千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

北摂に暮らす

2007-12-31 00:10:41 | お薦めします
『Richer(リシェ)』1月増刊号の特集は「わたしの街案内・北摂に暮らす」と銘打ち、北摂に新たにできた魅力的なショップや地域で評判のお店を取材しています。
我がまち千里山のショップもカフェでは「カフェ・ウルー」とフルーツカフェ「TOOBOO」、家具・雑貨でレッチワース・ロードの坂の途中にできた「ワークショップ」、フランス料理のニューフェイス「レコンフォルテ」、そして有名料亭の「柏屋」がそれぞれエントリーされています。特に「柏屋」は見開きページいっぱいにお昼のミニ会席の料理が、それぞれ美味しそうなキャプション付きで紹介されています。また、ぼだい池の畔にある「Bodaijyu」にカツサンドを伝授したと聞いている、千里中央のカフェ「アステリア」の記事も見つけました。
「北摂に暮らす」というテーマから、北摂のマンションについて色々と蘊蓄を寄せている若手建築家の今津康夫さんは、千里山まちづくり協議会のメンバーである広村さんと、ロイヤルマンションを設計した遠藤剛士事務所で一緒に仕事をされていたという縁がある方のようです。北摂エリアが人気の理由とか、新・中古マンション事情とマンションリフォームのことなど、とても役立つ情報読み物となっています。
僕らが現在住んでいる北摂のまちの価値を、このお正月休みに再発見してみるにはちょうどピッタリの雑誌です。

千里山の道路計画縦覧

2007-12-30 00:07:03 | 千里山INFO
先日夜の7時から千二地区公民館で吹田市都市整備室の説明会がありました。その内容は駅前再開発にも絡むのですが、道路の拡張にともなう変更事項の“縦覧”の一環です。“縦覧”とは聞き慣れない役所用語かと思われますが、行政手続き上のある一定期間、関係資料などを周知公開し了解を得ることを言うようです。
ちさと図書館前から千里山駅までの道路を拡幅し、両側に歩行者専用レーンを設けた街路樹つきのものにする予定で、それに伴い商業地域とか住宅地域とか色々な制限の線引きがわずかですが変わります。そのラインの修正の確認が主な説明でした。
一応の説明が終わり雑談に入ったのですが、そこで出席していたまちづくり懇談会の世話人の方達が、膠着状態になっているとも見える公団側との交渉の現在の状況を質します。結局のところは公団の建て替え計画が具体的に出てこないことには、吹田市としても何も進められないという感じでした。それでもあと5年後くらいには、かなり様変わりしていることだけは確かです。

※ 今回の縦覧の内容について、詳しくは都市整備室の該当ページをご覧下さい。

『ちさとの風WEB』

2007-12-29 00:01:24 | 千里山INFO
今日はランチ&ミーティングで佐井寺のイタリアン「ナポリ」に集まり、ゆっくりパスタ・バイキングを楽しんだ後、千里山まちづくり協議会のオフィシャル・ブログの準備打ち合わせを行いました。
メンバーは僕の他に吹田市議の池渕佐知子さんと、大学で社会環境工学の講師をされている田中晃代さんです。そんなキャリアなお二人は主婦でもあり、田中さんはまだ小さなお子さんもおられ、この年末の忙しい中を時間を割いて下さいました。
今年、まちづくり協議会は上方落語寄席「ちさと亭」などのイベントや研修会を主催したり、また協賛のかたちで平和カーニバル「Rua Feliz(幸せの街路)」に参加し、駅周辺再開発の懇談会にも多くのメンバーが世話人として会席するなどしてきました。また、これからますます協議会の方向性や存在の意味なども問われて来るものと思います。
そこでWEBサイトを持ち情報を広く発信し、また街づくりへのご意見や新しい仲間を集うことにも繋げようということになりました。来年の1月中くらいの公開予定で準備を進めるため、内容とそれぞれの分担なども大よそ決定しました。千里山まちづくり協議会に興味を持たれ、一緒にこんな事がしてみたいという提案などあれば、『ちさとの風WEB』を通じてお知らせ頂ければと思います。

鯛の姿焼き

2007-12-28 00:19:51 | 千里山INFO
お昼頃に千里山の魚屋「大善」の前を通りかかると、美味しそうな匂いがしてきます。ブロックを両側に積み上げた急拵えの焜炉の上で、立派な鯛が並べて焼かれていました。この店前ではよく魚の開きが干されているのは見られるのですが、お正月の祝い用の鯛を焼く現場に出くわしたのは初めてです。踊る姿に串を刺して塩をまぶす係りと、焼き方が二人で協力しながら効率よく出来上がっていきます。
それにしても焼き鯛の匂いは良いデモンストレーションとなっているようで、土用の鰻の蒲焼きではないのですが、通行人もついつい足を止めてしまいます。僕も帰省する予定が無ければ、一匹くらい購入したかも知れません。無為の正月のお酒に疲れた胃腸には、鯛の身をほぐしたお茶漬けなどがサッパリとして嬉しいものです。
年末の風景としては注連縄売り場などもありますが、祝い鯛の姿焼きもこの時節の風物詩なのでしょうか。少し生活情報サイトを調べてみましたのでご紹介します。

「『おせち』とは、昔は正月および五節句に用いる節句料理を意味しましたが、現在では正月に用意する重詰などの伝統的なごちそうのことをいいます。正月の祝い肴(さかな)は『暦蘇肴(とそざかな)』ともいわれ、数の子・黒豆・ゴマメ(田作り)などのことを指します。
 姿・形・色も良く、味も上品な鯛は、めでたい魚として、祝いの席には欠かすことのできない日本の代表的な魚。関西では正月に鯛の姿焼きを作り、三が日ははしをつけずにめでることから『にらみ鯛』とも呼ばれています。」【料理研究家 沖野惠子】

関大ランチ&散策コース

2007-12-27 01:29:54 | 千里山ウォーカー
地域情報サイト「千里山.NET」では地域のウォーキングお薦めコースを掲載していますが、今回は関西大学のバイキング・レストラン「紫紺」でランチを食べて、季節柄学生もまばらになっているキャンパスをゆっくり散策しようという提案プランです。
関大南門の長い石段&坂道を登ると100周年記念会館があり、その右翼1Fフロアで「紫紺」は営業されています。このレストランは以前にも紹介させて頂きましたので、料理などの詳細はそちらをご覧下さい。楠の木などの大きな樹木に囲まれた自然が、窓全体に眺められる爽快な雰囲気の中で、教職員と学生の声に混じり地域の人達も多く利用されています。
食事の後正門までの道端で、赤く熟したナナカマドの実が印象的でした。そして先日『千里山大正ロマン』の展示が行われた簡文館(関大博物館)や、工学部設計の風力発電機のある屋上庭園を頂く凛風館(総合学生会館)を過ぎて、北門から再び市街地に出ました。
このように自由に一般住民が出入りできるのは、キャンパスを縦断するメインストリートが歴史的に公道であるためです。セキュリティーなど色々と不都合な面もあるのかも知れませんが、これからの地域に開かれた大学を標榜するとすれば、返って良い条件と考えられる部分もあるのではないでしょうか。

パソコン講座のお知らせ

2007-12-26 00:18:11 | 千里山INFO
先日、千里山の「カフェ・ド・ゴーシュ」に行くと、今年で25年目に入る北摂の老舗タウン誌「バーズアイ」の宗近社長が来られていました。今回はいつものフリーペーパーではなく、ロハス的なお店の紹介リストも載ったスペシャル版が、300円で発行されており僕も一部購入させて頂きました。
さて、タイトルの「パソコン講座のお知らせ」ですが、「バーズアイ」では多くの分野のエキスパートを講師として、文化・健康・美容などの講座を地域のお店とのコラボレーションで100講座ほど企画していきます。
その中で「カフェ・ド・ゴーシュ」では「パソコン講座」を企画されるようです。来年2月頃から月4回の日曜日に開かれる予定とのことですので、パソコン操作の初歩からインターネット・リテラシーを高めるレベルまで幅広く関心のある方は、「バーズアイ」の詳しい告知を待たれてはいかがでしょうか。
合わせて「カフェ・ド・ゴーシュ」では、「千里山ブログ村」の新たなスポットも開かれる予定です。地域情報サイト「千里山.NET」は「千里山ブログ村」と提携し、今春から『みんなで発信! 千里山ブログ』を運営していますが、このように地域の新たなブログ・ネットワークが広がることは楽しみでもあります。これに関しても詳しい情報はWEBサイトでご確認下さい。

キャンドル・サービス

2007-12-25 00:46:47 | 千里山人(ちさとのやまひと)
今年のクリスマスには恒例になっていた噴水コンサートが無かったので、千里山キリスト教会で行われているキャンドルサービスに行くことができました。いつも同じ頃に始まるので興味はあったのですが、これまで教会の方には足を運べませんでした。今年は信者の菊池さんからお誘いのカードも寄せられていました。
夜の7時頃、ちょうど喫茶店でお会いしたNさんと一緒に、大きなクリスマスツリーが飾られた“シオンの丘”まで歩いて行きました。夜の礼拝堂は白いボールライトに照らされて雰囲気も暖かく、リースで飾られた祭壇の十字架も光でシンボリックに浮かび上がっています。
バロック調のオルガン演奏に続いて、聖歌隊の賛美歌と吉川牧師の聖書朗読の掛け合いで、キリスト生誕の物語が分かりやすく説かれていきます。今更ながらクリスマスは決してサンタクロースが主役ではなく、イエスの誕生を祝う日なのだということを思いました。牧師は、「イエスは人間にもたらされた『神様からのプレゼント』である」というテーマでお話をされました。
その後はキャンドルサービスで回された蝋燭の灯で譜面を照らしながら、『諸人こぞりて』『荒野のはてに』『聖しこの夜』などを清透に歌い、再び点灯して『ハレルヤ』を四部合唱で力強く歌い上げました。僕にはキーが高くて最後には喉が痛くなりましたが‥‥。
散会してからは教会の食堂でぜんざいを頂きながら、菊池さんご夫妻やNさんそして吉川牧師とも少しお話をしました。皆さん噴水コンサートのことを残念がっていましたので、来年は何とかまた復活して頂きたいと思いました。

千里寺の餅つき

2007-12-24 00:04:08 | 千里山人(ちさとのやまひと)


今日午前9時頃から千里寺の境内でお餅つきが行われるという電話が入り、僕も久しぶりに突かせて貰いに行きました。
お昼前に覗きに訪れますと、すでに檀家の人達や商栄会の顔見知りの方達が、大勢で蒸し米や餅つきを入り口の庇下で繰り広げています。全部で40キログラムの12.3臼の量をつくということで、餡入り餅ができあがる最後までは居れなかったので、食べて帰ることが出来なかったのが残念でした。でもまさに“昔とった杵柄”というのでしょうか、身体が憶えているもので一臼分の杵突きを楽しめました。
故郷の徳島でもこの時期になりますと、自分の家のお餅だけではなく、町家から注文を受けてたくさんついてあげていました。普通の鏡餅や白餅の他にも青海苔や小米の入ったもの、また包丁で薄くスライスして火鉢で煎餅のように焼いて食べる“剥ぎ餅”などとバラエティーも豊かでした。
同時に稲藁で注連飾りも注文を取るので、師走の間中は学校から帰るとよく綺麗な裏白の葉を山に採りに行かされました。これは結構お小遣いにもなったので楽しかったです。注連縄づくりは結局僕は上手になれませんでしたが‥‥。
後で第一噴水の辺りを通ると、千里土地の店前でも餅つきが行われていました。明日のクリスマスには海原工務店の空き地でもするそうです。街の至るところで杵音が響く今年の師走風景でした。

なんでも鑑定団 in 吹田

2007-12-23 00:04:41 | 千里山INFO
開運なんでも鑑定団 in 吹田』の出演者募集のお知らせが街角の掲示板に貼られています。たまにチャンネルが合って見てしまう番組ですが、最近では持ち込んでこられた人の雰囲気などで、真贋の結果の大体のパターンが分かるようになりました。そのような悲喜交々の“絵”になる出演者が求められているのでしょう。
それにしても1月末の応募の締め切りから放送録画が行われる5月まで、かなりの期間をかけて出演者の選別が行われるようで、人気番組の準備はやはり随分と綿密なようです。千里山は比較的新しく開発された地域ですが、周辺の佐井寺や春日また山田などでは豪農と言われた旧家も多く、かなりなお宝が代々受け継がれてきているのではないかと想われます。どんな掘り出し物が吹田から出てくるのか興味深いところです。
翻って先日まちづくり協議会の主催で開催された『千里山こだわり展』は、住民のお宝をお互いに披露し合う中で、人と人の繋がりが街を作っていくということを確認しようという企画だったと思います。必ずしも高価なものが展示された分けではなく、お宝に纏わるエピソードや想いが詰まった楽しいイベントでした。
さて、ちさと図書館での『千里山こだわり展』の様子が、地域情報サイト「千里山.NET」にページ作成できましたのでお知らせします。「まちづくり協議会」や「文化祭」また「想い出写真館」のコーナーからリンクしていますのでご覧下さい。

童女

2007-12-22 00:48:30 | 作詞・作曲


童女

まるで童女のように

静かに眠れ

黒い羊を数え

ひとりで眠れ

そして涙の跡も

明日は乾け

今日は今日で終われ

m m m・・・


作詞・曲: コバタイサオ
(c) 2007, Skyfull Stars

※ 明後日はいよいよクリスマス・イブ

千里山の野生動物

2007-12-21 01:19:44 | 千里山トラスト
野生動物といっても千里山の場合は主に野鳥と昆虫そして蛙やメダカなどで、ほ乳類と言えばコウモリくらいになるのですが‥‥。
阪急山田駅や南千里駅のホームに掲示されたイラスト木板に表示されているように、多くの種類の鳥たちが吹田に飛来してきます。ブログを始めた2年前からは、カルガモの番やアオサギ、ウグイスやジョービタキといった鳥たちの姿を、動画などでも撮影することができました。特にアオサギは田植え頃の里山を悠々と歩き廻り、その一帯を一気に魅力的な風景に変えてくれました。
また昆虫では何といっても竹藪の小径の辺りに棲息するヒメボタルを、夜遅く街の人達と一緒に観察に行ったことが印象的でした。故郷の徳島で子供の頃によく捕まえた平家蛍などとは少し違った小さなものでしたが、吹田ホタルの会の皆さんの情報により、身近にそのような自然が残されているということを実感することができました。環境意識や浄化の技術がもっと高まり、佐井寺の里山や糸田川で源氏蛍などが復活する日もいつかやってくるかも知れません。
ほ乳類も写真には撮れていませんが、一度夕方にイタチのようなものが目の前を一瞬横切ったのを憶えています。大きなネズミかも知れませんが、知人に聞くと確かにイタチは居るそうです。来年はどんな動物たちに新たに出会えるか楽しみです。

※ 千里山.NETでも「RABINI」から、野生動物の紹介ページにリンクさせました。

坂道・石段のまち千里山

2007-12-20 00:36:21 | 千里山ウォーカー
写真の奥の方をよくご覧になると、道が何段にもうねっているのがお解り頂けると思います。旧・千里山住宅地の大半はこのように、丘陵に沿って作られた路地によって編み目状に繋がり覆われています。
しかも第一噴水から放射状、つまり斜めに道路が広がって行きますので5差路6差路なども多く、その上に急坂や石段が立体的に加わるので、初めての訪問者ばかりではなく一般住民にとっても迷路のようになっています。自分が住む周辺以外はあまり詳しく分からない方も案外多いのではないでしょうか。
しかし、そのような迷路性を面白いと捉え直すと、俄然楽しい散策コースが出来上がったりするのです。この道が自分が知っているあの辺りに通じているとか、この路地から覗くキリスト教会の尖塔が気に入ったとか、昔の街路樹の名残りを見つけたとか、平坦で合理的な街並みに無い発見に満ちているのが分かります。
地域情報サイト「千里山.NET」でも「坂道・石段」の中で、代表的な急坂と石段をピックアップしてご紹介しています。いつもの散策コースにどれかを加えてみて下されば、身体はキツイですが変化に富んで面白いかも知れません。

iPod のタイアップCM

2007-12-19 00:31:20 | Weblog
iPodのタイアップCMといっても、誰かのアーティストやTV番組などのことではありません。先日梅田のヨドバシカメラMac売り場を覗くと、iPodのCMチラシが雑誌『monoマガジン』の体裁をしてディスプレイ棚に並べられていました。『monoマガジン』と言えばグッズ&ギアのデザインカタログ雑誌としてコンビニなどでも売られ、主として男の子に読まれていると思われますが、時計・眼鏡・ナイフやステーショナリーなどのデザイン特集号もよく出されます。iPod touchを始めとするラインナップの先進性がmonoマガジン風に解説され、カタログで伝えるよりも一層ユーザー目線で身近に感じられる“記事”になっています。
僕はiPodの成功の一番の要因は、直感的な操作技術やデザイン的な新しさというよりも、音楽を購入し楽しむ方法としてのインターネット環境を、どこよりも早く革新的な意識を持って実現したということにあると思っています。誰もが見えていた方向性の中で、著作権問題や既得権益などのメーカー理論の狭間で、ユーザーメリットへの時代ニーズを逡巡した先行日本企業の戦略ミスだと‥‥『だから僕はiPodを選ぶ』というコピーには、そんなことを考えさせられます。
さらに、8コアMac Proのハイスペック活用のメイン映像アプリケーションである『Fainal Cut Pro 6』に関する“記事”が、『CG WORLD』とのタイアップでCMチラシとなっています。『How about Mac ?』から『だから僕はMacを選ぶ』ということになるのでしょうか。

※そう言えばgooブログには『monoマガジンブログ』という公式タイアップブログがありました。

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四季の花 in 千里山

2007-12-18 00:54:46 | 千里山花物語り
秋の紅葉の華やかさが小春日和の日差しとともに去ってしまうと、本格的な寒さが訪れるようになり、街にも花の彩りが少なく何か寂しい感じがします。
そこで週末の休みを利用して、この一年間撮り溜めてきた四季の花の写真を整理し、地域情報サイト「千里山.NET」の「花・草木」のページを追加作成しました。これまでに桜や春の花、そして秋の紅葉と冬のイルミネーションのページは出来ていましたので、今回は「初夏から秋にかけての花々」の写真と「千里山に咲く野の花」、そして「果実の生る草木」についてご紹介します。
また、この一年ブログでも千里山花物語として花や草木のことに折々に触れてきましたが、それらの記事にもリンクさせて頂きましたので、合わせて再覧下されば嬉しく思います。
それぞれの写真に状況が想い出されますが、まだまだ沢山の花々や果実に出会ったように思います。それらはまた来年の春からの楽しみとして、この冬をこころ暖かく乗り切って行きましょう。

国立ロシア美術館展

2007-12-17 00:27:01 | 千里山ギャラリー
昨日千里山のT婦人に招待状を頂き、天保山のサントリーミュージアムで開催中の「国立ロシア美術館展」に行って来ました。
国立ロシア美術館はレニングラード(現サンクトペテルブルク)に100年ほど前にニコライ2世により建てられ、ロシアの美術史を総括する民族的至宝といわれる絵画や彫刻など40万点のコレクションを誇ります。今回はその中から101点の作品を体系的に展示した、ロシア美術展としては我が国で初めての大規模なものということです。
ヨーロッパの美術の潮流と呼応するものではあると想うのですが、古典派やロマン派の絵画という時代の中で、やはりロシア特有の大地や風景を描いたものや、後に10月革命に繋がる激動の20世紀を予感させる貧しい社会現実を告発するものなど、その時代や人々の生活がとても幅広く集められています。荒れ狂う海波に翻弄される帆船を描いた想像力豊かな作品は、やはり社会の動乱の渦中にあって生きて闘い続ける名も無き人々の姿を彷彿とさせます。
会場に入り初めの展示が『クレムリン宮殿から望むモスクワの風景』ですが、微細に描かれた宮殿内部の自然公園的な発想のゾーンが、現代都市の住環境のスタイルに通じるところもあり面白く感じました。また著名な画家の美しい娘を描いた肖像画も、全体から父親の溢れる慈しみや娘の内面性が伝わってくる思いがしました‥‥。
最後にご一緒した皆さんとミュージアムに併設の『カフェ・ソラーレ』に行き、大阪ベイに沈む冬の夕陽を眺めながら、少し疲れた身体にガトーショコラ&コーヒーを美味しく頂きました。