中古鉋の多くは 刃の緩み止めに馴染みの部分に紙を貼り付けている物が多い。 職人の間ではその紙を何にするか色々研究している人も居る。 漫画本が良いと言う人や社長が勧める教養本の表紙を切り取る人も居る。 一般には 線香をソクイで練って塗るとか、エポキシを塗るとか色々有る様だ。 そこでこれは私のやり方だが、コニシボンドのウッドパテ タモ白をへラで ぬり付けるやり方を行っている。 勿論刃表には椿油を塗りくっ付かない様にする。挿入して当たる部分はツルと滑らかになるから、何処が当たるか良く判る。 足りないと思えば更に塗り足せば良い。 やり過ぎたと思えば、鑿で削り取れる。 調整は自由自在だ。 但し余り硬く無いので しっかり止まるのか心配は有る。 木工パテはセメダインの物も有りこっちは少し肌理が粗い様だ。 色々試して見ると良いだろう。 紙でも良いのだが どうも湿気を呼んで 馴染み部分が錆びて来るので なるべく使わない。 本当は木を薄く削りそれを貼り付けて、 後から少しつつ削って合わせるのが良いと思うが面倒なので今は余りやらない。 刃表全体をしっかり密着させることが、安定した削りには必要な事の様だ。
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