樹脂製のサンダル・シューズといったものは従来から幾らでも有ったものです。そのような有りふれたアイテムが、滑り難さや適度なソフト感にこだわり独自の樹脂を開発し、カラフル展開やワンポイント・フラワーを付けるアイデア、子供用や使用シーンに対応したバリエーション、シンボリックなキャラクターなどを活かした販促など、総合的なデザイン戦略により大きなビジネスモデルとなっているのをみると、どのように平凡な分野・業界においてもその可能性を真剣に考えてみる価値を感じずにはいられません。
ただ最近ではその特長である樹脂の滑り難さから、子供がエスカレーターに足を巻き込まれるという事故がテレビなどでも報告され、メーカーとしても一つの試練に立たされていることもあり、その対応をどうクリアしていかれるのか注目したいと思います。