台風接近と言うが、今日は良い天気だ。 築地の問屋街は引っ越しで今日で終わりとラジオで言っていた。 それなら人は少ないのだろうと思ったが、そうでは無く普段より人手は多い。 築地場外の路地は人がぎっしりで歩けない程だ。 時間帯が昼頃なのがまずかった。 それでも奥の方に有る 東源正久商店に行き、この砥石を購入した。 シャプトン M24グリーンと言う #2000のセラミック砥石だ。 以前から中研ぎにはこれを愛用している。 それ以外も色々使っているが どうもこの砥石が自分には合う様に思う。 これで3丁目になる。 帰り道何処かで食事しようと思ったが、何処も人が待ってる状態で諦めた。 それでも腹が減るので 途中でこの鮪ハラミの串焼きと恵比寿ビールを一杯飲んで 帰途についた。 暑かったし 美味しかった。 砥石を築地で買うのは プロが買いに来る刃物屋に置いて有る砥石は皆が認める一流品が置いて有るんだろうと考えるからだ。 まず間違いなく 評判の良い 砥石が揃っている。
この鉋の現状はこんな状態にある。 真中と左に錆跡が残り そこから削り屑は裂ける様だ。それでも こて手の安物錆鉋の中では良い方だ。 錆跡はピンホールの様で そこまで研ぎ進まないと 取れ無いと思う。 刃も短いし 削り落としのはどうかと悩む所だ。 処でこの鉋の 割ゆくや と言う言葉に こだわりが有る。 何故かと言えば鉋の刃は楔の様に先端は鋭くて その刃先で材の繊維を削って行くと考えられる。 それを 割ゆくや と表現している訳だ。 切ゆくやでは無い所が面白い。 この鉋を制作した鍛冶屋さんは 鉋刃で材を削っていく所を 割ゆくや とイメージしながら作ったと言う事だろうか。 楔の形状で材を割り進む と言う風に削る事を考えているのだろう。 だとすれば 割ゆく をより活かす研ぎも有りそうな気がする。 でも良く判らない。 もう少し研ぎ直しながら考えて見ようか。