大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

紅梅の花

2020-02-10 21:22:37 | Weblog
2月8日(土)東京は晴天で気持ちの良い晴れだ。 そこで何時もの散歩も決まったコースを避けて 少し遠廻りして、普段通らないコースを歩いた。 と言うのも女房が何時ものコースじゃつまらないと言うからだ。

しばらく歩くと民家の庭に紅梅が咲いている。  花は既に盛りを過ぎたかも知れない。 この辺りは 日当たりが良く 冷たい風も吹き抜けて行かない地形なのかも知れない。 早春と言う感じだ。 この梅の木は咲くのが早いんじゃないかなとも思う。 我家の庭の外にも 梅の木は有るがまだ蕾は固い。 散歩は何時も決まったコースを通って隣駅まで歩いて 電車で帰って来る。 半分は健康維持の為に義務的に歩いている。  たまには 普段通らない道を、廻りを見ながら歩くと、新しい発見も有る様だ。 毎日決まった事を 何の疑問も無く 飽きる事も無く行うのは 老人になったからなのだろうか。 毎日 同じ事をしても 別に気にならないのは 感性が鈍く劣化したのかも知れないな。         
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0720A 平小鉋

2020-02-08 18:12:08 | Weblog
昨年暮れに 調布布田天神骨董市で角面取り鉋を入手した。 その件は既に載せたと思う。 結局この角面取りは 台が駄目だったので 刃を抜き取って 本刃は 小鉋に仕立てた。 その鉋についても既に載せて居る。 この時に 裏金が 残った。 この裏金は その辺りに転がって居て 時々 スクレーパ替わりに使っていた。 裏金は刃物として使える物なのか試した事は無いので 今回 この裏金を使い小鉋に仕立てて見た。 台は古い鉋台を切って使った。 全長150ミリ 幅33ミリ 厚み21ミリ 程度とした。 裏刃の寸法は 幅26ミリ 全長45ミリ 程度有る。 小鉋の台を掘るのは良いとして、脇の溝を刻むのは難しい。 私は幅25ミリ程度有った 細長い鋸を 幅を15ミリ程度に切りこれを使っている。 余り上手く切れないが 他の方法より若干増しだ。 これで小鉋は出来た。 まだ使って無い。 刃は鋼が有るのか無いのか良く判らない。 番号は 以前の角面取り鉋の時に 一緒に使われて居た物なので Aを付けて置いた。 どの程度切れる物かいずれ使って確認するが 研いだ感触は余り期待は持てない。 まあ糸面でも取る時に使えればそれで良い。 小鉋の数も段々増えて来た。 これから反り台や四方反りに改造する事も考えているので 使い道は有るだろう。
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0427 鉋台打ち

2020-02-07 21:49:15 | Weblog
先日鉋刃の紹介を行った、この鉋刃の為に新しい台を制作した。 今回の材は何だろうか。 良く判らない。 以前から有った物だ。 台尻側から見ると年輪に沿って導管が並ぶ還穴材の様だ。 台上端側には虎斑も見えるので 楢かも知れない。  どうも鉋台には今一向かない材かも知れない。   台長は285ミリ 幅は80ミリ程度とした。  刃を仕込んで OILを塗って有る。 取敢えず 刃を入れて少し馴染ませている。 これから下端を均して 試し削りして見たい。 今回も余り急がずに 暫く置いて刃と台が馴染んでから 調整は行う予定。 まだOILが若干べた付くので 乾いて扱える様に少し時間を取ろう。 その間にもう少し鉋刃の研ぎを進めようと思う。 以前購入した鉋もこうして 何度か楽しめる訳だ。
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0427 鉋刃 銘 読み取り出来ず

2020-02-06 17:12:59 | Weblog
今日昼間所用で外出したが、風が冷たく 今冬一番の寒さだ。 やっと冬らしい寒さがやって来た。 寒いので早々に引き上げて来た。 世間ではコロナウイルスの件で騒がしい。 人混みには近つか無い方は良いかも。

さてこれは以前 大和骨董市で入手した物だ。 入手した時に軽く刃を研ぎ直したがそのまま保管してあった。 今回その鉋を引っ張り出して 刃を抜いて紹介して見よう。 刃幅61ミリ 全長75ミリ程度有る。しっかりした台を作ればまだ使えると思う。  銘を見るが残念ながら全く読めない。 銘らしき物は多分有ったと思うが読めない。 下には 白鳥が2羽並んで泳いでいる様な絵柄の花押らしき物が有る。 刃の頭の部分は槌打たれてかなり鉄がめくれていた。 これでもグラインダーでかなり擦り落としているがまだ残って居る。叩いて元の形に直す修理も有る様だが そこまでやらずめくれは削り取っている。 頭の部分全周にめくれは出来ている。 刃は非常に薄い刃の様だ。 多分白紙系の鋼なので 焼入れ性をよくする為に薄く作って有るのかも知れない。  最近の物では無く古い物だろうと推測する。 ではいつ頃かと言われても 私には良く判らない。 現状の台は余り良くないので 新たに台を作って一度試し削りして見たい。 研いだ感触は良さそうだが、まあ使って見るまでは何とも言えない。 多分 入手して一度も使った事は無いだろうと思う。 そんな物を出して来て 整備して使ってやれば鉋も喜ぶだろう。 銘も判らず 何処で誰が作った物か 全く手掛かりの無いのは残念だ。 
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0722 勝利鉋の削り

2020-02-03 21:49:25 | Weblog
この鉋刃は町田骨董市で手に入れた物だ。 台は無く 自分で台を打ち削れる状態にした。 それ程錆の無い使える鉋刃だと思った。 しかし削って見るとどうも 思い違いの様だ。 良く滑らかに削れる様に思うが 鉋屑は割れて出て来る。 裏をよく見ると一カ所錆跡が薄く残り取れない部分が有る。 更にそれ以外にも ピンホールの様な小さな穴が後2から3個有りそうだ。 これらはなかなか消えない。 或はその部分まで使い込んで研ぎ落すまで駄目なのかも知れない。 骨董市鉋はこう言う事が往々にしてある。  承知のうえで安く購入しているので仕方無いだろうと思う。 この場合 真の鉋の実力を知るには相当の時間が必要だ。 毎日使って毎日何度も研ぐ人なら 良いのだろうが、週に1度程度しか研がないので 刃はなかなか減らない物だ。  今の所 削りはこの程度になる。 まあ一応削れるが まだ厚いと思う。  若干厚めに鉋屑を出して 割れが分かり難くしている訳だ。

兎に角削りの状況をここに載せられるのは良い方だ。 多くの鉋達はまだ恥かしい削りで載せられ無い物も多い状況だ。 
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新刻文選正文音訓巻之一 賦類 

2020-02-02 11:10:33 | Weblog
さて先日行った町田骨董市でこれを購入した。 100円だった。  賦類とは何だろうか。  中国の韻文を選別して集めた物と言う事だろうか。  門人 深津利明が校正したと書いて有る。 中味は漢文で意味は良く判らない。 日本で印刷して発行した物だろう。 これを使い勉強する為の教科書だったのでは無いかと思う。

これは和紙に印刷された物で 虫も食って無く この和紙を利用する為に購入した。 比較的薄い紙で出来ているので 色々使い道が有ると思う。 例えば砥石の縁に巻いても良い。 だがこの和綴じ本は そんな目的で使うのは勿体ない様にも思う。  少なくても何が書いて有るのかある程度読んで理解してからにした方が良さそうだ。  これを読むとなると相当大変な事だろう。 昔の漢文の授業を思い出す。 骨董市で100円で売られていると言う事は 買う人も居ないとのだろうし、 それ程珍しい物では無いのだろうか。  取敢えず他への流用は止めにして、漢文に取り組んで見るか。
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刃物 2本

2020-02-01 18:11:25 | Weblog
今日は久し振りに町田天満宮骨董市にやって来た。 快晴でそれ程寒く無い様だ。 骨董屋のおじさんは、天満宮の敷地境界フェンスの外に立っていた。 そんな所で何してるのと声を掛けた。 すると中に入って来て境内は禁煙なので外に出て煙草を吸っていたそうだ。  火の用心の越した事は無いが 店番はどうするの。 さてガラクタ箱の中からこの刃物を買って来た。 2本で150円だった。 まあ少しまけてくれたんだろう。

さてこれは何に使う物だろうか。 私は知らない。 左は幅15ミリ 右は幅10ミリで 幅に併せて握りの部分も変えて作って有る。 刃先は両刃になっている。 刃先以外は何かテープを巻いて有る様だ。 エッジで手を切らない為だろうか。 それ程使った物では無い。 或は皮切り包丁の替わりに使ったのかも知れない。十分調べて無いが 銘やマークの様な物は無いと思う。 これから少し研いで使って見よう。 多分全鋼の刃物だろうと思う。 似た物は以前にも入手しているかも知れない。 皮切りなら 革細工をやっている友達に進呈しても良いかなと思っている。 

その後巻いて有るテープを剥して見ると丸に吉光 の銘が刻印されていた。 やはり使い方は良く判らないが 紙を切ったり、彫刻でもしたしりする時に使う物かな。 (2020/2/2)

この刃物について女房に聞くと、これはボタンホールの穴を開けて周りをかがる為の布に切れ目を入れる為の物だろうと言う。なるほどねー。納得だ。
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0035 一枚刃平鉋 銘 松栄 (六分)

2020-02-01 17:57:08 | Weblog
さて先日からいじって居たこの松栄鉋は一応台も整備して 試し削りして見た。 結構良く削れる鉋の様だ。 しかし台の調整が十分では無く 人に見せられる削り屑では無いのが残念だ。 今回 有ったはずの裏刃が行方不明なので 一枚刃鉋に直した。 刃口も5ミリ位開いていたのでそれは詰めた。 台の狂いも削って直した。刃口が台に対して直角で無いので それも直した。 この台の上端真中辺りに 瓢箪 東京のマークが刻印して有った。 写真では判らないだろう。 刃はかなり台にもぐり込んで調整がやりずらい状態だ。 取敢えず切れ味は悪くないと確認できたので これで良い。 また引出に戻して保管する事になる予定。 刃はもう使い切ったと思われる程度短くなっているので、 恐らく台も 最初の物では無いだろうと思う。 そうすると台は何処から持って来た物だろうか。 
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