今年の取り組みの紹介です。コンパニオンプランツ<その1>もご覧ください。写真は、昨年のナスと長ネギの混植の様子です。
◇長ネギ(根深ネギ)との混植◇
・ネギ類との混植では「苗立ち枯れ病」「生育障害・連作障害」を防ぐといわれています。
・ネギの仲間にはアリシンという抗菌物質が含まれており、抗菌作用によりネギの周辺はきれいに。また拮抗菌という菌が、病気を防ぐ抗生物質を出すそうです。
・長ネギのタネまきは、1、2月におこなって4月~5月の植えつけ時には、それなりの大きさにする必要があります。
・混植する野菜は、カボチャ(4月下旬)、キユウリ(4月下旬)、ナス(4月下旬)、スイカ(5月上旬)、ゴーヤー(5月上旬)、マクワウリ(5月上旬)です。
・植え方は、ネギの根と混植する野菜の根が絡み合うように苗を挟むように、ゴーヤー等は蔓の伸びる方向にも植えると効果的です。
・野菜を収穫後、生長した長ネギは収穫して、おいしく食べることも出来ます。
◇インゲンとピーマンの混植◇
・ピーマンに発生するハダニが嫌うのがインゲン、そのインゲンに発生するアブラムシはピーマンを嫌うそうです。このためつるありインゲンよりも、つるなしインゲンの方が効果があります。
・最初のインゲンは3月末にはポットなどにタネまきして、4月中旬に植えつけますが、ピーマンを同時に植えるためには、3月始めまではタネまきするなど計画的に栽培しなければなりません。
・インゲンは時間差で次々に栽培しますが、ピーマンは長く収穫が続くので、どのように植えるかを事前によく計画しておく必要があります。
◇トウモロコシと枝豆の混植◇
・トウモロコシの生長を強く促すのが枝豆です。枝豆は耐陰性があるので、トウモロコシの日陰でも十分に育ちます。
・枝豆はトウモロコシの害虫であるフキノメイガを、トウモロコシは枝豆の害虫であるカメムシをそれぞれ忌避しあうそうです。
長くなってしまったので、「トマトとラッカセイ、キャベツとチマサンチュ、チンゲンサイとシュンギク」、それにソラマメと小麦のバンカープランツなどは、後日とします。