大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0428 良明鉋の台打ち

2018-10-29 21:07:41 | Weblog
この鉋は町田骨董市で求めた物だ。 数年前の事になる。 台を直して少し使って見たが結構切れる鉋との印象が有る。 今回 この鉋刃の為に台を作り直した。 取敢えず一枚刃で 台に仕込んで 暫く刃を台に馴染ませている所だ。  さて玩物喪志の解釈については、以前のブログにも書いたので 今回は省略しよう。

台を作り直した 試し削りについて少し書いて見ようか。 一応上手く削れるのか 確認している。 それが結構難しい物だ。  材料はこの辺には材木屋も無いので ホームセンター ユニディーで2×4材に近い材料を買う。 これは3メートル近く有るので 大体90センチに3本に切って持ち帰る。 これが試し削りの材料になる。 所々節も有るので なるべく節の少ない物を選ぶ。 これを昇降盤の上に載せて削る様にしている。 薄削りの大会では1.8メートル材を使うらしいが それでは長すぎて扱いに困るので 短くしている。 大体自分は大工でも家具屋でも無いし そう言う大会に出る程の実力も無いだろう。 処でこうして試し削りしていて段々判った事は どの鉋もきっちり研いで台を整備すれば 大半は良く切れると言う事だ。 そこで今は台を打ち直した鉋を使い 鉋台になる材料を削って見る。 樫の木やその他硬い材料が多くてこれで どの程度の刃持ちするかが判る。 私の持っている骨董市鉋は良く切れても刃持ちしない物が多い様に思う。 それは刃が短く 美味しい部分が既に使われてしまった為だろうか。 

所でこの鉋台が掘り上がり刃を入れようとすると、刃がどうも斜めに付いて居る様だ。 そこで刃先を削り落として 再度刃を付け直している。 結構硬い鋼でなかなか研ぎ減らない。やっと削れる段階まで来たが 台の調整が今一で 調子よく削れない。 焦らずゆっくりやろう。(2018/11/3)
コメント
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