大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

木の家具 制作おぼえがき ジェームス・クレノフ著 中井書店

2010-06-13 13:04:29 | Weblog
平出商店の巡回移動販売車がやって来た。 工場を巡回して道具を販売する車だ。 車の前に道具を並べて売る中に この本が雑然と転がっていた。 最初私もきずかなかった。 手に取るとクレノフの本で面白そうなので買って来た。 この人は 素材の材木の良さを最大限生かして物作りする人の様だ。 形は緩くうねる緊張感あるカーブと大きくカーブして 存在をアピールするような形に特徴が有る。 家具としてはとても手の掛かる物だと思う。なるほどこれなら、技術ある人間なら楽しんで作れるかも知れない。 しかしとても繊細な一面と強い意志 孤独に耐える精神力がないと作れない物だ。 妥協を許さない厳しさがある。 文章は示唆にとんだとても含蓄ある物で、考えさせられた。 多分クレノフの家具の良さを理解する為には、実物を見て触って感ずる事が必要だと思う。

 この本は 自費出版で一般書店には流通していないとの事。別に宣伝する訳じゃないが読んで見たい方は下記に連絡してみたら良いだろう。(尚メールは無いそうだ) 872-0521 大分県 宇佐市 安心院町 下毛828-1  三ツ橋 修平  TEL・FAX 0978-44-2524 (尚 三ツ橋氏は訳者)   読んで見る価値のある本だと思う。 
コメント
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