大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

追入鑿  一寸二分 銘 左小市

2015-01-16 22:19:08 | Weblog
ぼろ市の第二会場と言われて居る所に 陣取る業者からこの鑿を含めて3本買った。
この業者は 古道具販売は趣味としてやっていると言う。 リンゴ箱の中には鋸が数本
入っており それに混じってこの鑿が転がっていた。 箱の中は一本 500円だと
言う。 好きな形のこの追入鑿を購入した。

この鑿は刃先が斜めに研がれていたので 私が研ぎ直した。 見ても明らかに判る程
斜めに刃が付けて有ったので 何かその様な用途に向けて 刃を付けた物だろう。
普通に叩いて使うには 少し使い難い。 まだ 十分ではないが ほぼ直って来ている。

わりと 研ぎ易い刃だった。 この銘も初めて見る物だ。 形は肩が張っておらず
なだらかに付いており、いかり肩でない方が私は好きだ。 今はナイフの代わりに
木を削ったり、 鉛筆を削ったり 使っている。 良く切れる。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平薄鑿  一寸 銘 越前 高橋

2015-01-16 21:57:09 | Weblog
先日 行った世田谷のぼろ市でこの鑿を手に入れた。 500円だった。 追入鑿とも
言うのかも知れないが、 若干肉の薄い鑿だ。 刃を見るとそれ程使って無いし健全に
見えたので買って来た。 叩いて使うよりも 手で削る様に使う方が良さそうだ。

この鑿を買った業者は 布田天神骨董市でいつもお世話になる業者だった。 今回は
余り良い物を持って来て無い様だ。 残念だ。 業者の話を聞くと最近 骨董市も
陰りが見えるそうだ。 業者間で売り買いが多く、 お客も少なく売れないと言う。


さてこの銘の越前は地名だろうし 高橋は作った鍛冶屋の名前なのかも知れない。
かなり錆びていたので 砥石て錆を落として 黒染め液を塗って少し化粧してみた。
まだ刃先の研ぎの途中の状態で仕上がっていない。 
全長22センチ程度で 大工用では無くて工作用ではないかと思う。
それ程高級品では無く 普段使いの物だろうと思う。結構硬い鋼でなかなか研ぎ下ろせない。
焦ると 研ぎに力が入りすぎて 形が崩れるので 暇に任せて
時々 研いでいる。 
鑿は 収納に場所を取らなくて良い。 その数もだんだん増えて来た。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする