大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0238 台直鉋 銘 ○に勇

2010-06-08 21:47:00 | Weblog
これは熊川神社骨董市で購入した台直鉋である。 刃幅43ミリと小型で使い易いと思い買って置いたが、 暫く別の場所に置いてあり 登場が遅れた。刃には 特製 日本鋼 ○に勇と刻印が有る。 台を見ると相当に狂っていた。 これではまともに削れまい。 修正しておいたが、また狂いそうだ。台直しは普通の鉋のちびた物を流用して作る事が多い様だ。 その場合 少し幅が広すぎて 狙った場所を削り取り難い。 だから小型の物が使い易いと思う。 或いは 鉋刃の一部を削り落として幅を詰めれば良いが これは大変だ。まあ 台直鉋を買えば良いだけの事だが、 それも何となく勿体無い。 この鉋は元々台直しとして作られた物と思う。 台下端に口埋めが有るから、所有者は少しいじったのだろう。
台直しは 普通の小鉋であらかた平面を出してから、仕上げに台直しを使わないと、総て台無しで狂いを取ろうとするととても大変だ。 それがコツでは無いだろうか。
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アングル丁番

2010-06-08 20:43:09 | Weblog
私の知り合いが 洋服箪笥の扉を直して欲しいと言う。 見ると最近余り見掛けない丁番を使っていた。 調べるとこれがアングル丁番らしいことが判明した。 箪笥は広島県府中で作られた物だ。 親の勧めで 嫁入り道具として買った物だそうだ。 この丁番は昔は色々な物が存在したらしいが、今 ネットで調べると2~3種類しか無いようだ。 すると現在有る物を使い、 何とか交換するしかない。 当然形や大きさも違うから 追加加工も必要だろう。 これは面倒な事になった。 出来れば避けて済ませたいが どうもそうは行かない。 近くのアートマンに行くとこのアングル丁番が有った。 亜鉛合金の射出成型品らしい。 重い扉をこの丁番で持たせるのは多少無理が有る。 だから4個丁番を付けたらしいが そうすると今度は取り付けが面倒だ。 取敢えず扉と本体の厚みを確認して、それに合う物を購入して 何とか修理にチャレンジしてみよう。 上手く行くかどうか。
その後 丁番の交換は上手く行った。 中味が見えた状態の箪笥もやっと扉が付き 本来の姿を取り戻した。 これで暫く使えるだろう。
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栴檀

2010-06-08 11:56:37 | Weblog
都立桜ヶ丘公園の栴檀の花を撮影して見た。 栴檀は双葉よりかんばしと言う言葉が有るが、そんなにかぐわしい香りはしなかった。 花は薄い紫の小さな花が密集して咲いていた。 良く見る木では有るが、 花が咲いている所を じっくり見たのは始めてだ。 栴檀とは 白壇の異称だと言う事だが、それなら若葉でも良い香りがして良いはずだと思う。
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