大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

両刃鋸 九寸 銘 中屋 喜義

2016-04-01 21:15:25 | Weblog
これも町田骨董市で求めた。 最近鋸を良く買う。 800円だった。 特に歯が欠けている所は無いだろう。 すこし赤さびが出て居た。  雨にでも当てたかも知れない。 比較的腰の強い鋸だと思う。  銘の脇に山形住と有った。 あちらにも山仕事で鋸を使う事が多く鋸鍛冶は何人か居た様だ。 その中の一人だろうと思われる。 鋸の中子が錆びて膨れ 柄の接着が切れて割れていたので 、取敢えず鋸を抜いて 柄を再接着している。 だから写真は柄無しで撮った。 比較的古い物だろう。 鋸板も結構良いさび色が付いている。 このままでも切れると思うが、出来たら目立てした方が良い。 出来たら目立て位は自分でやりたいと思っている。 適当な目立てやすりは無いかと探している所だ。

さて問題の銘だが、今回も上手く読めない。 中屋 善までは間違いないとと思うが最後の一文字 義かどうか怪しい。 何となく違うかなとも思うが。

先日柄は再接着して、籐を巻いて修理した。 鋸刃も入れて元の姿に戻した。 少し硬い樫の木の鉋台を縦引きして見た。 案外と良く切れた。 これなら目立てしなくても当面使えそうだ。
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追入鑿  七分  銘 吉光

2016-04-01 21:05:37 | Weblog
四月になった。 今日は町田骨董市に来ている。 この鑿は何時も福島から来ると言う業者から買った。 500円だった。 割といかり肩の鑿の様に思う。 もう少しほっそりとなで肩の方が好きだ。 普段余り見掛けない作りだ。 銘の吉光も知らない。 取敢えず仮研ぎして置いた。 こみの部分が少し緩んでいるように思う。 案の定軽く叩いたら抜けて来た。いずれ柄は作り直さないと駄目だろうと思う。 案外と研ぎ易い鑿だった。 裏もそれ程ベタ裏では無いし、結構上手く使って有る方だろう。 刃幅22ミリ程なので 多分7分だろうと思う。 取敢えずこのままでも使えると思うので少し使ってから 良ければ柄は付け替えれば良い。
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