大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

古代人 住居跡

2023-07-02 21:30:29 | Weblog
この写真見ると判るように、ガイドブックに載ってるのと同じ感じの風景が目の前に広がる。 住居の石積は砂に埋まり、周りには草が生えている。  海はすぐ近くだが 海面よりかなり高い。  こんな住居跡が10個程ある。  10家族程度住んでいたのだろうか。  住居の中まで 下りて見られない様だ。 この人達は 一体どこから来たのだろうか。

事前の説明を読むと Caithness から来たと書いて有った。 スコットランドの北 ハイランドの北  ケース郡と言う所から来たと言う事らしい。 詰まり本土から海を渡ってやって来たと言う事になる。 食料となるエビやカニ 魚 動物も豊富に取れたんだろう。 こんな北の寒い所によく来た物だ。 食料豊富で暮らしやすく良い所だったのか。  運転手は どこかに行ってしまった。 説明はしてくれない様だ。 

ベットには 獣の毛皮を敷いて寝ていた様に 説明が有った。  古代は石の時代だ。 ここらに有るのは赤い砂岩が多いと言う。 割り易くて加工が楽だったのかも知れない。  古代人は海に近い 開けた土地がお好みの様に思う。 この遺跡を見に来る人は 殆どが車だ。 とても歩いては来られない。 ツアーの乗っかってきて良かった。  個人でタクシーで来たら大変な出費だろう。 ほんとうは 私も国際免許取って レンタカー使いたいが、75歳以上は貸さないと言う話もあるし、運転は慣れないから危険かも知れない。

今日も天気は良い。 6月はこんなに晴天が続くのだろうか。 この辺りでは梅雨は無いのかも知れない。 旅行には最適の季節だ。 さて 次のリングオブ ブロガーを見に行こうか。 近くに有るらしい。

スカラ・ブレは比較的良く知られた所の様だが、似た遺跡は他にも有る。 シェトランド・ヤールショフの遺跡も 似たような物の様だ。 残念ながら今回は見て無い。 此処はツアーで来易いので、ここを見れば十分と言う気もするが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Skara Brae の見学 

2023-07-02 20:56:49 | Weblog
今回はツアーに便乗した。 やはり楽ら。 ツーリストセンターの裏手が バス停になっている。 此処でツアーの車を待っていた。  10時頃だろうか。  見知らぬ人が声を掛けて来た。 私を中国人と間違えた様だ。
その方は 仲間とどこかに遊びに行くようだった。 聞いて見るとカークウオールに住んでると言っていた。 此処に中国人は多く住んでるのか聞くと 殆どいないと言う。 多分香港辺りに住んでいた関係で 英国籍を取得して此処に来れたんだろうと思う。  何となく暇つぶしに行くみたいだった。

さて ツアーの車が来て それに乗り込んだ。 運転手兼説明の人を含めて全員で8名だ。 米国人1人 ドイツ人2人 それに日本人1人 後はスコットランドから来た人の様だ。  運転手は前の仕事は消防士だと言っていた。 最初の英語の説明は理解できたが 話が専門的になると良く判らない。 皆笑ってるのに 私一人キョトンとしていた。 まずスカパ・フローを車の中から見て、その後 断崖絶壁に来た。 名所らしいが この程度なら他でも見ているので それ程驚かない。  その後 広い牧草地を通り抜けて ここ スカラ・ブレに来た。 此処は整備された 観光の場所の様だ。  この看板の後ろに有る建物に入り 入場券を買って見学する。 入場料はツアー代に含まれている。  トイレと軽い食事 珈琲が飲める休息所が有った。 更にスケール・ハウスと言うお屋敷も見学できる様だ。  天気は良い。 スカラ・ブレは古代人の住居跡で 大小10個程の住居跡が海岸近くの 砂の中に埋まっている感じだ。 

ツアーの仲間とは 殆ど会話しなかった。 しかし米国から来た男と会話して 写真を撮ってもらった。 少し日本語がしゃべれる様だ。 京都に行った事が有ると言う。 彼に言わせるとまず覚えるのは 「トイレはどこですか」 と言う言葉だそうだ。  これは良く判るな。 最も重要な言葉だ。 これを言えれば 楽しく旅行が出来る。 必要の迫られた 名言では無いか。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖マグヌス大聖堂

2023-07-02 15:19:54 | Weblog
ここで 皆さんに一言 言い訳を述べさせて頂き ます。  本来このブログでは 道具関連を扱う物でした。 今回は 本人が 久し振りに旅行に行ったので、その件に関し 記憶の薄れにない内に 此処に記述して残すものです。  興味の無い方は 読み飛ばして下さい。  後もう少しで このスコットランド旅行記は終わる予定です。   宜しく お願い致します。

ヨーロッパに行けば どこにも有る大聖堂です。 私はキリスト教徒でも無いので、それ程興味が有る訳でもないが
観光の一つとして 抜くことは出来ない。 ここオークニーで最も観光客が集まる 有名な場所だと思います。
私も 中に入り見学しました。 立派なステンドグラスも有りました。 高い天井で音響特性が特に良い様です。 低音が良く響き 重厚な感覚です。  色々な催しも開催される様です。 今日も何か音楽会が有る様ですが、既にチケットは売り切れと言ってました。  大聖堂の歴史を記述するパンフレットも有りました。  その中には 日本語のパンフレットも有りました。 珍しい事です。  日本の国力が落ちたのか、 季節がらなのか この場所で日本人には誰も会いませんでした。 それどころか 此処に来るまで 日本人は殆ど見なかった。 恐らく日本人旅行者は減っていると 思われます。  スコットランドは 何もかも高い様です。  円安の今は 自らの生活を守る事に精一杯なのかも知れません。  もう夕方に近い時間です。 明るいですが 人は急に居なくなり寂しくなります。 昼にはこの大聖堂の廻りは 観光客であふれていました。 

パンフレットには皆さんの 1ポンドかそれ以上の献金で 維持されていますと書いて有ります。 なので私も勿論献金しました。 日本では余りやらない習慣です。 でもそれはこちらの文化でしょうか。 今日はもうホテルに帰り 明日は WEST MAINLAND TOUR と言うのに乗っかって 有名な史跡を見学する予定です。  これが 今回の旅行のメインです。  事前に予約して置きました。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スカパクラフト チェア2脚

2023-07-02 12:19:27 | Weblog
オークニーの街 セントマグナス大聖堂の向かい側の 市民ホールの様な所が有った。 この2階で何かクラフトフェアをやっていた。 中に入り 見ると この椅子が2客 置いて有った。 これはさっき見たスカパクラフトチェアの様だ。

こちらの方が 時間が経過して 少し古色が付いている様だ。 この丸く頭上を覆う様な 椅子は何故こうなった
物か。  先ほど聞いた話では 暖炉の火の粉が舞い上がり それが頭上に落ちて来て 頭髪が燃えない様に
覆っていると言っていたが 果たして そうなのだろうか。
或いは私の英語力の関係で 誤認が有るかも知れない。 まあ でもそれは面白い話だ。 総て 必要性から
出来た形だろうから これは これで貴重な椅子では無いか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーツ麦

2023-07-02 09:57:51 | Weblog
このオーツ麦については 私は良く知らない。 だがオートミールの材料だったり、色々なスープの材料として お菓子や パンの材料として広く使われていると言われる。 日本では カラス麦 燕麦 とも呼ばれているらしい。  このオーツ麦を椅子の背の部分に 編み込んで使っている。 背後からの冷たい風を防ぎ、貴重な木材を節約する 意味が有るのだろうと思う。  その材料となる オーツ麦の束が置いて有るので 写真に撮らせてもらった。  これを見ると 大麦や小麦の仲間ではない様に思う。  茎は丈夫そうだ。  これを何度も洗い干して 良い部分を使うと言う事だろう。  この土地にオーツの生育が適するのだろう。 オークニーの島のどこかで栽培していると言う。 しかしそれらしい物は見なかった。  オーツ麦の実は 非常に栄養価の高い物だそうだ。 寒さの厳しい土地で 良く育つ麦をクラフトに応用したと言う事の様だ。  ちなみに座面は 海藻の網紐を使った物と木の座面と二つ選べる様だ。

伝統家具と言うが 当地で入手できる材料で自家消費用に 作った物が始まりだろう。 それを今少し現代風にアレンジしたと言う事だろうと思う。 当地では 色々デザイン性の高い セーターや宝飾品が良く売られている。
カークウオールもニシン漁の 漁港から発展した物では無いかと思うが、今は漁港と言う雰囲気は全くない。 今は観光の土地と言う感じだろうか。 このオーツの背もたれは どの程度の耐久性が有るか知らないが、日本でも手入れが(修理が)出来るなら、一つぐらい買っても良いのかと思うのだが、どうだろうか。 

木部は オーク マホガニー サペリと高級材が選べるようで この部分の耐久性は有りそうだ。木部の加工を行っている所は見られなかったが、あるいは 外注に出して 効率化しているかも知れない。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする