10年以上前になると思うが、 竹中道具館を見学して、この本を入手した。 設立の経緯から10年間の活動が 載っている。 その間に相当数の道具も蒐集された様だ。 手道具を後世に残すのは大変だ。 有る程度道具を扱える人が 手入れして維持しないとすぐ錆びてしまうだろう。 1日手入れを怠っても、艶が消えて行くと言う。 それに関西方面でこう言う道具館が出来た事は興味深い。 東京にあれば もっと頻繁に見に行けるのだが。
1の日なので 町田骨董市に行って来た。 天気も良く人手は多い。 今回は道具類も出ていた。 境内裏に店を出す業者からこの鑿2本を買った。 二本で500円と言う所だ。ワザワザ幅の狭い鑿を選んだのは ホゾ穴の修正やごみ取りに使えると思ったからだ。 向待鑿に属する物だろうか。 刃幅は8ミリと5ミリで 2分と3分と言う事になるか。 大分錆びていたので砥いだが 結構研ぎ易い鑿だった。 これ位研ぎ易いと楽だ。 柄には曲ヨと刻印が有った。 二本とも同じ人の使った物らしい。 3分の方には 秀弘と銘が有った。 二分の方は 何も無い。しかし研ぎの感触からすると、多分同じ鍛冶屋の作った物と思う。 この鑿の大きさから考えて 大工では無く 、家具とか建具の職人が使った物だと思うが。 裏も若干錆に食われているが、深く無いから何とか使える様に成ると思う。
呼び方は 良く判らないが、決鉋の一種だろう。 何処かの道具箱で長く放置された物と思われ、 相当にサビが酷い。 昭和でも戦前の物かも知れない。 脇針の付く決鉋で下端には 決幅を決める定規が付く。 しかしこの定規は どこかに失われて無い。 下端には台の磨耗を防ぐ金属の帯が貼り付けて有った。 台は経年変化で枯れて磨くと良い色になった。 刃は少し錆びているが、まだ使えそうだ。 使う機会は無いだろうが、手入れして保管して置こうと思う。 台には曲清と焼印が押して有る。
町田骨董市でこの鉋を手に入れた。 二千円は少し高かったかも知れない。これ位が相場なのか相手も強気でまけない。 台が割りとしっかりしていたので、刃が駄目でも台を他の鉋に廻せば良いと考えて購入した。 土牛は他にも持っているが、これが一番まともな物だと思う。 土牛鉋は今は作ってないので、人気が有ると言う。 右肩に三木のマークが入っている。 関西で作られた物だろうか。 刃は全長86ミリで既に使われている。 しかし裏もきれいに裏押しされていて、多分道具の扱いにはなれた大工さんが使った物かも知れない。 刃には欠けが有り、研ぎ下ろすには相当時間が掛かりそうだ。 多分この土牛もそんなに古い物では無いと思う。 この鉋は普段使いにバリバリ使う物だろうと思うが、それをまだそんなに使って無いのに、手放したと言う事は 何か思った程の切れないと言った事情が有ったのだろうか。 まだ試し削り出来る状況ではないが、いずれ切れ味確認を行って報告したい。
欠けは1ミリ以上あり 研ぎ下ろすのは大変だ。 グラインダーで削り取ろうかと思ったが焼が戻ると困るので 暇な時に研いでいる。 台もしっかりしていて、刃の十分使える物は価格も高くて最近は骨董市に行く機会も減り、新しい物を紹介できないのは残念だ。 安物を多く集めるより良い物を少し買うと言う考えも有る。 自分は職人じゃないから、安物を多く集めて楽しむと言う方針でやっている。 だがこの頃は 余り集められない。日曜になると何か用事が出来て中々市に行く時間が取れない。 残念。
この鉋はその後 斎藤工務店の梅津さんに託して 誰か 上手く使える人に 使ってもらう様に依頼した。
重くて 今の自分では 扱いずらく 使う事は無いだろう。 頑張ってこい。 土牛は良い鉋だ。
欠けは1ミリ以上あり 研ぎ下ろすのは大変だ。 グラインダーで削り取ろうかと思ったが焼が戻ると困るので 暇な時に研いでいる。 台もしっかりしていて、刃の十分使える物は価格も高くて最近は骨董市に行く機会も減り、新しい物を紹介できないのは残念だ。 安物を多く集めるより良い物を少し買うと言う考えも有る。 自分は職人じゃないから、安物を多く集めて楽しむと言う方針でやっている。 だがこの頃は 余り集められない。日曜になると何か用事が出来て中々市に行く時間が取れない。 残念。
この鉋はその後 斎藤工務店の梅津さんに託して 誰か 上手く使える人に 使ってもらう様に依頼した。
重くて 今の自分では 扱いずらく 使う事は無いだろう。 頑張ってこい。 土牛は良い鉋だ。