千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

春の『宙を見よう!』

2015-04-25 16:05:59 | 満天の星

 梅田ヨドバシカメラ2Fの望遠鏡売り場でKenko社の『宙を見よう!』13号を配布していました。
 春の星空の楽しみ方が分かりやすく解説されていて、誰でも初めての星空散歩ができるようになっています。
 星見と言えば季節の星座がありますが、その位置を自分で探す時に目印となる明るい星が、「春の大曲線」「春の大三角」として紹介されています。
 良く知られた北斗七星の柄を延長して、アルクトゥールスそしてスピカと辿る「春の大曲線」では、牛飼い座や乙女座を見つけることができます。
 暖かくなった春の宵に、街の明かりの少ない場所を探して、瞬く星を見上げて見るのも良いものです。

4月4日は皆既月食

2015-03-30 18:44:12 | 満天の星

 テレビ・ニュースなどでも言われていますが、4月4日は皆既月食が見られます。
 梅田のヨドバシカメラ2Fの望遠鏡コーナーで配布されていた、メーカーKenkoの星空情報パンフレットにも詳しい解説が載っていました。
 「国立天文台によりますと、4日の19時15分頃から部分月食が始まり、20時54分~21時6分が皆既月食の時間帯となります。今回の皆既月食は観測時間が約12分間と短いため、月食の瞬間を逃さないように‥‥」(livedoor NEWS)
 皆既月食は赤く神秘的に見えるところが興味深いです。桜もちょうど満開の季節にかかる地域では、夜桜と皆既月食のコラボ見物ができるので、おそらく翌月の天文雑誌の写真コーナーには、そんな構図の美しい作品が多く寄せられるのではないでしょうか。
 株式会社ウェザーニューズが特設サイトでライブ中継を予定しているようですが、「ウェザーニューズ」だけに却ってお天気の方が心配になります‥‥。

明日は皆既月食!

2014-10-07 17:04:18 | 満天の星

 梅田ヨドバシカメラ3Fの望遠鏡コーナーでKenkoの『宙を見よう!』という季刊パンフレットを貰ってきました。
 Vixenにも同様の情報パンフレットがあって参考にしているのですが、最近はKenkoのこれと両方で四季の星空ウォッチングの情報源にしています。
 『宙を見よう!』(10月~12月のおもな天文現象)では何といっても皆既月食の記事です。明日(10/8)東の空に上った月で6時過ぎに部分食が始まり、7時24分から皆既になっていくようです。皆既月食は1時間ほど続きます。
 「‥‥皆既中の月は真っ暗とはならず、10円玉のような赤銅色に見えますが、この時の赤銅色は地球の大気の状態により、毎回違って見えますので、どのような色に見えるのか楽しみです」
 台風一過の今週は全国的に秋晴れの爽やかな天気に恵まれると予報されています。今回の皆既月食も全国で見られるようですので、皆さんお見逃し無くぜひご覧下さい。

夏休みの星空

2014-06-05 08:01:19 | 満天の星

 望遠鏡メーカーのビクセンから季刊で発行されている星空情報パンフレット『So-Ten-Ken』Vol.51夏号が、梅田ヨドバシカメラ2Fのコーナーで配布されていました。
 星好きなファンは気(季?)が早いので、もう夏休みの予定として「天の川を見る!」が特集されています。
 1年の中でも特に濃い星群が観察できる夏季の天の川ですが、織り姫・彦星として知られているベガやアルタイル、また白鳥座のお尻にあたるデネブとサソリ座の心臓にあたる赤いアンタレスなどの一等星が満天に散らばります。
 僕も憶い出しますが、街の光があまり届かない山深い場所で見た天の川、そして一等星を始めとする星々の素晴らしさには爽やかに心踊る想いがあります。
 夏休みに小さなお子さんなど家族連れ立って田舎の夜空を楽しみに、このようなお手軽パンフレットや星空散歩の雑誌・本などを参考に、今から情報を集めてみられてはいかがでしょうか。

火星が近づきます

2014-02-26 08:25:49 | 満天の星

 今週からようやく本格的に春めいてきた感じがしますが、望遠鏡メーカーVixenが梅田ヨドバシカメラ2Fなどで季刊で発行している、『So-Ten-Ken』という情報パンフレットの春号を貰ってきました。
 その中の宇宙の話題では「火星へGO!」というタイトルで、4月14日に2年2ヶ月ぶりに地球に接近してくる「地球に似ている惑星」火星について詳しく解説しています。
 太陽を回る公転周期が地球が365日に対して、火星は多く687日掛かって一周することから、2年2ヶ月に一度互いに近づく現象が見られます。ただし地球の公転軌道が円に近いのに比べ、火星はやや楕円を描いており接近した時の距離がかなり違ってきます。
 今回の接近は約9,200万kmの距離に近づきますが、4年後の2018年7月には約5,800万kmまで大接近するそうです。
 桜の花が散った頃に夜空を見上げて、赤い点として見える火星を探してみませんか?

Kenkoの『宙を見よう!』

2014-02-03 19:49:52 | 満天の星

 カメラのフィルターレンズや周辺光学機器のメーカーKenkoが発行している、パンフレット『宙を見よう!』を梅田ヨドバシカメラの2F売り場で貰いました。
 Kenkoはより一般のマニアではない人達に向けて、星空ウォッチングのための機器やアイテムを販売しているメーカーと想いますが、それだけに価格的にも熟れた商品が展開されています。
 以前から競合するVixenの発行している『So-Ten-Ken』という季刊パンフレットを折に触れご紹介してきましたが、『宙を見よう!』は専門ショップには置かれていたかも知れませんが、僕には今回のPart8号が初めて見るものでした。
 2月~3月の主な天文現象と題して、テーマは「この春は木星・金星がみごろ」となっていて、惑星についての基礎知識から木星と金星について詳しい解説が載っています。具体的には2月には木星が見ごろとなり、明けの明星の金星が2月15日には最大光度を放つとされているようです。

リコー『GR』で星空を撮る

2013-08-28 00:00:21 | 満天の星

 先日、古くなったアナログ・カメラを買い取りして貰ったばかりですが、デジタル・カメラの方は毎年のように進化し続けていて、星の専門雑誌『天文ニュース』でも気になっていたリコー『GR』の新製品が解説されていました。
 もともとコアな人気があったリコー『GR』ですが、今回の改良点は何と言っても面積的にも9倍になるという、デジタル一眼レフと同等の画質を描き出す大型イメージ・センサーの搭載につきます。大型イメージ・センサーを納める割には全体的にそれ程変わらない大きさとなっています。
 そして、星景写真を撮影するにも最適なコンパクト・デジカメになってきたと評されています。『天文ニュース』の写真投稿ページでもデジタル・カメラの星景写真が増えているようですが、デジタル写真ではフォトショップのような画像ソフトで演出を施した作品も見られます。例えば季節の星空と蛍の共演を写した作品では、露出時間の違う星空画像のベースに飛び交う蛍の光跡を重ねてデジタル処理がされています。

スーパームーン

2013-06-19 00:00:52 | 満天の星

 梅田ヨドバシカメラの望遠鏡売り場などで配布されている、専門メーーカー「Vixen」の情報バンフレット『So-Ten-Ken』2013年夏号に、普段より月が大きく見える「スーパームーン」のことが載っていましたのでご紹介します。
 月は地球の周りを回っている衛星ですが、その軌道はやや歪な楕円状になっています。そのために生じる最大の遠・近距離の差は約5万キロ程あり、27.3日に一度は地球に接近して大きく見えるということになるのですが、「スーパームーン」はそれが一番感じられる満月の時に言われるので、結局は14ヶ月に一度くらいになってしまうようです。
 今年は6月23日(日)がその「スーパームーン」が見られる日に当っていて、夜8時頃に晴れていれば約14%大きな(30%も明るい)満月が観察できます。

・スーパームーンの画像検索

新しい星景写真

2013-04-23 00:01:57 | 満天の星

 先週金曜日夜の日本テレビ「未来シアター」で星景写真家宮坂雅博さんが紹介されました。
 星景写真とは星と一緒に物や景色を写し込む写真のジャンルで、星空だけを撮影するのは星野写真と言います。宮坂さんは誰にも撮れない新しい写真表現を工夫して、新しい星景写真のイメージを創作されています。そのクリエイティブで美しい作品はNASAのホームページにも掲載されている程に注目を集めているようです。
 番組では星空と近景(例えば花など)を一緒に写す方法を解説していましたが、方法論よりもそのような写真を撮りたいという想いを強く持つということが大事なことなのかなと感じました。
 そしてまた次の新しいイメージ表現として、水中に半分レンズを入れた状態で星景写真を撮られていました。素晴らしい『誰も撮ったことのない写真』でした。

2つの大彗星

2013-01-14 00:00:24 | 満天の星

 先日テレビニュースを見ていたら、今年は2つの大きな彗星が太陽に接近して、肉眼でも観察できるのではないかと期待されています。
3月中旬から4月にかけて飛来するパンスターズ彗星と、特に明るくなりそうな12月初旬のアイソン彗星だ。国立天文台の渡部潤一副台長は「長く尾をひく、彗星らしい彗星が日本から肉眼で見えることになれば、1997年のへール・ボップ彗星以来」と話している。【読売新聞
 彗星といえば想い出すのは、現在は活動休止中の天文サークル「満天の星」に参加していた頃に、百武彗星とかヘール・ボップ彗星など、何日かを掛けて夜空に明るく長い尾を引きながら消えていく姿を仲間たちと夢中で見送ったことです。どちらも実際に接近してから想像以上の大彗星になったということで、事前に騒がれながらそれ程でもなかったハレー彗星とは違う興奮が味わえました。
 今年の2つの大彗星の接近は果たしてどちらの話題となるのでしょうか。もちろん再びあの素晴らしい天体ショーが見られることを期待しています!

冬の星見

2012-12-07 00:00:48 | 満天の星

 梅田ヨドバシカメラ3Fの望遠鏡売り場に立ち寄り、専門メーカーのVixenから季刊で発行されている情報誌『So-Ten-Ken』2012年冬号を貰ってきました。
 先ず「木星は今が観測シーズン」と題して、惑星の中でも土星と並んでその縞模様で人気の木星について詳しく載っています。
 例えば、1994年に話題となったシューメーカー・レヴィ第9彗星の衝突痕が今も縞模様に残っている様子や、双眼鏡でも見やすい4個のガリレオ衛星のミニ解説などが図・写真付きで分かりやすく書かれています。
 もう一つは、冬の星座として良く知られているオリオン座のベデルギウスと、全天一明るい大熊座のシリウス、そして小熊座のプロキオンで描く「冬の大三角形」の下に伸ばしたところにあるカノープス(2番目に明るい)が紹介されています。この星は南天のとても低高度にあるので見るのが難しく、遮るものの無い海や高い山丘などから見るのが適しています。なかなか見られないので、もし見られたら長生きする星だと聞いたことがあります。
 冬の星空観望は寒さ対策さえきちんとすれば、このようにとても賑やかで見応えのある季節です。

※ 表紙の星夜景の写真が僕のオリジナル曲『季宙ブラウズ』のイメージと重なります。

宇宙体感プラネタリウム

2012-12-04 00:00:32 | 満天の星

 以前(2006年)に、たった一人で1000万個の星空を映し出すプラネタリウム「メガスター」を開発した大平貴之さんのことを書いたことがあります。それ以来テレビドラマ化や海外での活動の様子も伝えられていました。
 日曜日夕方のテレビ朝日「奇跡の地球物語」で「進化するプラネタリウム~体感する宇宙空間~」が放送され、メガスターのワクワクするような進化形が詳しく紹介されました。
 それは従来のプラネタリウムがフロアに座り、半球ドームの天井に映し出される星空を見上げていたのに対して、別格にリアルな星空を投影可能な性能もキープしつつ、全面に映し出される球体ドームの中程に立つ観望者が、360°周囲の宇宙映像を見渡せるスタイルになっていました。
 まるで宇宙ステーションに居る飛行士が窓から全方向を見渡せるような体験ができるということです。プログラムによっては宇宙旅行を疑似体験させられます。この次には3D化とかになっていくのかなと楽しく予想をしました。
 まだ実際の宇宙旅行は超高額で個人的には難しいと想いますが、このプラネタリウムが関西で実演される時にはぜひ観に行きたいと想います。

星夜写真カメラ

2012-11-15 00:00:55 | 満天の星

 月刊誌『天文ガイド』を見ていたら一眼レフ・デジタル・カメラの広告が載っていて、最近のデジカメは簡単に星夜写真が撮れるらしいと知りました。
 そんなことはもう常識なのかも知れませんが、手振れの心配(失敗)も無く1/4秒くらいのシャッター速度で、光の量は十分に蓄積し山並みに掛かる星空などが奇麗に写せるようなのです。
 随分以前になりましたが、僕が「満天の星」という天文サークルに参加し始めた頃には、マニュアル・カメラを三脚に動かないように設置して、数分もシャッターを開けたままにして写すものでした。僕も見よう見真似でニコン・NEW FM2というマニュアル・カメラで試し撮りを何度もしました。素晴らしい写真はなかなか撮れませんでしたが、写真屋さんで現像して貰うのが楽しみでした。
 デジタル・カメラは進化するのが速くて一眼レフは尚更に買うタイミングが難しいものです。しかしそんなに簡単に美しい星空のある風景写真が撮れるのならとても魅力的に想えてきました。

※ 以前にも「ポラリエ」という星景写真専用の簡便なカメラ取り付け赤道儀のことをブログでご紹介しました。

月光写真

2012-09-27 11:40:58 | 満天の星

 昨夜のテレビ・ニュースで梅田大丸ミュージアムで開催されている「石川賢治月光写真展 宙の月光浴 space of spirit」(10月8日まで)の告知案内が放送されました。
 月の光で撮影した写真集『月光浴』(1990年)は僕も以前一冊買った記憶があり、滝や水の流れが青白く幻想的な風景となり写されていました。石川賢治さんは商業写真家としてコマーシャルの現場で活躍されていたのですが、ある満月の夜に一枚の写真を撮ったことで神秘的な月光写真の魅力に嵌り、世界各地の月光の下で美しい作品を撮り続けています。
 昨夜の取材では、奈良の明日香村で石舞台の月光写真を撮る予定でいたところ、街灯など人工の照明が多くて撮影が結局できず、その替わりに日本一古いと言われる大和古道を撮ることに‥‥。古道の佇まいが月光の下に美しく浮かび上がっていました。月光写真は満月の夜しか撮ることができないということで、雲が掛かっても光量が足らなくなるので、年にわずか10日程しか適した日が無いという厳しい条件のようです。
 僕も参加していた天文サークルで星見(スター・ウォッチング)に出掛けていた頃に、明るい街灯の光を避けて遠くの山奥に分け入っていたのを想い出しました。これは動植物などにも悪影響があり、光の害と書いて“こうがい”と呼ばれています。

 月光浴
 石川賢治
 小学館

 宙の月光浴: Space of Spirit
 石川賢治
 小学館

秋の星空

2012-09-08 12:15:49 | 満天の星

 梅田ヨドバシカメラ3Fの望遠鏡売り場に立ち寄り、専門メーカーのVixenから季刊で発行されている情報誌『So-Ten-Ken』2012年秋号を貰ってきました。
 秋の天文現象やイベントなどが掲載されているのですが、秋の星空と言えば空気も澄んで夏場の大気の揺らぎも落ち着いてくるのですが、星座的な賑やかさは夏のような華やかさは比較的少なくなります。
 そのようなやや地味な秋の星空の中でやはり注目をされるのは、僕たちの太陽系がある天の川銀河に最も近いアンドロメダ星雲でしょうか。山間などの周囲が暗い場所に行くと双眼鏡でもうっすらその存在を感じることができます。望遠鏡で拡大追尾しながらシャッターを開けて弱い光を集め、撮影したダイナミックな写真で一般にもよく知られていますが、そのアンドロメダ星雲と天の川銀河は急速に接近していると言われており数十億年後には衝突する運命にあるようです。その時にも恒星同士は直接ぶつかることはないと図書館で覗いた科学雑誌に書かれていましたが‥‥。
 他にも星好きには良く知られた2重星団がWの形をしたカシオペア座付近にあり、双眼鏡で非常に美しい「星の宝石箱」が堪能できます。また少し先ですが11月27日の夜明け前に金星と土星という明るい惑星が並ぶのも見物ではないでしょうか。
 残暑の続く候とはいえ夜は少し過ごしやすくなりましたので、双眼鏡でも片手に星空を見上げに出掛けるのも良いかと想います。