千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

残そう、吹田の「農・文化」。

2020-08-23 14:32:32 | 千里山トラスト
【 残そう、吹田の「農・文化」。】※ 農:アグリカルチャー

千里山で「ブドウ狩り」を楽しむ!?

吹田市は川と山並みに挟まれて、緑豊かな丘陵地帯です。
市街化に伴う開発が進む中で、あたかもオアシスのように、
小さな田畑や竹林が残されて、季節の移ろいを感じさせる
住民の心の癒し空間にもなっています。
それは貴重な文化財と言えるのではないでしょうか‥‥。

日時 : 8月29日(土曜) AM10:00〜PM2:00
場所 : 千里山竹園1丁目 山本農園ブドウ畑
連絡 : 090-9166-8039(廣村)



プラスチックごみ問題の講演会

2020-02-14 07:44:26 | 千里山トラスト
 千里山まちづくり協議会の回覧メールで、プラスチックごみ問題の講演会の案内がありましたので、近隣の住民の方を含めて転載しお知らせします。
 『環境問題講座-プラスチックごみの現状と今後の取り組みの課題』(チラシ拡大)
 講師は大阪商業大学の原田禎夫准教授で、場所と日時は千里山コミュティーセンター・多目的ホール、2月15日(午後14:00〜15:30)です。

もう直ぐ巣立ちます

2016-06-29 18:07:09 | 千里山トラスト

 阪急千里山駅で産まれた5羽のツバメがそろそろ巣立ちを迎えようとしています。
 最近は改札口の辺りで写真を撮っている乗客がたくさんいて、その期待に応えてか羽ばたきの練習をする子ツバメも出てきました。
 よく見ると親鳥から餌を貰いにくい端の方のヒナは、まだだ小さくて少し格差があるようですが、今週中には無事に巣立っていくのではないかと話しています。
 先日、NHKニュースの中で「ツバメ通り」と称された商店街で、年々ツバメの巣作りが減ってとうとう今年は一つになってしまい、それを見守る住民の微笑ましい情景が流れていました。
 商店街がシャッター通りとなり人の賑わいが無くなると、カラスなどの天敵からヒナを守り難くなるために、ツバメは巣作りを避けてしまうということでした。
 千里山は団地の再開発で若い世代の住民も増えつつあるし、近くには餌となる羽虫などの捕れる田畑も少しは残っているので、これからも毎年ツバメは子育てにやってきて楽しませてくれると期待しています。

 ※ 支える物があってずり落ちないような所に巣を作っているのは、本能なのか分かりませんが賢いものだと想います。

改札口にツバメの巣

2016-06-15 16:44:12 | 千里山トラスト

 都会の片隅でも季節を感じさせてくれるものにツバメの飛来があります。
 特に大阪でも吹田市は緑が多く残されていますので、ツバメの巣作りや子育てに必要な自然の材料や羽虫などに比較的恵まれているようで、僕の住む千里山でも毎年お店の軒先や駐車場の梁などにツバメが巣を掛けているのが見られます。
 写真は阪急千里山駅の東改札口ですが、発券機の奥のドア上に掛けられた巣の中に、既に小さな雛鳥が2羽ほど観察できました。
 ある意味では街で一番に混雑する場所ですが、ツバメ夫婦にとってはカラスなど他の大きな鳥達からは守られた安全地帯なのでしよう。
 現在、駅前ロータリー開発の真っ最中で、東改札口も奇麗にリニュアルされるのでしょうか、駅も白いカバーで覆われています。
 時たま電車を利用しに訪れて、突然に飛び出して来るツバメに驚く住民の方もたくさんおられます。

『吹田の郷』のご紹介

2016-06-10 23:30:13 | 千里山トラスト

 吹田の自然や環境に関する調査や保護について活動している、NPO法人「吹田市民環境会議」の会報『吹田の郷』がなかなか面白いです。
 2ヶ月毎に発行されており、千里山でも図書館や公民館、コミュニティセンターなどで配布されています。千里山まちづくり協議会の松岡事務局長が『吹田の郷』の編集をされていることから、お会いした時などに直接手渡されることも多く、概ね楽しく読ませて頂いています。
 記事を投稿する「吹田市民環境会議」の会員の方も、豊かな専門的知識や経験をベースに分かりやすい文章で書かれています。
 例えば104号(2016年4月)では「私の本棚よりお薦めの一冊」と題して、生きもの委員の平さんが『唱歌「ふるさと」の生態学』(高橋成紀著)を紹介されていますが、「うさぎ追いし~♪」という歌詞の解説で、最近うさぎが減った原因は「萱」場が無くなったことにあることを知りました。茅葺き屋根が見られなくなった現代では、うさぎにとって猛禽などから身を隠せる「萱」場が里山では必要なくなりました。
 郊外都市として開発された千里山でも、高齢者で子供の頃うさぎ狩りをしたと言われる方がおられます。

『吹田の文化遺産 ─千里山団地の記録─』

2010-09-16 00:01:21 | 千里山トラスト

 現在は第1期取り壊し工事に入っている千里山団地ですが、昨年はちさと図書館で団地博覧会が開かれ、多様でアクセントに富んだ建物や“森の中の団地”と言われた緑彩など、その住環境風景の文化遺産を惜しむ声が聞かれました。
 その記録としてDVD『吹田の文化遺産 ─千里山団地の記録─』が、関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センターの企画・制作により出版されました。千里山まちづくり協議会もそのDVDへの資料提供に協力をさせて頂いたことで、先日関係者から協議会へも一部が送付され、僕も16分余りの映像をじっくり見せて貰いました。 
 戦後の経済復興に伴う人口の都市集中化を背景に、日本の国民生活の洋風近代化の先駆けとして千里山団地を位置付け、丘陵地の開墾工事(URによる映像提供)から始まり半世紀を経て現在に至る団地の姿まで、懐かしくもあり新たな認識をもたらせてくれる記録でした。

※「さて、関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センターでは、なにわ・大阪の文化遺産の調査・研究を行っており、その一環として「吹田の文化遺産」に関する調査も進めております。この度、当センターの研究成果を学校や地域の方々に還元する一つの方法として、DVD『吹田の文化遺産 ─千里山団地の記録─』を制作し、吹田市内の小中学校宛てに副読本としてご送付申し上げました。」【案内文より】

表紙インデックス

千里山の小さな蝶の群れ

2010-06-09 00:01:13 | 千里山トラスト

 昨日から梅雨入り前を感じさせる曇天が続いていますが、今日の午後買い物帰りに千里山団地の桜坂の入り口付近の灌木に、小さな蝶の群れが翔び回っているのを見つけ暫く観察しました。
 羽を広げて葉の上に留まった蝶の他にも、良く見るとたくさんのサナギが付いており、中には羽化の途中らしくまだ小さな羽の幼蝶もじっと時間を待っています。おそらく羽化の後の成虫の日数は短いと想われ、既に交尾で繋がっているカップル蝶も何組か見られました。
 つい夢中になって花壇の低い石垣部分に足を掛け、カメラを近づけて撮影をしていましたが、人の気配に気が付いて後を振り返ると、知人の女性が笑顔で話しかけてくれました。
 「一生懸命に撮影してましたね」
 「ええ、つい大きく撮りたいと思って」
 「なんていう蝶ですか?」
 「いや、僕も詳しくないんで‥‥インターネットで調べておきます」
 「羽を広げて留まっているので、蛾じゃなくて蝶だと想いますが」
 「そうなんですか、良くご存じなんですね」
 「誰かに昔聞いたことがあります、蛾は留まっているとき羽を閉じていると」
 帰宅してインターネットで検索しましたが、結局今でもまだ正確には分かりません。もしかするとトラフシジミという蝶かも知れませんが、羽の模様が少し違うような‥‥、どなたか詳しい方この小さな蝶の名前を教えて下さいますか。

【訂正】Jazzさんからご指摘のコメントを頂きました、有り難うございます。チョウ目シャクガ科の「ヒロオビトンボエダシャク」という蛾でした。

凍りました

2010-01-16 00:01:45 | 千里山トラスト

 熊野の那智の滝壺の辺りがドレープ状に凍り付いているのがニュースで映っていました。日光の華厳の滝が一筋に凍っているのは冬場にはよく見られる光景ですが、温暖な和歌山の那智の滝では1月に凍るのは珍しいということです。
 例えば気温が4度でも風速5メートルの北風が吹いていれば、1メートルにつき1度下がるので体感温度は-1度となり、千里山団地の日陰にある水溜まりも凍ったものと想われます。以前に第一噴水の水面に薄氷が張ったのを写真に撮ったことがありましたが、昨日は午後3時頃になって休憩帰りに通りかかると、子どもの踏み跡が付いてはいるものの未だしっかりと堅い状態でした。
 今日も天気は晴れの青空が覗いていますが、ピークは越したものの冷たい一日となりそうです。でもここを我慢していれば、来週からは一転して春を感じさせる暖かさが戻ってくるとのことです。テレビの気象予報士の詳しい解説によりますと、寒気の「蓄積と放出」が繰り返されるものらしく、今回の大放出の後には蓄積期に入り暖かく、2月にはまた新たな放出がやって来るようです。
 何はともあれ1月も半分過ぎました。「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」の諺のように、例年同様に今年もあっという間に桜の春になるのでしょうか。

weathernews(ピンポイント千里山)の予報では「週末は穏やかな冬の空。土曜日はニワカ雨や雪が心配ですが、日曜日は日差しタップリ!各地で冬の日差しのぬくもりを感じられる天気になります」だそうです。ホッ。

コウモリと飛行機

2009-11-05 09:06:04 | 千里山トラスト

 千里山には木々がこんもりと茂っている場所がいくつか残っていますので、夕方すぎになるとコウモリが不定型に飛び回っている光景がよく見られます。この日も月が丘の跨線橋を渡った辺りの小さな公園のブランコに座って、暮れなずむ夕空を眺めながらボンヤリしていますと、コウモリたちの乱舞が始まりましたので思い立ち携帯動画を撮りました。
 跨線橋からは伊丹空港を離発着する飛行機が、千里山教会の尖塔をかすめるように遠く見え、それを眺めていると開放感を覚えるので気に入っているのですが、この時もコウモリの映像の中に飛行機のシルエットが横切っていきました。赤い光が点滅していたのは携帯動画では一瞬で確認しにくいようですが、秋が深まりつつある肌寒い空気の中で、その小さな光に何か都会の空を飛び回るコウモリ達と同じ生き物の温もりを感じました。

春日の里山

2009-09-09 00:01:16 | 千里山トラスト

 千里山に隣接する春日地区に残る竹林に囲まれた里山に、まちづくり協議会で親しくして貰っているHさんの案内で行ってきました。千里山駅で午後に待ち合わせ、タクシーに乗り新御堂筋を潜った辺りが春日地区です。
 まだまだ残暑の厳しい日射しの中を、里道へと続く竹林の入り口が仄暗くて、いかにも田舎の風景が出現する感じです。所々手入れをされた竹林の道を少し上がると、視界が開けて3段の畑が重なっていました。スモモのような果樹畑も端の方に残っています。
 Hさんはこの里山の地主さんの信頼を受け、吹田市産業課や貸し農園運営会社などとのコラボレーションを検討するなど、この貴重な地域の活用を模索しておられました。会員制やボランティアなど、市民のいろんな係わり方が考えられると思いますが、なかなか具体的な形で進捗するのが難しい状況のようです。
 こういう里山の活用では、やはり先ずそのような里山の価値観に魅力を感じる人達が集まり、議論を重ねて運営の形やシステムを積み上げていくことが大切なのではないかとお話ししました。
 陽の下で久しぶりに緑の自然の中を歩き回り、家に帰ってから心地よい疲れを感じていました。

畑の写真-1 ・畑の写真-2 ・地図

今年の初蝉

2009-07-17 00:01:33 | 千里山トラスト

 今年初めて蝉の鳴き声を意識したのは、僕自身は一昨日の朝だったのですが、その後知り合いなどに確認すると、もっと以前から鳴いていたという意見が多くありました。人の耳は音としては聞こえていても、意識しなければ聞こえていないのと同じことのようです。これから夏本番にかけて、毎朝ガラス窓を突き抜けてくる蝉の合唱で、僕も容赦なく目覚めることになりそうです。
 夕方の散歩で舗道の脇を歩いていると、今年初めて蝉の亡骸を見掛けました。蝉の成虫の一生は一週間程と聞きますが、梅雨空の下でかなり早めに土から出てきたものでしょう。その頃はまだ余り羽化した仲間も少なく、生殖の為のパートナーも与えられた短い間に見つけられただろうかと気になります。
 夏は生物や人間にとって蒸し暑くとても厳しいとは思いますが、生命機能も活性化され気持ちも前向きで開放的になれる季節です。年を重ねていってもいつまでも「夏」の想いで毎日を過ごすことができたらと思います。

落ち穂拾い

2009-06-26 00:01:14 | 千里山トラスト

 千里山月が丘の阪急千里線沿いにある空き地は、春先には菜の花も咲き緑も生い茂る場所なのですが、年に何回かその雑草を刈り取る作業が行われます。
 先日通りかかるとたくさんのハト達が集まり落ち穂拾いをしていました。もしかすれば雑草が刈り取られてしまい無防備になった、地面に蠢く小さな虫を狙ってのものかも知れませんが、近づくと一斉に逃げるに違いなく確かめることはできませんでした。
 この草地の後方には竹林が少し残っており、何本かタケノコが生え出してきます。金網を張った柵があるので誰も取れないので、そのままかなりの高さまで成長したところで、結局は折られてしまうのでかえって可哀想に思います。
 竹と言えばテレビの特集番組で有名デザイナーが、四国の特産タオル製造の素材としてバンブー繊維に着目し、その繊維の肌触りの良さとは別に、再生産可能なものとして環境に優しいことがアピールされていました。繁殖力が強くて場所によってはやっかいものとも見られている竹林ですが、タケノコだけではなく今後はいろんな面で少し見直されることになるかも知れません。

※ 夜も更けて自販機でお茶を買いに外に出て側を通りかかると、近所の猫たちが3匹ほど集まって“秘密会議”を開いているのが仄明かりの中に見えました。

電車内に雀が

2009-06-22 00:01:32 | 千里山トラスト

 日曜日のお昼に阪急山田のモール「Dew」にある家族亭にお蕎麦を食べに行った帰りの電車内で、どこからか雀が一羽飛び回っていました。おそらくホームで乗客に驚き、開いていたドアから入ってしまったのでしょう。
 何人か心優しき人達が窓ガラスを上げて出してやろうとするのですが、雀は動転しているのか警戒しているのかなかなか思うようにはなりません。幸い各車両の連結部のドアが開いており、雀は乗客の間を縫うように前から後ろの車両まで行ったり来たりを繰り返します。
 ハトや野鳥が住宅や施設の大ウィンドーに全速力でぶつかり、首の骨を折ったり気絶して落ちてくるのを何度か見ましたが、この雀はそういう勘違いはしないのを不思議に思い皆と一緒に見守りました。カラスなどと同じく人間の生活と共に長い間生きている中で、透明ガラスの存在を能力として感じ取れるようになっているのではないかと想われます。
 迷い雀はどうなったのか分らないままに、結局しばらくして千里山駅に着いてしまいました。

夏の終わり

2008-08-27 18:18:09 | 千里山トラスト

 最近は朝夕がめっきり涼しく感じられるようになりました。今日の朝も余り汗をかかなかったのか、心身が少し浮腫んでいるように思えて、寝る前の水分過多になっていた夏生活もそろそろ改めていかなければと思います。
 昨日仕事帰りにふと見上げると、千里山団地の生け垣に余りにも多くの蝉の抜け殻が付いているのに気が付き、まだまだ最後の蝉の記事が残っていたなと写真を撮りました。毎年いつも傍にあっても気が付かないで見過ごしていることや風景がいっぱい有りそうです。
 隅々に良く目を凝らせて数えてみると(一部を拡大)、この一枚の中に20匹もの抜け殻が写っています。おそらく裏側にも同じようにたくさん付いていると想像すると、!相当な数の蝉たちが巣立っていったのだろうと思います。千里山の蝉の声が大きい理由が分かります。
 今年は蝉の羽化から始まっていろいろと観察してきましたが、しばらく前から千里山団地の桜並木からは、ツクツクボウシの鳴き声が混じるようになっていますし、まだまだ住民を楽しませてくれそうです。

過去の蝉の記事

稻藁の匂い

2008-08-20 23:55:31 | 千里山トラスト

 先日近くの神道系の施設の駐車場いっぱいに、稻藁を広げて天日干ししているのを見ました。新嘗祭などの儀式に使う早稲の刈り入れが、信者さん達で管理しているどこかの田圃でされたのでしょうか。傍に行ってみると半乾きの稻藁の独特の自然な匂いがして、昔稻藁で隠れ家などを作って遊んだことをとても懐かしく想い出しました。
 夏の終わりと共にもうしばらくすると稲穂が色づく季節になっていきますが、僕の生まれ育った徳島県の田井地域でもそろそろそんな風景に変わっていきます。本格的に手による稲刈りが始まりますと、刈り取った稲穂を束ねて干す木を縦と横に組んだ「ハセ」が至るところに見られます。
 そして脱穀が終わった稻藁の束は綺麗に積み上げられるのですが、その四角の大きな稻藁の塊が子供達の遊び場となり、潜り込んで中央部に空洞を作ったりと次第に基地化されるのでした。学校から帰ると自然とそこに集まりお菓子を食べたり遊んだりするのですが、その中の稻藁の匂いは今想えばとても安心感のある癒されるものでした。別の要塞と稻藁を投げ合って戦争ごっこをして積み上げたものを崩してしまい、大人にこっぴどく叱られることも屡々でした。
 今朝はゴミ出しで早く外に出ると、とても涼しくて秋の気配がしっかりと感じられました。千里山の田圃でもそろそろ実りの秋が近づきつつあるようです。