大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0077 鉋刃 菱小山

2022-11-19 09:02:29 | Weblog
この鉋は 大分昔 東郷神社骨董市が開催されて居たころに 入手した物だと思う。 長台鉋だった。 今もそのまま保管している。 出して削ってみると割と良く削れる鉋だと思う。 どこで作られた物なのか はっきりしない。 最近 山本鉋製作所の方が書く 三木の鉋の歴史に関する記述を読むと 昭和の初め頃 三木に 小山清治郎 と言う鉋鍛冶が居たと書いてあった。 この小山というのは現在ある 小山金属工業と関係あるのだろうか。 また鉋刃を見ると 紀元 と有り菱形の中に小山と有る。 下には保険の文字と 花押 英語のBの様な物が見える。 それ以外は刻印が不鮮明で 読めない。 見た所としては古い鉋刃の様だ。 もし小山さんが製造した物ならこの鉋は関西 三木の物と言う事になるが 全く確証も無く単に推定しているだけだ。 昭和の時代の物なら 使った経験の有る方も居るかも知れない。 台も相当古いもので 戦前戦後辺りの物かも知れないなと思う。 ご存知の方が居れば 情報を頂けると嬉しい。 長台は調整が面倒で殆ど使う機会は無いが、 台を切り詰めて 普通台にしても良いかなとも考える。 しかし鉋の手持ちは多く これがどうしても必要と言う事も無いので 収集時のオリジナルの状態を保つ方が良いかも知れない。 長台だと引き出しに上手く収まらず その点は不便だ。 今回は鉋刃を取り出して単体で写真に収めた。 参考に見て頂きたい。
コメント
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