阪急梅田駅のイベント掲示板にジョルジオ・モランディ展が兵庫県立美術館で来年開催されるというお知らせが貼られていました。
4年前にブログでジョルジオ・モランディ展が中止になったという記事を書いたことを想い出しました。
「福島原発事故を懸念した海外での風評被害が、外国人観光客の五割減にまで及んでいることを中心に、遠く離れた(と日本人は想っている)愛知県に作品群を送り出すのも、放射能汚染の怖れありと警戒する欧米の意識を現していると想われます。作品毀損のための保険が掛からないという背景があるようです‥‥」【NHKニュース】
当時の日本の混乱ぶりも、そして世界に与えた衝撃の大きさも改めて伝わってきますが、その後すべて止まってしまっていた原子力発電所の内、関電関連で再稼働の準備のニュースか昨日ありました。日々少しずつではありますが落ち着いた方向へと進んでいる感を持ちます。
当時は高騰していた石油を始めとする資源価格も、異常な形で拡大した中国経済の限界や綻びを契機として下がり続けており、一方では円安効果で外国人観光客が増え日本製品が爆買いされるなど時の経過を感じます。
大阪でも民泊条例や特区など期待が大きいようですが、銀聯カードの海外での年間制限など中国政府の鶴の一声で状況が変わるため、中国人観光客への過剰対応で振り回されないようにと警告する評論家もいます。僕も国内消費の安定化を基本にした政策の方をもっと重視する考え方に賛成です。
何れにしても来年はいろいろ動きのある年になりそうで、個人的にも怖いような楽しみなような想いです。
・告知チラシ(拡大)