これも町田骨董市で手に入れた。 毛引きとこの鉋で合計500円はまあまあだろう。刃幅18ミリの底取りは障子や襖の溝を掘るのに使われた物だろうか。 今は使わないと思うが、だから不要になり出て来たのだろう。 余り使い込まれて無いようにも思える。 錆を落とすと綺麗になり まだ十分使えそうだ。 私も同じ様な物は有るからこれを敢えて使う必要も無いが、何となく手が出て買ってしまった。 左国丸は初めて目にする名前だ。 鑿の鍛冶屋さんだろうか。 研ぎ直して台を綺麗にしたらコレクションに加えよう。 その業者は似た物を幾つか持って居たから 買う人も居ないのだろう。 売れなければ ごみに成ってしまうかも知れない。 1つでも救い上げてやれば道具供養にもなろうか。
もう12月だ。今日は天気も良く12月にしては 暖かい様に思う。 久振りに町田の骨董市に行って見た。 相変わらず人が多い。 もう9時を過ぎるので 欲しい物は売れたと思う。 覗いて見ると 酷く錆びた鉋数丁の中にこれが有った。 見ると左勘次 東之浪人と刻印が有った。 左勘次は以前少し使った事も有るので これを買って来た。 寸六分の鉋だが 既に使い切ったと言うか 鋼の残りは1センチ程度しか無い。 だが裏金が立派なので駄目なら この裏金を別の物に廻せば良いと考えた。 台もまだ使えそうな感じだ。 500円は少し高いがまあこんな物だろうと判断した。 左勘次は多分新潟の鉋だと思う。 或いは石橋さんの作った物かも知れない。 もう少し刃を綺麗に研ぎ直して 台も整備できたら切れ味を試して見たい。