに実戦はねえ……。

 ヘタレ八の字にした眉を小指で掻きながら言う。

 意図してはいないんだろうけど、こういう仕草が可愛いのは反則だ。

 同性で、なおかつ数百年の時空を生きてきた魔法少女でも、それ以上の追及ができなくなる。

 

 サムって分かるわよね?

 

 堂々とカオスのスパイと名乗って入ってきた栗色セミロングの美少女、サマンサ・レーガン。

 双子玉川のドラゴン退治には居なかった。

 太田道灌が救援を頼みに来た時には、たまたま居なかったんだけど、ひょっとしたら意識的に外していたんじゃないかと聞いてみたんだ。

 すると「さすがに実戦はねえ……」という返事をした。

 やっぱり意図的だ。

 いや、竜神戦に参加しなかったことがね。仕草が可愛いのは、サムの個性だ。

 

 じゃ、ブリンダに会いに行こう。

 

 ということで、調理研のメンバーで千駄木女学院を目指している。

 千駄木女学院はブリンダが交換留学生という触れ込みで入っている学校だ。

 竜神戦は、友里、ノンコ、清美の三人が、初めて素のまま参加したので時間がかかってしまい、北斗で出撃した時には、ほとんど収まりかけていた。

 つまり、ブリンダが一人で戦ったので「あんたら、遅いいいいいいいいい!」と機嫌を損ねている。

 そこで、サムの紹介と親睦とお詫びを兼ねて駅向こうの千駄木女学院を目指している。

「千駄木女学院の方が偉く見えてくる」

 日暮里の駅を超えたところで、ノンコが言う。

「なんで?」

「だって、私学だし、制服可愛いし、坂の上にあるしい」

「あたしらだって偉いわよ」

「そうかなあ」

「だって、あんたたち三人で、あのデカブツの北斗動かしてるんだもん。おっきさとか威力とかで言ったら『サクラ大戦』の霊子甲冑よりすごいよ、その機関助手なんだからノンコは、もっと胸張っていいわよ」

「ヘヘ、そっかなあ(n*´ω`*n)」

 ノンコは単純に喜んでいるが、秘密基地に来たことのないサムがノンコの配置まで知っているのは「!?」なんだけど、サムには邪気が無い。何百年も魔法少女をやっていると、なんとはなしに敵性オーラは感じるのだ。

「ほら、男子が見てるよ」

 ここらへんでは珍しい詰襟学生服の男子がすれ違いざまにチラ見していく。

「ノンコ、ちょっと先に行ってごらん」

「え?」

「実感できるからさ」

 素直なノンコは、テテテテと先に進んだ。

 すると、前から三々五々やってくる詰襟学生服たちが、チラチラとノンコに視線を向けているのが分かる。

 詰襟たちは、わたしらのことも見る。ノンコを見る目と同質なんだけど、最初に視線を感じるノンコは自分に送られているんだと思うだろう、友里と清美は『??』だけど、まあいい。女子高生の、ちょっとした遊びだ。

「でも、どこの男子校だろうね」

 冷静な清美が呟く。

 ポリ高のテリトリーは日暮里駅が境目なので、この辺に見慣れない詰襟が歩いていても、それほど不思議には思わないんだ。

 でも、わたしもサムも分かっている。

 詰襟たちは、わたしたちとすれ違ったあと、次々に姿を消していることに……。

 

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乃木坂学院高校演劇部物語・53『なり損ないの雪だるま』

2019-12-02 06:35:24 | はるか 真田山学院高校演劇部物語
まどか 乃木坂学院高校演劇部物語・53   
『なり損ないの雪だるま』  


 
「乃木坂の三人が来てくれたところなんですよ。ほら、このクリスマスロ-ズ。あの子たちが持ってきてくれたんです」

 お見舞いに持ってきたオルゴール(潤香とわたしが共に好きなポップスが入ってる)のネジを巻きながらお姉の紀香さんが言った。
「あ……!」
「え?」
「わたし、ここにタクシーで来たんですけど。地下鉄の入り口のところでキャーキャー言ってる雪だるま三人組……を見かけた」
「それですよ。まどかちゃん! 里沙ちゃん! 夏鈴ちゃん!」
 モグラ叩きを思わせるテンションで紀香さん。無性に、あの三バカが愛おしくなってきた。
 気がついたら、紀香さんと二人オルゴールに合わせて唄っていた。
「フフフ……」
 どちらともなく、笑いがこみ上げてきた。
「わたしも、いつの間にか覚えちゃって……いい曲ですね、これ」
「ええ、ゆったりした曲なんですけど、元気が出てくるんです」
「ですね……」
 二人して、自然に目が窓に向いた。音もなく降りしきる雪。窓辺に立てば、向かいのビルはおろか、道行く人の姿もおぼろにしか見えないだろう。上から下に向かって雪が降るものだから、フと、この病室がエレベーターのように静かに昇っていくような錯覚におちいる。
「先生、コーヒー飲みません?」
「ええ」
「ちょっと、買ってきます。病院出たすぐ横にテイクアウトのコーヒーショップがありますから、微糖でいいですね?」
「あ、すみません」
「いいえ、わたしも、ちょっと外の空気吸いたいですから。その間潤香のことお願いします」
「はい、ごゆっくり」
「じゃあ……」
 少女のような笑顔になって、紀香さんはドアを閉めた……遠ざかる足音は小鳥のように軽やかだった。
 あらためて潤香の顔を見る……色白になっちゃって……でも、こんな意識不明になっても、どこか引き締まった女優の顔になっている。
 
  去年の春、初めて演劇部にやってきたとき……覚えてる、潤香?
 小生意気で、挑戦的で、向こう見ず。心の底じゃビビってるけど、もう一人の自分が尻を叩いてる……その、もう一人の潤香がこの顔なんだよね。いや、成長した「この顔」なんだよね。
 最初はコテンパンにやっつけてやった。でも、潤香はそれに応えてくれた。そして学園祭では主役に抜擢。華のある女優になった……ミス乃木坂になって、中央発表会じゃ主演女優賞……潤香との二年近い思い出が、まき散らした宝石のように頭の中でキラキラしている。

「お待たせしました」

 紀香さんがコーヒーのカップを持って戻ってきた。一瞬表情を取り繕うのに戸惑った。
「先生も、いろいろ思い出していたんでしょ?」
「え、ええ、まあ」
「入院してからの潤香って不思議なんです。気持ちをホッコリさせて、昔のことを思い出させてくれるんです……どんなに辛い思い出でもホッコリと……」
 二人いっしょに、コーヒーカップのプラスティックの蓋を開けたものだから、病室いっぱいにコーヒーの香りが満ちた。空気がコーヒーに染まって琥珀色になったような錯覚……きっと、外が雪の白一色だから。
「あの日も……雪が降りしきっていました」
「え……?」
「去年のいまごろ……」
「ああ、終業式の明くる日でしたね。電車とか遅れて出勤するのが大変でしたね」
「あの日も、こんな風に窓から降ってくる雪を見ていたんです……なんだか、自分の部屋が、エレベーターみたく穏やかに遙かな高みへ連れて行ってくれそうな気になって……」
「フフ、わたしも、さっきそんな気がしたとこ」
「その高みにあるのは……天国です」
「え……?」
「これを見てください……」
 紀香さんは、左手のセーターをたくし上げた……危うくむせかえるところだった。
  リストカット……
「その日が初めて。深く切りすぎて……でも、これで楽になれるって開放感の方が大きくて」
「紀香さん……」
「でも、潤香が……この子が腕を縛り上げて、救急車を呼んじゃって……病院じゃ、ずっとこの子に見張られてました。そのころ、この曲が耳について覚えちゃったんです」
「そうだったんですか……」
「それからは、潤香、いろんなとこへ連れて行ってくれて。春休みのスキーがトドメでした」
「あ、あの足を折ったの!?」
「わたしの気を引き立てようとして、雪が庇みたくなってるとこで、大ジャンプ」
「それで……潤香ったら、わたしに何も言わないもんで」
「約束しましたから、誰にも言わないって……でも、その約束、自分から破っちゃいました!」
 ひとしきり二人で笑った。
「潤香の手首も見てやってください」
「え……?」


 即物的なわたしは、雪だるまになることもなく、病院の車寄せに見舞客を乗せてきたタクシーにそのまま乗って家路についた。
 紀香さんには驚いた。しかし考えてみると、クリスマスイブに二十歳の(わたしが見ても)美人が、どこにも行かず、一人で妹の看病をしているのは少し頭を働かせれば分かることではあった。
 そして、いい意味で驚いたのは、潤香の左手首。
 
 ゴールドのラメ入りのミサンガ。
 
 夏鈴が、部員全員のを編んだそうだ。潤香を入れて四人分を……そして、枕許の写真。
 演劇部一同の集合写真の横に、それはあった。
 タヨリナ三人組の……その上に掛けられた三枚の『幸せの黄色いハンカチ』

 ちょうど赤信号でタクシーは停まっていた。

「ここでいい。降ろしてちょうだい」
「すみませんね、この雪でノロノロしか走れないもんで」
「ううん、そうじゃないの。はい料金」
 恐縮しきりの運ちゃんを尻目に、わたしはドアが開くのももどかしく飛び出した。

 わたしだって、雪だるまになりたい時があるんだ!

 誰かさんが言ってたわよね。
「まだまだ使い分けのできる歳だ」
 今日ぐらい使い分けたっていいじゃんね!

 その直後、お祖父ちゃんから、ひどく即物的な電話がかかってくるとは夢にも思わない、なり損ないの雪だるまでありました。
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ファルコンZ:29『流れ星』 

2019-12-02 06:25:29 | 小説6
ファルコンZ 29 
『流れ星』      
 
 
 第3惑星にみとれて、気づくとコクピットのみんなが静止していた。
 
 バルスは、反重力エンジンのモニターを見つめたまま。
 コスモスは、第3惑星をアナライズしようと、アナライザーを起動させようとしたまま。
 ポチは、第3惑星の姿を見ようとして、背が足りない分、ジャンプしたまま。
 船長は、驚愕の眼差しで第3惑星を見つめたまま。
 ミナホは……立ったまま。だけど、呼吸はしていた。ガイノイドの擬似呼吸ではない自然な呼吸に見えた。
「ミナホ、あなた意識があるの……?」
 数秒遅れて、ミナホは小さく頷いた。
「でも、体が動かない……こんなの初めて」
「他のみんなは、人形みたいにフリーズしている。まともに動けるのは、あたしだけ……?」
「そうみたい。わたしは……」
「動き出した、どこへ行くの?」
「分からない。自分の意志じゃないわ……」
 ミナホは、中央のエレベーターに向かった。
「ミナホ……!」
「ミナコ、あなたも付いてきて……」
「待って、行っちゃだめよ!」
 ミナコは、ミナホの腕を掴もうとしたが、逆に腕を掴まれてしまった。
「ミナホ、どこに行くつもり!?」
「分からない……貨物室のよう……」
 ミナホは、第一層の貨物室のボタンを押した。
「ミナホ、いったい……」
 ミナホは、応えようと唇を動かすが、もう声にはなっていなかった。
 
 貨物室につくと、驚いた。ハッチが開いている。開いたハッチからは第3惑星が大きく、いっぱいに見えた。船は、惑星の周回軌道を回っているようだった。
「うそ……成層圏なのに空気が漏れない」
 その信じられない状況に驚いている暇は無かった。ミナホがミナコの腕を掴んだまま、ハッチから船外に身を躍らせた。
 
 キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー死んじゃうよーーーーーーーーー!
 
 二人は手を繋いだムササビのように、成層圏を滑空し、やがて大気圏に突入。当たり前だが、空気との摩擦で熱くなりはじめた。
「あ、熱い……!」
 二人は隕石のように燃えながら、地上に落下していき、地上5000メートルあたりで燃え尽きて消えてしまった。
 
 あたし流れ星になったんだ……それがミナコの最後の意識だった。

 
 第一期 おわり
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永遠女子高生・16・《京橋高校2年渡良瀬野乃・7・ドゥワー……!》

2019-12-02 06:14:12 | 時かける少女
永遠女子高生・16
《渡良瀬野乃・7・ドゥワー……!》         



「ドゥワー……!」

 帰るなり机に突っ伏してしまった。
 乱暴に脱ぎ散らかされたローファーを見て、妹の菜々は部屋まで行って野乃の後姿を確認したが、息を殺して自分の部屋に戻った。
―― あの状態の野乃はヤバイ、一番違いで宝くじの一等を逃したとき以上だ ――
 奈菜は息をひそめながら、姉が落ち着くのを待った。

 あれから、秀一は、野乃にスマホの写真を見せた。

 例の少女像が、まだ健在だったときのものだ。
「実は、あの少女像は二つで一つの作品なんだ」
 最初に見せてくれたのは、野乃が運んでいた祈るような姿勢をした少女像。作者の憧れや愛情がうかがえるようで、野乃のホッペは赤く染まった。
「で、もう一つが、これなんだ……」
 スクロールした画面を見て、野乃は息が止まりそうになった。

 顔の下半分を口にして、派手にクシャミをしている野乃の全身像だった!

「このギャップが素晴らしい! 片方だけでも渡良瀬野乃を魅力的に表現しているけど、二つ並べることで、その魅力は100倍になる!」
「は、はあ…………」

 思い出した。

 昼休みに中庭でくつろいでいると、目に太陽光線の漏れたのが刺激になってクシャミが出そうになる。そんなときは我慢せずに、目をつぶって太陽を見る。すると目蓋で濾過された太陽光線がドバっと入ってきて、爽快なくしゃみが出る。お金がかからない野乃のストレス解消方の一つである。
「そのクシャミが出る寸前の、祈りにも似た立ち姿。これも素晴らしい! 文化祭の戯れくらいに造ったものだけど、キミとぶつかって、キミと像をいっしょに目にして感じたんだ。この作品はキチンと完成させなければならない!」
 そのあと、秀一はかき口説くように、野乃がモデルになってくれるように頼んだ。

―― いっそ、ヌードモデルを頼まれた方がましだ! ――

 その場は「考えさせてください」と逃げてきた。
 あんなマンガみたいなことのモデルだったとは……浮かれて女を磨いた一週間ほどが、ひどく滑稽で情けなくなってきた。
「ちょっと、スッキリしよう……」
 涙で腫れぼったくなった両眼をこすると、野乃はキッチンの冷蔵庫を目指した。

「お……奈菜……おまえええ!」

 奈菜はフリーズしてしまった。なんの気なしに冷蔵庫にあった姉妹共通の好物を飲んでいたら野乃が青筋を立てて怒りだしたのだ。
「お、お姉ちゃん……!?」
「そ……そのビグビタはなあ!」

 奈菜の運命や、如何に!!??

  
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小悪魔マユの魔法日記・112『三つ葉のクローバー・1』

2019-12-02 06:00:55 | 小説5
小悪魔マユの魔法日記・112
『三つ葉のクローバー・1』      



「で、本当なのかい、このAKRが……」

 光会長が聞いた。

「ええ、もう一人いる」
「それを足して四つ葉のクローバーに?」
「いずれはね……」
 仁和は、黒羽が入れた紅茶の香りを楽しみながら答えた。黒羽と光会長は、お香と、紅茶の香りが混ざって半分夢を見ているような気持ちになった。
「仁和さんは、どこで気づかれたんですか?」
「神楽坂24のプロモを撮っているときにね、体と魂が合ってない子がいてね……錯覚かとも思ったんだけど、ここに来て確信になったの」
 仁和は、壁にかけてあるメンバーの写真の一つを見つめた。その視線の先には出昼マユの笑顔の写真があった。

「ごめん、待たせちゃった」
「ううん、わたしも今来たところだから」
 千代田線A駅前で、久々に二人は会った。
 この二人、ちょっとややこしい。赤いPコートがAKRの出昼マユの姿で、中味は浅野拓美。黒いダッフルコートが神楽坂24の仁科香奈の姿をした出昼マユである。ややこしいので、ここからは中味の魂の名で呼ぶ。

 二人は、カラオケの個室に収まった。ここなら、二人だけで話ができる。

「わたし、なんだか変なの……」
 Pコートを脱ぎながら拓美が、ポツンと言った。
「どんなふうに?」
「潤を助けながら、感じたの……わたしってば、何がしたいのかって」
「それは、アイドルになって自分を表現すること……だったんじゃないの」
「うん、だから、マユの体を借りてここまでこられた」
「わたしも、行きがかり上、アイドルになっちゃったけど」
「わたし、本当は幽霊でしょ。それをマユに無理言ってアバターごと借りちゃってさ……最初は、レッスンの時や、本番のとき、AKRとして活動するときだけ貸してもらうって約束だったじゃない」
「気にしないでよ。わたしも仁科香奈ってアバターが気に入ってきちゃってる。なにより魔界の補習受けなくてすむし」
「ありがとう……でも、時々だけど、とても不自然な気になることがある。わたしは、とっくにあの世に逝って、もし、あるんだとしたら、そこで次に生まれ変わる準備をしなくちゃならないんじゃないかって……アイタ!」
 マユが、拓美の背中を、ドンと音がするくらいどやしつけた。
「気にしすぎ。もし、わたしたちの入れ違いが間違っていたら、サタンやミカエルとかの悪魔やら天使のエライさんが黙ってないわよ。わたしが補習サボるためだけに、こんな状況が許されたりしないわよ。でしょ!?」
「う、うん……」
「小悪魔はウソはつかないわ、さあさあ、そんな不景気な顔しないで。景気よく歌いまくろうよ、せっかくカラオケにきたんだからさ」
「う、うん。そうだね」
「そう、なるようになるって!」
 で、二人は、アイドルにあるまじく、三十曲あまりを熱唱して、喉をつぶしてしまった……。

「ほう……良くできている!」

 光会長が、歓声を上げた。
「まるで、実在してるみたいだ……」
 黒羽も感心して、写メってみた。
「あ……写メると、体が透けて見える」
「そう、そこが最後の改善点です」
 司準教授が腕を組んだ。
「ルックスも少し手を加えて欲しいなあ」
 仁和が注文をつける。

 ここは、T大学情報工学部の実験室。
 
 三人は、司準教授が作った3Dのバーチャルアイドルのプロトタイプを見に来たところであった。
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