千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

関西あそ歩(ASOBO)

2010-09-30 00:01:29 | Weblog

 千里山でも10月30日に街の誕生90周年を記念して、秋の散策会「千里山ウォーク」がまちづくり協議会の主催で企画されていますが、関西一円の大きな規模のものとして「関西あそ歩(ASOBO)」のポスターが駅ホーム掲示板に張られています。
 「関西あそ歩」は関西の私鉄3社(南海・阪急・阪神)のコラボ企画で、それぞれの沿線にある名所・旧跡を訪ね歩くコースを提案し、地元のことを良く知り遊んで貰おうという主旨です。
 たまたま昨日、知人のKさんのマンションに覗うことになり、話の中でこの「関西あそ歩」のパンフレットを見せて貰ったばかりです。リタイア後の第二の人生をカラオケ教室や社交ダンスなど、日頃から大いに楽しまれているKさんですが、知的好奇心と健康にも良いということで「関西あそ歩」に参加を申し込んだということでした。
 Kさんの説明では、全体では120もの面白いコースが用意されていて、15人定員で一人の案内人が付き添い、参加費用は1,000円(もちろん交通費・昼食費などは別途)と格安です。Kさんは来月から再開したカラオケ教室と重なり行けない日以外は、多くの「関西あそ歩」コースに参加すると意気込んでおられました。

※ 秋の散策会「千里山ウォーク」は内容が詳しく決まり次第、自治会の掲示板などでお知らせしますので、お気軽にご参加よろしくお願い致します。

梅田の紀伊國屋書店がリニュアル

2010-09-29 00:01:44 | Weblog

 良く利用している梅田の紀伊國屋書店がリニュアルで、しばらく片肺飛行の状態で半分のスペースを使い営業を続けていたのですが、先週辺りから全改装が終わり通常に戻っています。
 フロア・レイアウトや動線計画が面白く、左右入口から斜めに広い通路がVの字に描かれています。斜めに並べられた本棚の角に無駄なスペースができるのですが、その通路が顧客を一気に奥まで招き入れるアクセス効果があるようです。おそらく左右それぞれの入口(出口)からVの字に通り抜け、その間に目に留まった本をより多く買ってしまうのではないでしょうか。
 また、数カ所に散らばり混雑していたキャッシャーが、左右の入口と奥に纏められる替わりに、その前のスペースは顧客のスムーズな動線を妨げない十分な広さが確保されています。
 店内インテリアも、ナチュラルな木目調の素材と明るく暖かな照明を採り入れ、今までのイメージから一新した感じになっています。

DIY STARS

2010-09-28 00:01:55 | 作詞・作曲

 先日、音楽配信サービスの「ミュージック・バザール」のことをブログでご紹介しましたが、アップルの専門情報誌『Mac Peaple』10月号の連載コラムを読んでいると、アーティストがIT企業と提携して起ち上げた「DIY STARS」のことを知りました。
 WEBサイトに「アーティストとみんなをつなげる新しい形」という副題が添えられていることでも分かるように、既成の(メジャーな)音楽業界ルートを通さずに、アーティストのデジタル・コンテンツ(音楽データに限らず多様なデジタル・データを対象にしています)を直接にユーザーがダウンロードできる新たなシステムです。
 特長としては販売手数料として僅かに5%ほどしか徴収せずに、殆どの販売金額がアーティストやクリエイターの収益になるということです。例えば上記の「ミュージック・バザール」の規約でも、自由に100円の値段を付けた楽曲が売れた場合に、その内の65円がアーティスト(権利者)に入る仕組みです(手数料は35%)。
 ただ、その利用にはクォリティーに関する審査もあり、また自前のホームページも持っていなければなりません。サーバー負荷のあるデジタル・コンテンツは自前のホームページのサーバーに置いて貰い、販売・決済の管理や試聴などのWEBアプリケーションを提供しようというサービスです。リーズナブルな販売手数料の秘密・理由は、ハード(サーバー)拡張の費用が抑えられるそのシステムの新しい考え方(ビジネス・モデル)にあるのでしょうか。
 新たなシステム発想の元には、若くしてメジャー・デビュー後にレーベル事情で活動の中断を余儀なくされ、その後WEBサイトなどを利用して活動再開に漕ぎ着けた一人のアーティストの、並ならぬ苦労と自活ノウハウそして理不尽な既成業界への挑戦があるようです。

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第4回上方落語寄席「ちさと亭」

2010-09-27 00:01:43 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 雲ひとつ無い晴天に恵まれた日曜日の午後の一時、めっきり秋めいて過ごしやすくなった千里寺の講堂で、千里山まちづくり協議会が主催する第4回上方落語寄席「ちさと亭」が開かれ、今年も多くの近隣住民が聞きに集まって下さいました。
 第1回から出演をお願いしている、関西大学落研OBの「グループいっせき」の皆さんは平成19年に結成され、自治会などへの出前寄席や施設慰問などで、地域貢献活動を活発に展開されています。
 今年も落語3題(「寄り合い酒」「おごろもち盗人」「鴻池の犬」)と、落語の解説「四方山話」そしてお客を交えてのサロンと、最後まで笑いがいっぱいの催しとなりました。世話人一同もアンケート用紙の反応が楽しみです。
 吹田ケーブル・テレビから取材カメラも入り、寄席の様子はもちろん終了後のお客さんへのインタビューなども録画されていました。明日27日(月)の『ジェイコムアワー・街ネタ天国』のトピックス・コーナーで、午前11時・午後3時半・午後10時半の3回放送されますので是非ご覧頂ければと思います。

自治会掲示板のリニュアル

2010-09-26 00:01:28 | 千里山INFO

 明日9月26日(日)に千里寺講堂で、上方落語寄席「第4回ちさと亭」が千里山まちづくり協議会により開催されます。午後2時(開場は1時半)から4時まで、いつものように関西大学落研OB「グループいっせき」の皆さんの出演で、落語3題とサロンそして余興も楽しめますのでぜひお越し下さい。
 また10月17日(日)にはフリーマーケットやパフォーマンスによる町興しイベントの千里山平和カーニバル「Rua Feliz (幸せの街路)」も控えており、秋の訪れと共にようやく千里山も活動的な季節になってきました。
 それらの情報を住民に伝えるものと言えば、WEB時代の今日でもやはり自治会掲示板に張られた告知チラシです。駅の改札口周辺や噴水の隅、また道端に立てられた掲示板は、長い年月の間に風雨に曝され続けて随分傷んでいるものが多いようです。
 僕も地域情報サイト「千里山.NET」関連のお知らせなどで、掲示板を利用させて頂くことがありますが、押しピンを刺すとボード面が崩れてしまう場合もありました。雨に濡れれば普通の紙では波打ち、告知内容まで見すぼらしいものに感じてしまいます。
 写真は阪急タクシーの車庫の出入り口付近に立てられた掲示板ですが、最近ガラス扉で保護された新しいものに取り替えられました。こういう確りした掲示板であれば、中に張られた告知情報にも興味が湧くように思います。

200本安打

2010-09-25 00:01:18 | Weblog

 大リーグ・シアトル・マリナーズのイチロー選手が、今年もシーズン200本安打を達成して10年連続の自己記録を更新し、往年の安打製造機ピート・ローズ選手の持つ通算大リーグ記録に並びました。
 今シーズンは昨年のように胃潰瘍による故障者リスト入りや、脹ら脛の負傷で監督に出場を止められるなどトラブルも無く、途中に調子を落としはしたもののシーズン終盤になり余裕で到達しました。来シーズンの新記録という目標・話題ができたことはイチロー選手にとっても大きな励みになることでしょう。
 イチロー選手のヒットの中で内野安打が多いことに、ピート・ローズ選手がクレームを付けたというニュースが聞こえてきますが、それも含めての安打数なので仕方のないことだと思います。内野安打を除いた安打数の記録を別に作れば良いことです。左バッターが有利ということも言われますが、それも右バッターだけの番外記録を作れば良いだけで同じ類の話に想われます。
 さて、逆にイチロー選手の持つ日本球界のシーズン安打記録210が、外国人のマートン選手(阪神)により更新される見通しが出てきたことは面白いことです。しかも僕が見る限り右バッターのマートン選手は内野安打はそれ程多くなく、ジャストミートした長打やホームランのシーンばかり見てきたように想います。とにかく甘い球を見逃さずスムーズにバットが出る軸のぶれないバッティング・フォームは、これから多くの野球選手に研究・模倣されることになるでしょう。
 また今年は200本安打に迫っている日本人選手があと2人(ヤクルト青木選手ロッテ西岡選手)います。セ・パ両リーグの熾烈な優勝争いと共に、それらの偉業達成も楽しみに見守りたいと思います。

地下街を歩くルール

2010-09-24 00:01:52 | Weblog

 先の三連休に梅田の地下街ホワイティーを歩いていたのですが、多くの人出で中々前に進めなくて少し苛つきました。
 通常ではそれなりに流れているので、やや気短な僕でも人の流れに任せて歩いています。この通りは両側がほとんど食べ物関連のお店なので、ウィンドー・サンプルを物色しながら歩くために全体にスローな流れです。
 その日は余りにも遅い流れを我慢しつつ歩きながら、ふと良いルールを思い付きました。エレベーターに乗る時には関西では右に立って、左側は急ぎの人に開けておくという暗黙のルールが定着しています。ちなみに関東では反対です。以前その境目が何処の駅かというのを探る番組がありました。同じように繁華街をスムーズに歩けるルールを定めたらどうかと思いました。
 例えば、左右のそれぞれ真ん中辺りを速く、そして両側はお店などを見ていくのでゆっくりと歩くと良いのではないでしょうか。高速道路のレーンと同じと想えば分かりやすいと思います。アーケード商店街など、もう既にそんな暗黙のルールがあるかも知れませんが、地下街も含めてエレベーターのルールくらい明確になれば良いと想いました。

おいしい作曲レシピ

2010-09-23 00:01:53 | 作詞・作曲

 一昔(といえば10年?)以上前に買って読んでいた、作詞・作曲関連の本を棚の奥から引っ張り出し、面白そうなものを何冊か読み返しています。一度は通読していた筈ですが、端に折り返しを入れているページにも余り記憶が無くてある意味で新鮮です。
 『とびきりおいしい作曲レシピ』は表紙デザインも楽しく惹かれて買ったと想われますが、『Yesterday』や『明日に架ける橋』『雨にぬれても』『シェリーに口づけ』『Amaizing Grace』など、懐かしい世界のスタンダード17曲の形式やコード進行などの楽曲分析、またその曲の誕生や変遷に纏わるエピソードなどが興味深く書かれています。初めて通読していた当時には理解できなかったコード使いの妙や秘密が、少しは分かるようになったのは僕のこの期間の進歩と言えるのでしょうか。解説されている曲がスタンダードばかりなので、本の1999年という発行年度は内容的には余り関係が無いように思います。
 『メガヒット黄金の法則』の方も1998年初版の本ですが、ここでヒット曲の参考として挙げられているのは、小室哲哉・織田哲郎・桜井和寿(ミスチル)・草野正宗(スピッツ)といった人達の楽曲が多く、その傾向と(プロを目差すのなら)対策がデータ分析されています。著者は当時現役のプロデューサーや作詞・作曲家のグループで、“売れる”曲作りに徹してその法則を導き出そうとしています。この本の内容は時代と共に変わるべきものですが、分析の方法や(プロを目差すのなら)ニーズ対応の大切さを強調しています。部分的には曲作りで参考にできるところが今でも意外に多かったです。
 両方共に現在は絶版となっているようですが、興味のある方はアマゾンなどで中古本が低価格で買えるので、特に『とびきりおいしい作曲レシピ』(田中ルミ子著)はお薦めします。

 とびきりおいしい作曲レシピ―スタンダード曲からのエッセンス
 田中 ルミ子
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 メガヒット黄金の法則
 セブンスリープロダクション
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 音 -Standing Day-
 コバタイサオ
 LIP-FLY

酔芙蓉と阪急電車

2010-09-22 00:01:17 | 千里山花物語り

 千里山駅から阪急電車の線路に沿ってマンションに帰る時に、いつもとは反対側の千里山キリスト教会の下を通る道を歩くことがあります。第一噴水前のコンビニに立ち寄った後もそうしますが、一番の理由は月が丘の側に渡る跨線橋の袂に小さな公園(地図)があり、そこでしばし鼓動(こころ)を落ち着かせるのが気に入っていることです。
 先日の夕刻、厳しい残暑が過ぎ久しぶりに心地良く流れる微風に誘われて、この公園の古いブランコに腰掛けて揺れていますと、ふと目の前に開いている花はもしかすれば酔芙蓉なのではないかと思いました。『酔芙蓉』は最近に作ったオリジナル曲ですが、僕は歌詞にある酔芙蓉を実際に見たことは無かったのです。酔芙蓉は朝に白い花を咲かせると、次第にピンクに染まっていき、夕方にはその赤みを増して一日で萎んでしまいます。もちろん目の前の花が芙蓉の一種だとは想いましたが、その時に見た赤い花が朝には真っ白い状態なのを確認するには、苦手な朝方この公園に足を運ばなければなりません。
 そして3連休の最後の月曜日の朝散歩を兼ねて出掛けてみますと、やはり開花したばかりのものは白く昨夜の内に萎んでしまったものは赤い色でした。改めて不思議な一日花だなと思いました。こんなに身近にずっと存在していた酔芙蓉の花に親近感が湧いてきています。近くにお住まいの方は、朝()・昼(ピンク)・夕()と染まり遷る酔芙蓉の花を観賞しに訪れてはいかがでしょうか。

※ 写真の手前に咲いているのは木槿(ムクゲ)で、この季節は雑草の緑も含めて一番公園が活きいきとして爽やかです。

南部敦子さんの記事が日経新聞に載ります

2010-09-21 00:01:52 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 東京の千里山会の奥田陽一さんから会友メールを頂きました。
 さて、会誌「千里山」12号・13号でご紹介しました、南部敦子さんが日比親善に尽くされた功績の記事が、10月21日(火)付「日本経済新聞」朝刊の文化欄に掲載されます。
 記事は18回生の寺澤美代子さんが執筆され、敦子さんのこと、アジア大会のこと、アルボレーダさんのこと、昨年の千里山会総会でのお元気な母上の南部久子様と、アルボレーダさんのご対面などが興味深くまとめられております。
 ぜひともお読み頂きますと共に、お知り合いにご紹介頂きますようお願い致します。
 千里山に縁のある往年のアスリート南部忠平さんは、1932年のロサンゼルス・オリンピックの三段跳の金メダリストで、引退後も東京オリンピック日本陸上チーム監督などを歴任し、国際オリンピック委員会からその貢献に対しオリンピック功労賞(Olympic Order)が贈られました。現在も奥さんの久子さんは千里山にお住まいで、マスターズの砲丸投でも活躍されています。
 同じく陸上の五種競技で活躍された愛娘の敦子さん(1970年に若くして事故死されました)が、戦後の反日感情が残るフィリピンで行われた1954年第2回アジア大会で、その容姿や競技精神における美しさで当時のフィリピンの若者達を魅了し、その後の日比親善や親日感情に大きく貢献されたことを、その当時学生であった在日フィリピン人アルボレーダさんの想い出の中で振り返られています。

※ 写真は会誌『千里山』13号の記事から転載させて頂きました。

【訂正】千里山会事務局より訂正メールがありました。
19日に誤って10月21日に載りますとお知らせしましたが、9月の誤りです。本日9月21日の日本経済新聞朝刊の文化欄に「フィリピンを駆けた華」として掲載されております、ぜひご覧下さい。誤った情報流しましたことお詫びします。
【追記】日経新聞の記事を転載させて頂きました。

ピアノ・ライブのお知らせ

2010-09-20 10:25:33 | 作詞・作曲

 だんじり祭りの夜に岸和田の姉の家を訪れる途中、昼過ぎから音楽仲間の松谷一広さんのお家にお邪魔しました。先日僕も参加させて貰った「作詞・作曲セミナー in 大阪」で知り合いになったピアノ調律師&音楽家の方です。
 「冷たいビールを用意してお待ちしています」とのメールの通り、美味しいビール(僕の好きなサントリー・プレミアム・モルツ)と楽しい会話を頂きました。何でもそうですが同好の趣味の話は尽きることはありません。最近また読み返していた昔買った本『とびきりおいしい作曲レシピ』(田中ルミ子著でスタンダード17曲の魅力を分かりやすく分析しています:中古本あり)をお薦めしたり、思い付いたモチーフの記憶に愛用しているハンディー録音機「ZOOM H2」をご紹介したり‥‥。
 今回の訪問で特に楽しみにしていたのは、土蔵の中をピアノ室にされているということでした。別棟にある古い木門をくぐり中庭の飛び石を歩いて土蔵に入ると、物置き然とした一郭に楽譜の棚に囲まれてグランド・ピアノが置かれていました。防音設備は特別されていないということでしたが、内装の板壁と外の厚い土壁でそれ程音は漏れないようです。
 こういう空間で産み出された曲なのかと想いながら、作曲者の松谷さんが自ら弾く生演奏『anone~あのね‥‥』を楽しみました。もっと改装されて土蔵のピアノ・カフェというのも良いのではないかと想像しました。
 夕方になり、今週末9月26日(日)に松谷さんも演奏されるピアノ・ライブ (出演者ブロフィール)が予定されている、岸和田駅のすぐ裏通りにあるカフェ「のだて」(地図)に行き、また生ビールをご馳走になりました。ビールに演奏と“生”づくしの午後でした。
 それから僕は岸和田城の夜景プロムナードを楽しみながら姉の家に向かいました。

だんじり祭り

2010-09-19 16:02:40 | Weblog

 昨夜は岸和田だんじり祭りを見に行きました。岸和田に嫁いだ姉から毎年来るようにと電話を貰います。今年は合わせて徳島の実家から兄夫婦も遊びに来ていましたので、久しぶりに3人兄弟が顔を合わせて懐かしい子供の頃の話を楽しみました。
 夕食後に姉の家族と一緒に大勢で岸和田城の辺りまで出掛け、夜なので威勢の良い「やり廻し」などは控えられていましたが、提灯で飾られただんじりの美しさに魅惑されました。各町内会の自慢のだんじりと、前後に連なる引き手の住民の誇り高い様子など、これ程までに祭りの熱気とエネルギーが保たれていることに、改めて流石に有名な日本を代表する祭りの一つだと思いました。
 一方、地方の過疎・高齢化により、それぞれに特徴のある伝統的な祭りや行事が途絶えつつあります。僕の故郷である美波町田井ノ浜でも、子供の頃はだんじりが引かれ、その中で小学生の僕らが乗ってお囃子を演奏しました。そのために1ヶ月程前の夏休みから夜に公会堂に集まり、太鼓や鐘などお囃子の練習を積ませられましたが、お八つを持って行き大人に各自付いて指導して貰うのが、何か合宿のようで楽しい時間だったのを憶えています。今でもそのお囃子と数え謡の文句はうろ覚えですが口ずさめます。
 そんな想い出話に興じつつ、途中でコンビニで買ったアイス・キャンデーを食べながら帰りました。

ベーゴマ

2010-09-18 00:01:44 | 千里山人(ちさとのやまひと)

 明日からの三連休を前にしてマンションの周りで子供達の声が喧しいので、ちょっと覗きに行ってみるとハイテク・ベーゴマで盛り上がっているところでした。最近のベーゴマはプラスチック製でカラフルで、テレビでは見ていましたが実際に触るのは初めてです。回すのにも専用のハンドル具を使いバネの力で飛ばすようです。
 ここからはお決まりの昔話になりますが、ベーゴマはバイゴマとも言って貝(ばい)の形から名前が付いたというのは聞きました。僕の故郷の徳島県美波町ではもっとシンプルにバイと呼んでいました。同じように学校から帰ると夕方まで近所の友達と遊び続けたのを憶えています。
 昔のベーゴマは鉛で作られていましたので、石やコンクリートなどに擦りつけ、丸い形から6~8角形に削り込んでいき、相手を弾き飛ばす力を大きくしました。鉛を削る作業で手の平が黒ずんでも気にしません。また出来るだけ高さを低くする方が相手を下から掬えるので有利ですが、余り削りすぎると回すためのヒモが巻き付けにくくなり、ジレンマの中で最高のバランスを見つけるために集中しました。
 そんなに一生懸命に魂を込めて作り上げたバイが、一瞬にして弾き出され誰かに取られてしまった時には、本当に口惜しく悲しい想いがしたものです。でもその想いが次の工夫やアイデアを産む原動力になったのは間違いありません。よく言われる手作り(バイのように加工も含む)玩具の良さも、そういうところではなかったかと想います。

※ 写真は紙袋にいっぱいのハイテク・ベーゴマです。

100円の有機コーヒー

2010-09-17 00:01:05 | Weblog

 梅田のかっぱ横町2Fの「近江自家栽培ファーム」が直営している、「花様 (ka-you)」(茶屋町店)の卵かけご飯定食のことは以前ブログでも書かせて貰いました。ランチ&ディナーの無料スタンプ・サービスも実施しているので、その後も梅田に出掛けた時などに昼食に立ち寄っています。
 このお店ではコーヒーが100円追加で飲めるのですが、コーヒーは少し高くついても専門の喫茶店でゆっくり飲むというのがこれまででした。先日、食事中に突然クライアントから電話があり、早めに帰宅しなければならなくなりホット・コーヒーを頼みました。
「淹れるのに少しお時間を頂けますか?」
「(急いでるのですが)どれくらい?」
「5分くらいですが‥‥」
 実際はもっと早くコーヒーは出てきました。一口目が好みの味だったので思わずメニューを見ると、ドリンク欄にJAS認定有機コーヒーと書かれています。卵かけご飯定食が900円なのでプラス・ドリンクで、切りの良い1,000円は梅田では高くないセットだと想います。
 コーヒーカップも少し細めの僕の好きな形で、それ以来必ず100円の有機コーヒーを追加して美味しく頂いています。

※ 玄米入りの卵かけご飯に使われている近江米は、今の季節は新米になっています。茶屋町店は開店してまだ日は浅いのですが、最近はいつも多くのお客でかなり流行っているようです。

『吹田の文化遺産 ─千里山団地の記録─』

2010-09-16 00:01:21 | 千里山トラスト

 現在は第1期取り壊し工事に入っている千里山団地ですが、昨年はちさと図書館で団地博覧会が開かれ、多様でアクセントに富んだ建物や“森の中の団地”と言われた緑彩など、その住環境風景の文化遺産を惜しむ声が聞かれました。
 その記録としてDVD『吹田の文化遺産 ─千里山団地の記録─』が、関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センターの企画・制作により出版されました。千里山まちづくり協議会もそのDVDへの資料提供に協力をさせて頂いたことで、先日関係者から協議会へも一部が送付され、僕も16分余りの映像をじっくり見せて貰いました。 
 戦後の経済復興に伴う人口の都市集中化を背景に、日本の国民生活の洋風近代化の先駆けとして千里山団地を位置付け、丘陵地の開墾工事(URによる映像提供)から始まり半世紀を経て現在に至る団地の姿まで、懐かしくもあり新たな認識をもたらせてくれる記録でした。

※「さて、関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センターでは、なにわ・大阪の文化遺産の調査・研究を行っており、その一環として「吹田の文化遺産」に関する調査も進めております。この度、当センターの研究成果を学校や地域の方々に還元する一つの方法として、DVD『吹田の文化遺産 ─千里山団地の記録─』を制作し、吹田市内の小中学校宛てに副読本としてご送付申し上げました。」【案内文より】

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