さて先日新たに入手した道具類の中から 平小鉋の刃を紹介して見よう。 これは写真の一番左側に有った小型の鉋の刃を抜き取って 錆を落とした物だ。 刃幅43ミリ 全長45ミリと比較的小型の鉋刃になる。 頭部は槌打たれた事で鉄がめくれて 既にほぼ平らになる程変形して居るが 勿論山形の頭の形だったろうと思う。 グラインダーで鉄のめくれは擦り落として有る。 銘を探すが 見付からない。 刃先中央部に変な凹みが有り 此処に何か銘や花押の様な物が有ったかも知れない。 もしそうだとすれば この鉋刃は既に相当使い込んだ物と思われる。 その割には残りは45ミリ有るので かなり長い様にも思う。 錆はあらかた落としたが 刃の両脇 台の溝にはまる部分は腐食が激しくて、 周りよりも低く上手く平面は出せない。 ある程度 裏出しして 裏押しを行って有る。 それでも錆による腐食で黒く穴の様に なった部分が有る。 完全に裏を出そうとすると 鋼は無くなる可能性も高い。だからこの程度で深追いせず止めて置いた。 出来れば新しい台に入れて切れ味を確かめてから 保管して置きたい。 使い古しの鉋台を活用して 何とかなるだろう。 多分古い物と思うが、何処で作られたどう言う素性の物か 今の所全く 手掛かりは無い。
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