千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

ポジショントーク

2013-08-29 00:00:07 | お薦めします

 経済評論家で独自の経済予測が的中しているとして良く売れている、渡邉哲也さんの最新刊『ポジショントーク未来予測法』が面白いです。
 ポジショントークという言葉が多く見掛けられるようになったと書かれています。一昨年に作った僕のオリジナル曲『デフレンジャー BJ』の歌詞にも登場している位ですから、多様なメジャーなメディアに頻繁に見られるようになっているとしても不思議ではありません。
 勿論ポジショントークとは自分の利益になる内容や立場で物事を語ること、そして不利益になることは敢えて語らないということもそれに含まれます。
 経済的利益だけでなくあらゆる人間・社会的な利益が考えられると想いますが、ポジショントーク抜きに考えることは出来ない事実が、政治や学会・マスコミ・ビジネス界など例証的に挙げられていて、その事実の中でどのように自らのポジションを採っていくべきなのかが問われています。

 ポジショントーク未来予測法
 渡邉哲也
 ヒカルランド

リコー『GR』で星空を撮る

2013-08-28 00:00:21 | 満天の星

 先日、古くなったアナログ・カメラを買い取りして貰ったばかりですが、デジタル・カメラの方は毎年のように進化し続けていて、星の専門雑誌『天文ニュース』でも気になっていたリコー『GR』の新製品が解説されていました。
 もともとコアな人気があったリコー『GR』ですが、今回の改良点は何と言っても面積的にも9倍になるという、デジタル一眼レフと同等の画質を描き出す大型イメージ・センサーの搭載につきます。大型イメージ・センサーを納める割には全体的にそれ程変わらない大きさとなっています。
 そして、星景写真を撮影するにも最適なコンパクト・デジカメになってきたと評されています。『天文ニュース』の写真投稿ページでもデジタル・カメラの星景写真が増えているようですが、デジタル写真ではフォトショップのような画像ソフトで演出を施した作品も見られます。例えば季節の星空と蛍の共演を写した作品では、露出時間の違う星空画像のベースに飛び交う蛍の光跡を重ねてデジタル処理がされています。

「いいね!」の売買

2013-08-27 00:00:21 | Weblog

 フェイスブックの「いいね」ボタンやツイッターの「フォロワー」数が多いと、その商品や情報コンテンツの価値を高く感じる指標となっています。
 しかし、それがビジネスとして売買されている可能性があるということが「とくダネ!」で取材放送されていました。
 先ず始めにイギリスの報道番組で紹介された、バングラデッシュの「いいね」生産工場への潜入取材では、一人が1000人分のアカウントを所有しログイン・アウトを繰り返し、イギリスからの依頼に応じたポイントを“生産”していました。
 また、オーストラリアの首相がツイッターの「フォロワー」数を、こういった不正な方法で獲得していたことを認めたことも報じられ、かなり一般的な状況になってきている実態が伺われました。
 日本でも例外ではなく同様な売買は行われており、1人分が2円という相場で取引されているようです。
 ネットではこのようなSNSや口コミ情報が活用されていますので、その対策や簡単にそれらを信用しない警戒意識も必要なのかなと想います。

シェールガス革命 (3)

2013-08-26 00:00:55 | お薦めします

 以前にご紹介した経済評論家長谷川慶太郎さんとの共著、『シェールガス革命で世界は激変する』が大好評で売れているということで、今回は業界記者である著者単独で詳しい取材情報を集めて書かれています。
 シェールガス革命によりその震源元のアメリカの景気回復はもちろんですが、ロシアや中近東といった従来の資源国が困った立場になるなど、その影響は世界経済の大きな流れを変えていく力を持っていると言われています。
 日本でもエネルギー価格の低下により全般的にはメリットが考えられるとし、その中でもシェールガス関連の技術を活かせる企業名を多分野にわたって挙げています。また反対に石油化学工業がガス化学に取って代わられると予想し、原料としてのシェールガスを低コストで活用できるアメリカへの工場流出など不安面も報告されています。
 最近は円安にともなうガソリン価格や電気料金の高騰が話題となっています。アメリカから液化されたシェールガスが輸入されるまでは、日本経済は大きな進展は難しいと想われますが、このエネルギー革命に乗り遅れることのないように、しっかり対応できれば明るい時代が開けるのではないでしょうか。
 このように業界の詳しい情報をよく取材し書かれていて大いに参考になりますが、ただメタンハイドレート実用化に関しても踏み込んだ記述が欲しかったです。アメリカによるシェールガス革命の恩恵というだけでなく、日本のトータルな新エネルギー戦略という視点でまた詳しい取材情報をお願いできればと想います。

 図解 シェールガス革命
 泉谷渉
 東洋経済新聞社

お手頃3Dプリンター

2013-08-25 00:00:52 | Weblog

 僕がデザインの仕事で使っている3Dソフトは国産のShadeですが、そのバージョンアップを促すメールが時々送られてきます。
 今回は75,000円とお手頃価格で話題の3Dプリンター「iModela」とのタイアップで、Shadeクリエイターが手掛けた高品質なフィギュア・データを無料でダウンロードして、3Dプリントを試せるというセット販売キャンペーンです。
 業務用ほどの精度は無いものと想いますが、3Dと言えどもグラフィック的にしか表現できなかった作品が、実際に手に触れる立体物やフィギュアとして制作できるのは楽しいことです。
 実際にグラフィック・プリンターの初期の頃を知っているので、そこから今日の高精細な機能アップ度を考えると、現在の個人用3Dプリンターが玩具のようなレベルだったとしても、進化するのは2Dのそれよりもっと早いのではないかと想われます。
 ちなみに、アメリカでは次世代のモノ造りの中心に3Dプリンターを据えており、日本の職人技に敵わない金型・大量インジェクション成型に対抗できるものと考えているそうです。

『今、潮騒のまちへ』

2013-08-24 00:00:03 | 作詞・作曲


 故郷の徳島県美波町の海をイメージして作った、オリジナル曲『潮騒のまちへ』を7月下旬にYouTubeにアップしていますが、その画面の右に並ぶ紹介動画の中に『今、潮騒のまちへ』という似たタイトルの歌があり、どんな歌なのか気になり聴いてみました。
 静岡県の焼津ロータリークラブ創立50周年記念事業として、2011年に焼津イメージソング『今、潮騒のまちへ』は作られたようです。作詞そして歌は名曲『青葉城恋歌』のシンガーソンク・ライターさとう宗幸さん、作・編曲は多くのアーティストのスタジオワークをされている佐久間順平さんです。さとう宗幸さんの独特なビブラートで爽やかな印象のイメージソングになっています。
 ちなみに、僕の『潮騒のまちへ』を聴いて『青葉城恋歌』を想い出したと言われた女性がいました‥‥。

※ また、タイトルが全く一緒のシンガーソング・ライター荒木一郎さんの『潮騒の街』もあります。都会的なかっこいい歌謡メロディーです。

 潮騒のまちへ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

インコが『となりのトトロ』を“歌う”

2013-08-23 00:00:15 | 作詞・作曲


 先日、NHK朝ニュースのネット動画を紹介するコーナーで、インコのぽこちゃんがピアノの伴奏に合わせて『となりのトトロ』を“歌う”映像を視ました。
 可愛いというよりも、教えればそこまで出来るのかと驚きました。飼い主が口笛を吹いて教えたそうですが、ピアノの伴奏を弾くとそれに合わせるかのように音程も良くなってきたということです。
 口笛はインコの鳴き声に似ているので憶えやすいのでしょうか、それにしても上手すぎです‥‥人間でも口笛を吹けない人もいるのですから。
 また、YouTubeを検索すると『となりのトトロ』を同じように上手に“歌う”フクちゃんの映像もありました。

☆ 故郷である徳島県美波町 の美しい風景をはじめ、町の人々の営みに想いを寄せてオリジナル曲を作りました。YouTubeでのスライド写真はほとんど全てを地元の人達や、美波町を旅した方達にお願いし提供して頂きました。ぜひご一聴をお願いします!

 潮騒のまちへ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

国立国会図書館歴史的音源コンサート

2013-08-22 00:00:21 | 作詞・作曲

 先日、近代流行歌の父と称される中山晋平さんの伝記本をご紹介したばかりですが、千里山・佐井寺図書館(ちさと)の掲示板ボードの告知で、「国立国会図書館歴史的音源コンサート」を見つけ面白そうなのでお知らせします。
 吹田市縁の作曲家貴志康一さんの作品や、中山晋平さんの新民謡などをアメリカなどでレコーディングしてオペラ・スターだった「吾等のテナー」大阪生まれの藤原義江さん、また美しいソプラノで魅了したブルースの女王淡谷のり子さん、ジャズ歌手のディック・ミネ(確か徳島市出身だったと想います)など、僕でも名前を聞いたことのある昭和の音楽家のレコード・コンサートが8月29日(木)午後2時~3時に開催されます。
 告知には「国立国会図書館には、本だけでなく、歴史的に価値のある音楽や音源がたくさんあります。今回はその中でも、選りすぐってご紹介します。」とアピールがあります。

☆ 故郷である徳島県美波町 の美しい風景をはじめ、町の人々の営みに想いを寄せてオリジナル曲を作りました。YouTubeでのスライド写真はほとんど全てを地元の人達や、美波町を旅した方達にお願いし提供して頂きました。ぜひご一聴をお願いします!

 潮騒のまちへ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

「41℃ あつさ日本一」の看板

2013-08-21 00:00:55 | Weblog

 日本最高気温41℃を記録した四万十市の西土佐地区には観光客がたくさん訪れているようです。
 そのことを報じた新聞紙面やテレビニュースで全国的に有名になったものとして、子供2人がギラギラした太陽に万歳をしている「41℃ あつさ日本一」の看板がありますが、それは男子小学生の夏休みの工作課題作品として作られたものということです。
 41℃にちなんで41円のかき氷も大人気となっている売店前に置かれた看板は、記念写真を撮る人達に手作り感だっぷりな絵柄で愛されていますが、そういう理由で夏休みが終わると一度小学校に提出される予定とのことです。
 地元商工会では先生の評価後にまた貸し出して貰いたいと申し入れをしています。
 一方、四万十川の水量が少なく水温も上がっていることから、例年なら豊かな鮎漁で観光客に喜んで貰っている筈ですが、今年は鮎の生存も危ぶまれる状況が心配されています。これからは太平洋高気圧による厳しい残暑は程々にして、早い秋雨前線の南下が待たれます。

☆ 同じ四国で僕の故郷である徳島県美波町 の美しい風景をはじめ、町の人々の営みに想いを寄せてオリジナル曲を作りました。YouTubeでのスライド写真はほとんど全てを地元の人達や、美波町を旅した方達にお願いし提供して頂きました。ぜひご一聴をお願いします!

 潮騒のまちへ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

Contax T3

2013-08-20 00:00:07 | Weblog

 随分昔に購入したアナログのコンパクト・カメラ「Contax T3」を今日カメラ店で買い取って貰いました。
 コンタックスと言えば当時から空気感が写り込むレンズということで知られていました。ニコンのレンズのシャープな解像度と対極に位置づけられていました。この「Contax T3」もコンパクト・カメラとはいえ、前製品「T2」の高い人気を受けて当時に創業70周年記念として開発されたものでした。
 現在のデジタル・カメラは技術的に進行形で短期に商品化が繰り返されていて、型落ちのものになると値段も付かないというくらいですが、アナログ・カメラについてはある程度の中古人気が保たれているようです。
 しかし、査定をして貰うとレンズを保護するガード・メカが作動しづらくなっていることが判りました。不使用で長期に保管している間に何かが当たっていたのかも知れないと言われました。
 結局、レンズガードを修理に出した場合の費用を相殺して買い取って貰えました。持っていても実際に僕はもう使うことは無いと想ったので、故障も直されて新たなアナログ写真好きの方に使って貰えるのが良いと想いました。

故郷にIT企業が

2013-08-19 00:00:21 | ウェルかめ

 先日テレビで鎌倉がカマコンバレーと呼ばれて、市内にメインオフィスを構えるIT企業が増えているという放送があり興味深く視ました。
 鎌倉は首都圏の一郭で東京にも近く、歴史・伝統とともに海や山の自然にも恵まれて、ITという頭脳集団にとってはリフレッシュしながら、生産性も上がるオフィス環境のようです。業界的な横の関係でその集積傾向に加速が掛かっているということでした。
 ただ、鎌倉市内には100人以上が働ける広さのオフィス・ビルがほとんど無いという問題もあるようで、直接に市長に対応を要請しに行く様子も撮られていました。
 さて、僕の故郷美波町にもIT企業など4社が進出したというニュースがありました。徳島県が打ち出した地域活性化に繋がる過疎オフィス事業に基づくものです。過疎オフィス事業は通信費の助成金などで進出を支援するもので、これを利用した美波町への進出企業は計7社になったということです。
 今回の業種はクラウド・コンピューティングのシステム開発を行うIT企業や、企業ロゴなども手掛けるデザイン企業などです。徳島県は「一太郎」で有名なジャストシステムというIT企業もあり、人材的には有望な土地柄かも知れません。ネット通信で仕事がしやすい業種ということも大きいと想われます。また後者は、最近TPPなどもあり俄に注目されている、農業・漁業の6次産業化のブランド戦略を、デザインを活用し支援する会社も併設する計画です。
 鎌倉とは違い美波町の場合はサテライト・オフィスではありますが、将来の本格的な地域・産業活性化に繋がることを願っています。

☆ 故郷である徳島県美波町 の美しい風景をはじめ、町の人々の営みに想いを寄せてオリジナル曲を作りました。YouTubeでのスライド写真はほとんど全てを地元の人達や、美波町を旅した方達にお願いし提供して頂きました。ぜひご一聴をお願いします!

 潮騒のまちへ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

御堂筋みどり化

2013-08-18 00:00:16 | Weblog

 千里山・佐井寺図書館(ちさと)の告知コーナーに「大阪みどりのトラスト協会」のパンフレット(8月号)があり興味を惹かれました。
 トラスト協会は緑や環境にたいしての活動を会費と募金により行っている公益財団法人のようです。「月に1度は里山生活」というボランティア養成講座をしていたり、東日本大震災復興支援チャリティー・コンサートを大阪のブルース歌手上田正樹さんをメインに開催もしています。
 中でも特に面白く読んだのは、5月12日に行われた「みんなでkappo! 御堂筋フェスタ2013」の一貫で行われた、「御堂筋に芝生が生えた!」というイベントの報告記事でした。
 2050年を目標にした大阪府・市の都市開発計画「グランドデザイン・大阪」に盛り込まれる「御堂筋みどり化」のPRの一環ということですが、将来的には北欧の最新都市に見られるように、都市の公共交通のリ・デザインにより中心部に自動車を入れないようにする街作りのイメージでもあるのでしょうか。

中山晋平の伝記

2013-08-17 00:00:21 | 作詞・作曲

 お盆休み14日夜のテレビ特番「懐かしの昭和メロディー」を裏番組のサッカー「日本×ウルグアイ」戦とでチャンネルを切り替えながら楽しみました。
 ちょうどその期間に図書館で借りた『中山晋平伝―近代日本流行歌の父』を読了したところでしたので、大正・昭和の歌謡史には少し詳しくなっていてより興味深く聴きました。
 『カチューシャの唄』『ゴンドラの唄』『東京音頭』『シャボン玉』などで知られた作曲家の中山晋平は、早稲田文学などの口語による新体詩の動きと呼応する中で、西洋音楽を採り入れながら独自の音楽性でそれらの詩想(北原白秋・野口雨情・西条八十など)を表現しました。今も親しまれている童謡や各地の新民謡とともに、ちょうど普及し始めた国産蓄音機とレコードによる大ヒット曲も多く、いわゆる近代「流行歌の父」とも呼ばれているクリエイターの先駆者です。
 今回の番組では昭和10年・20年・30年代の歌謡史を彩った歌手と、その懐かしいヒット曲が50曲も古い映像で流れました。その中で昭和10年代が戦前の歌となりますが、中山晋平は明治20年生まれで、大正デモクラシーと昭和モダニズムの時代に、西洋音階に日本的心情を乗せる新たな大衆歌を紡ぎました。戦後は古賀政男や服部良一など一世代若い作曲家が、中山晋平の切り開いた世界に親しみながら、それぞれの音楽的な背景を基にして目覚ましい活躍を始めました。
 特に作曲家が生まれた故郷や時代そして音楽環境の影響の集積から、その音楽性や個性的なメロディーが作り出されるということが伝記から良く分かります。
 
中山晋平記念館

 中山晋平伝―近代日本流行歌の父
 菊池 清麿
 郷土出版社(松本)

☆ 故郷である徳島県美波町 の美しい風景をはじめ、町の人々の営みに想いを寄せてオリジナル曲を作りました。YouTubeでのスライド写真はほとんど全てを地元の人達や、美波町を旅した方達にお願いし提供して頂きました。ぜひご一聴をお願いします!

 潮騒のまちへ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

地域の食材を活かして

2013-08-16 00:00:57 | Weblog

 先週8月9日のNHK「キッチンが走る」は夏のスペシャル「京都の“台所”をゆく~舞鶴・丹後~」でした。
 通常はレギュラーの杉浦太陽さんと料理人が2人でキッチン・カーで旅しながら、地域の食材を見つけ新たな料理を創作し、生産者を招待して披露し喜んで貰うというものですが、今回はスペシャルらしく京料理の重鎮村田吉弘さんとフランス料理の加賀田京子さんが、生産者との心温まる交流に応えるべく協力し合って感動的な仕上がりとなりました。
 2人の料理の発想の素晴らしさはもちろんですが、僕には興味を惹かれる食材が多くありました。
 先ず「とり貝」の養殖が舞鶴湾で行われていましたが、砂地を模した活性炭の中で臭みのない美味しい貝が育てられていました。10年越しの試行錯誤の後に初めて開発された素晴らしい養殖法です。他の養殖にも応用できるものではないでしょうか。
 また、プリンスメロンが作られる前に広く栽培されていたというニューメロンが紹介されました。現在のマスクメロンなどの柔らかい果肉とは違って、シャキシャキとした野菜の歯応えも少し残っているようでした。僕の子供の頃の記憶ではマクワウリのような味わいを想像しながら視ましたが、料理人は熱を通してより甘味と新たな食感を引き出し、ジャージー牛乳を活かしたパイにアレンジしてとても美味しそうでした。収量的に地元からは出ていないようでしたが、これからまたニューメロンが注目されることになるかも知れません。
 伊根町の民宿漁師のおじいさんが語っていた「同等一栄」(みんな同じように栄えよう)の精神が、地域の人達の心に今も根強く残されていることを知りました。2人の料理人と地元の食材がコラボレーションし、本当に「同等一栄」のように表現されていた料理でした。

※ 舟屋で有名な伊根は以前に友達とオートバイ・ツーリングで訪れたことがありました。漁港を巡る遊覧船で群がる海鳥に餌を投げながら、海から眺めた舟屋のある風景を想い出します。地元のお寿司屋さんで食べた新鮮な握りも美味しかったです。

新たな「B to C」

2013-08-15 00:00:50 | Weblog

 先日、テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」で「B to C」の新たな展開例として、精米機の製造メーカー「サタケ」がアンテナ・ショップ「おむすびのGABA」を開いたことが紹介されました。
 「B to C」とはビジネス(B:企業)からコンシューマー(C:消費者)へのアプローチの意味で、「B to B」(企業同士の取引)に対する経営に関する概念です。
 精米機の製造メーカーが従来の取引先である米穀販売や機械卸売会社を飛び越えて、消費者に自社商品を直接アピールするプロモーションを始めたということになります。
 この精米機製造メーカーは健康・栄養価が高い「GABA」ライスを作るシステムを開発し、この新たな製造プラントを業界に新規提案するために、「GABA」ライスを使ったおむすびを消費者に直接届けて、味覚・感想の調査や認知度アップを図っています。消費者の潜在ニーズを自らの努力で刺激し、引いては本来の精米機や製造プラントの売り上げに繋げたい戦略です。
 「デフレは消費者にとっては天国、そして企業にとっては地獄だ」とはよく言われる言葉です。その厳しい中で積極的に新たな戦略を立て頑張っている企業が多いことを改めて知りました。