大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0557 平鉋に裏刃を装着

2016-01-22 22:06:33 | Weblog
銘のうまく読めない この鉋は 裏刃が無かった。 多分業者が入手した時点で無かった
のだろうと思う。 そこで 取敢えず一枚刃の平鉋に仕立てて使っていた。
良く研げば 切れそうなので 二枚刃に改造を試みた。 裏刃は同じく 靖国神社骨董市
で安く手に入れて有った 裏刃を使う事にした。

今の押さえ棒の位置では 上手く合わないので、押さえ棒は一旦抜いて、堅木を穴に埋めた。
その上で 再度穴を開け直した。 棒は多分五寸釘だろうと思うが 以前の鉋台から抜き
取った物を使った。

丁度具合良い位置に穴を開けて 棒を通し 裏がぴったりと納まる事はめったにない。
ある程度調整は必要だ。 若干きつめにして必要なら押さえ棒の裏を鑢で削り調整して
いる。

まあこんな具合で 上手く納まった。 これから刃を研ぎ直して 削って見よう。

その後 何度か研ぎ直して削って見ている。 刃の真中に有る欠けがまだ十分研ぎ落されて
いないので、削り屑は二つに分かれて出て来る。 この傷が無くなるまで研げば多分もう
少し良くなりそうだ。 今でも艶の有る削りは出来ているので、期待は持てそうだ。

この志げ弘之と言う作者は何処の誰だろうか。 今の所手掛かりは無い。 残念!
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電車見橋から見る多摩の風景

2016-01-22 11:03:05 | Weblog
先日の雪は かなりの量だった。 今日見ても 道路の雪はほぼ消えたが、人が歩く歩道
や建物の影や 公園の中や土手にはまだ相当雪が残る。

雪が残ると吹き渡る風も冷え冷えして、身がすくむ。 寒さは一段と厳しくなり、またまた
降雪の予報も出ている。 近所を散歩すると 保育園児に大好評の電車見橋が有り、園児は
散歩の途中 この場所に立ち寄ると 電車が来るまでじっと立ち止まり動かない。

子供は 動く物が好きなんだろうね。 東京の郊外 多摩西部に位置するこの辺りは 団地の
街なんだ。 昭和の40年代開発された、労働者のベットタウンだったが 時代は移り今は
老人の街となっている。 しかしその団塊の世代も 徐々に減って いずれは若者の街に
変身して行く事だろう。 子供が列をなして 電車が来るのを待っていると言う事は、近所に
住む若者も増えて来ているのだろう。

この辺りは華やかさは無い住宅地だが 環境はそれ程悪くないと思う。 自宅から新宿まで
電車で一時間で行けるから 立地として悪くない。 もっと若い人が住むと良いのだが。
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九寸 両刃鋸 目立て依頼

2016-01-22 10:45:18 | Weblog
この鋸刃 以前調布布田天神骨董市で入手した。 銘は二見屋陳作請合 渡辺となっている。
二見屋はこの調布近辺に有った鋸鍛冶なので知っていた。 陳作は珍しいなーと思い買って
置いた物だ。

正月の年賀状に三木の鋸屋から挨拶状が来たので 目立てに出していた。 九寸だが八寸目
が刻んで有るので 若干高くなりますと言う事だったが、擦り込み目立てと歪直しで2千八百
円だった。  帰って来た物を使って見ると良く気持良く切れた。

普段は替刃鋸を使うが、こう言う物もたまには使ってあげないと鋸屋も存続出来ない。
こんな目立てに出して無い鋸が他にも沢山有るんだ。  少しつつ目立てして行こうと思う。
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