大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0014 二枚刃平鉋 山正 湯正

2009-07-28 21:20:05 | Weblog
この鉋は東郷神社骨董市で道具類を得意とするらしい骨董屋から纏めて買った鉋の一つだ。 この銘の物は他にも持っている。 台もしっかりしていたので、整備して使って見たが残念ながら余り切れなかった。 しかし買った当時裏も相当錆びており、上手く裏が出せなかったので仕方無いかも知れない。 余り裏を押し過ぎると鋼の部分が無くなると困るし、やはり裏を錆びさせた物は買ってはいけないと言う事だろう。 判っていてもつい手が出てしまうのだ。 まあ裏をもう少し完全な状態にしないと切れる切れにの判断は難しい。 今は仕舞われている。

その後この鉋は時々取り出して研ぎ直して削って見るがどうも思わしく無かった。 最近また出して来て 裏出しと裏押しを行って 研ぎ直した。 裏に有った錆跡も少し取れて来た様に思う。 そこで削って見るとまあまあ 切れる鉋に変身していた。 もう少し鎬面が安定に研げる様になれば更に良くなると思う。 やはり裏錆が影響していたかも知れない。 仕舞わずに出して置いて 使ってやれば もう少し良くなりそうに思う。(2017-11-10記)
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0015 一枚刃平小鉋 銘 湯沢

2009-07-28 21:11:29 | Weblog
この鉋は調布 布田天神骨董市で買った物だ。小型(刃幅48ミリ)で使い易いサイズと思い買って見た。 しかし残念ながら余り切れない。 少し使ったが思わしくないので、今は引退している。 既にある程度使った後で放出した物と思われる。台はしっかりしているが、刃は使い込まれたいる。前の持主も使い込んでも余り切れ味が良くならないので諦めたと言う可能性もある。 
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0016 二枚刃平鉋 銘 角長

2009-07-28 20:59:22 | Weblog
この鉋は私が仕事で群馬県太田市にある工場に転勤で勤めていた頃に、時々行く骨董屋の店先の庭に転がっていた物だ。二丁有った内、まだ使えそうなこの鉋を手に入れた。多分千円位払ったかも知れない。少し使って見たが良く切れる鉋だった。刃の頭の形状が帽子型で比較的古い鉋に見られる形状だ。古い物かも知れないと思うが特に手掛かりも無く、それ以上特に調べていない。 群馬には刀剣の鍛冶も居るし、技術は有っただろう。近辺の何でも作る鍛冶屋さんの作かも知れない。 この鉋今は引退してお休み願っている。

有る時 色々道具を紹介するページを見ていたら、これと似た絵柄の鉋が有った。そこには
岡田三郎の名前があった。 それは古い物の様に見えた。 この真中に有る火の玉が燃えるような
紋は何と言うのか知らないが、似た物が有り 四角に長なので、 岡田三郎かそれに近い
鍛冶屋の作った物かも知れない。  群馬の太田の骨董屋に有ったが、これは関西の鉋なの
かも知れない。 何となく 素性が判った様で嬉しいし、改めて大切にしたい。
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