これも布田天神骨董市で買って来た鉄物だ。 樋を支える金物だろうと思う。 普通の家で使うものでは無いから 田舎のお倉か何かに付いて居た物では無いだろうか。 解体した時に取って置いたのだろう。 外で雨風にあたって錆びてはいるが、それ程錆は深く無い様に思う。 だからそれ程古い物では無いかも知れない。 もし古い物だとすれば 鉄の鍛えが良かったんだろう。 こんな物どうするのと聞かれると困るが 何となく手に入れた。 100円だったから 形の面白そうな物は皆買って来た。
先週行った 靖国神社骨董市で皿を1枚買って来た。 その事は忘れていたが 今日戸棚を見て思いだしたので 此処に書いて見た。 この皿は直径15センチ程度の小型の平皿で それ程古い物では無いだろうと思う。 古くて明治頃では無いだろうか。 雁が空を群れを成して飛び それを蟹の親子が 眺めて居ると言う図柄である。 雁が帰ってしまうのを見送ると言う感じもする。 何となく寂しい感じだ。 色は藍色だろうが 色はそれ程冴えない。 少し平板な感じもする。 割れや欠けは無いから 皿の機能に問題は無い。 しかし古物にある 何となく付く古色が無い。 全体につるとした感じがある。 値段は千円だから 高いのかも知れない。 ちょっと見ると良さそうだが長く使っていると飽きるかもしれない。
これは 隣に座る女性の業者が持っていた。 300円ですと言う。 これも用途不明。 何か物を引っ掛ける金具だと思う。 かなりしっかり出来て居るから 相当重量の有る物を吊るしたかも知れない。 先が尖っているから 飾って置いても 危険かも知れない。 まあ普段 目にしない形の物だという事で 買って来た。 錆びてはいるがそれ程 古い物では無いと思う。 今日は道具が無く こんな鉄物を 幾つか購入した。
私はこう言う鉄物が好きだ。 どう言う用途なのかさっぱり判らない。 勿論これを売る業者も本来の使い方は知らない。 100円ですという。 先端部分に引っ掛ける爪が 付いているが 片方はそれが欠けている。 こう言う鉄物は 田舎の鍛冶屋が使用者に頼まれて 極少数作った物だろう。 こんな物が大量に売れる訳が無いからだ。 材料は そこら辺で 拾った鉄材を使ったかも知れない。 それが雨風に当り 少し錆びて 朽ちて味が出て来るものだと思う。 だからやたら錆を落とさず そっとしておいて 後で茶渋でも拭いてやれば良いだろう。 用途は無いから 置き方を工夫して鉄肌を整えて 形と鉄地の面白さを楽しめばよいと思う。 だから全く 理解できない人もいる事だろうな。
今日は天気が悪くなりそうだと思ったが、何とか雨も降らずに 暖かい天気だった。 久し振りに 布田天神骨董市にやって来た。 七五三のお参りが有るらしく、境内は着物姿の親子が目立つ。 業者の数も少なく 買いたい物が無い。 そこで目に付いたこの亀の置物を買った。 200円だった。 亀は万年とかいって 縁起物だろうか。 しかし茶色の小汚い置物だ。 それでも目がクリとしてかわいい所もあるが、如何にも地味な存在だ。 陶製の亀だが それなりに良く出来ていると思う。 こう言う物を買うと言う事は 自分の気持ちにも若干余裕が出来たんだろう。 普通ならこう言う物には まず着目しない。 蛙コレクションの仲間に 亀を加えた。 全長 5センチ程度で 蛙より小さく じみだなー。
この鉋も靖国神社骨董市で手に入れた。 これも台はしっかりしている。 刃には 安来鋼特性 清弘 花押 と刻印してある。 清弘については 知識が無く判らない。この深い掘り込み刻印は新潟の鉋かなと思わせる。 まだそれ程 使って無いようだ。裏刃は共裏である。 刃が若干斜めになっていたので、それを修正した。 結構切れそうに思うが、まだ試し削りも行ってない。 早く一度は使って見たいと思う。 今回靖国神社骨董市が思った以上に業者の数も多く 充実していたので 今後 通うかも知れない。
台と刃を整備して 試し削りして見た。 思った以上に良く切れる鉋だった。 もう少し使い込めばもっと良くなりそうだ。 しかし普段使いの鉋では無いから今後使う機会が有るかどうか。 矢張り八分の鉋で重くて私には扱い難い。
台と刃を整備して 試し削りして見た。 思った以上に良く切れる鉋だった。 もう少し使い込めばもっと良くなりそうだ。 しかし普段使いの鉋では無いから今後使う機会が有るかどうか。 矢張り八分の鉋で重くて私には扱い難い。
先日行った靖国神社骨董市でこの鉋を手に入れた。 この業者は何丁か鉋を持っていた。 刃の良さそうな物も有ったが今回は台のしっかりした 比較的新しい感じの物を選んだ。 台が割れたり腐っている物は、台打ちが必要なので避けた。 この刃はかなり錆びていたが、裏刃がしっかり入っていたので 裏の錆はそれ程でも無く 綺麗に錆も取れた。 彦九郎に脇に 日本橋らしい橋が堀込んで有った。 この図柄の物は 時々見掛けるし 私も1台持っている。 刃の表なじみの部分に 縄目の様な 滑り止めと思われる 模様があり これは新潟の鉋かなとも思うが 定かでは無い。 裏刃もしっかりした物が付いて居た。 見ると 登録 金定となっていた。 刃は全長75ミリで少し使われた様だ。 台を見るとそれ程古い物では無いようにも思う。 まだ試し削りもしてない。 このままでも十分使えそうなので お土産に木工を仕事にする人にプレゼントするかも知れない。
靖国神社骨董市でこの鑿を手に入れた。 大工用で首が太く 刃も厚い鑿だ。 変に斜めに研いで有ったので修正しながら研いでいる。 ほぼまっすぐになって来た。 この鑿も随分錆が出ていたが 結構綺麗に取れた。 幅広の鑿なので千円と言うが 他の突き鑿を付けて実質値引きしてもらった。 三郎は聞いた事が無い銘だが 関西系だろうか。 余り使う機会は無いと思うが、鉋より場所は取らないし 研ぎも楽しいから 鑿の蒐集も悪く無いな。 しかし この鑿は 裏が錆びているので 裏押ししても なかなか綺麗に錆が取れない。 残念。 時々出して 刃先を眺め 研ぎの具合を確認してまた研ぎ直す。 そんな用途の鑿だと思う。
靖国神社骨董市で鉋2丁と鑿1丁を買ったら、2千円だと言う。 少し高いからまけてくれと言ったが 首を立てに振らない。 じゃあ何かおまけを付けてくれと言ったら良いと言うので 道具箱の中から この鑿を引っ張りだした。 かなり錆びていた。 こう言う場合 高そうな鉋など持ち出すと 多分駄目だと言うだろう。 それは別に売れるからだ。 この鑿は錆びていたし 余り買いそうな客が居ないと思ったんだろう。 帰って錆を落とすと結構しっかりした物だ。 錆もそれ程深くない。 研いだ感触も悪く無い。 しかしこのタイプの鑿は幾つか持って居るので これは誰かのお土産にしようと思う。 銘は 裏の根元に有るが これが上手く読めない。 残念だ。 こう言う鑿は建具屋さんが使う物だろうか。 大工の荒仕事には向かないきゃしゃな作りだ。 多分それ程使って無いだろ。 薄鑿は制作後 若干反りが出る場合があるが これはそうなっていない。 自分用にしても良かったかな。
その後 この鑿は 私の木工の先生にプレゼントした。 早速研いで使ったらしい。 切れたよと言っていた。 比較的甘い鋼だった様だ。 この人は鑿の研ぎも上手いから鑿の持つ能力を精一杯引き出して使うと思う。 鑿よ役にたってくれよ。
その後 この鑿は 私の木工の先生にプレゼントした。 早速研いで使ったらしい。 切れたよと言っていた。 比較的甘い鋼だった様だ。 この人は鑿の研ぎも上手いから鑿の持つ能力を精一杯引き出して使うと思う。 鑿よ役にたってくれよ。
今日は天気が余り良くないが、久し振りに骨董市に出かけた。 何時も行く富岡は休会なので、靖国神社骨董市に行って見た。 すると結構多くの業者が来ている。 約60は有ると思う。 九段から近いし、我家からも乗り換え無しで行けるので便利だ。 さて そこで鉋刃を並べる業者から この鉋刃を購入した。 刃幅42ミリ 全長47ミリでかなり使いこまれている。 普段なら手を出さない品物だが、今回は 500円と私としては高い値段で買ってしまった。 この刃裏の銘の部分に うさぎが前足をそろえて うずくまる所を正面から見た様な 図柄が有る。 だから 刃の銘をうさぎとした。 耳が長いので うさぎとしたが 或いは違うかも知れない。 この図柄には見覚えが有り 私の父親が 使っていた道具箱の中の丸玄翁に 似た図柄が有った。 この玄翁は私が小さい時から有ったから 多分昭和20年代から30年代頃購入した物ではないかと思う。 かなり古い物だ。 この鍛冶屋さんは 玄翁だけでなく鉋刃も作つたのだと初めて知った。 そこで このうさぎの切味を確かめて見たくなった。 台打ちは面倒だが、 その内やってみよう。 父は既に 亡くなり この玄翁は 実家に置いて有るが、私が柄を付け替えた。 いずれ引き取り この鉋刃と共に保管しようと思う。