千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

アシスト・ギア

2018-06-20 08:32:20 | お薦めします

 サッカー日本代表が勝ちました、今回は長く楽しめそうです (^-^)/

 突然ですが、先の日曜日朝の『がっちりマンデー!!』の自転車ビジネス特集で紹介された、FREE POWERという新発明のアシスト・ギアがヤバく無いですか? これは電動アシストもかなり食われると想います。
 問題点を見つけて、その解決策を考えて答えを出すという、オーソドックスですが開発の正道を想い起こさせてくれました。
 発明者は個人で、サイクル・オリンピックという会社がコラボして、特許を取り世界を見据えて行くという社長の言葉も自信に満ちていました。
 番組ではレギュラー解説者の森永卓郎さんが実際に坂道で乗って試しましたが、その効果にゲストの伊集院光さんや他の出演社長さんなど全員が本当に驚き、早速に提携の名刺交換が始まっていました。

カラーでよみがえる東京・時代そして日本

2014-10-16 22:09:08 | お薦めします

 今日の夕方のNHK番組で10月19日(日)午後9時より放送予定の、NHKスペシャル『カラーでよみがえる東京~不死鳥都市の100年~』の告知と、その一部映像の紹介がありました。
 明治時代の銀座や秋葉原などの街並や、そこを走る電車や自動車そして行き交う人々がカラー化されただけで、まるで実際に見たことがあるような身近な感覚になりました。司会者も「何となく自分とは無縁と想っていた時代が、急に自分と繋がっているというリアルな想いが生まれる」と感想を述べていました。
 NHKが膨大なアーカイブ映像のカラー化プロジェクトを企画し、既に第二次世界大戦の映像をカラー化していた、フランスの技術者集団にコラボを持ちかけ実現したようです。
 白黒映像のカラー化に当ってはその色の決定に、同時代の多くの資料から緻密な考証を進める一方で、映像の明度を手懸かりに色相を想定していくという粘り強いアプローチがありました。
 宝塚歌劇団のレビューや自動販売機でジュースを飲む少女、また終戦の玉音放送を聞く国民の姿や学徒出陣式の有名な行進風景など、東京を中心とした日本近代史を共に“生きる”想いになりました。

飲料を冷やす

2014-08-25 14:11:35 | お薦めします

 未だまだ蒸し暑い日が続きそうですが、この夏に冷たい水やコーヒーを楽しむために、冷蔵庫で凍らせる冷却剤入りの樹脂製マドラーが重宝しました。
 僕はこれを4本ほど買って使っています。既に冷たい飲料であれば1本を保冷の意味で使い、冷えが足りないものや常温のものには2本程、そして急冷の必要がある時には写真の様に4本をグラスに挿して使います。
 ただし4本も入れるとそれだけで容積を占めるので、グラスの飲料は必然的に少なめになります。これが結果的には冷たい物の飲み過ぎを防ぎ、夏バテ防止にも繋がるのではないかと想っています。
 とは言っても注ぎ足して同じくらいになってしまうことも多いのですが、冷たいものは後を引くので、冷蔵庫に大きな容器で冷えていると一気に飲み過ぎることが多いのではないでしょうか。僕の経験上それも少し避けられるようです。
 冷却アイテムと言えば今年もアイスノンは大活躍でした。そのお陰で熱帯夜も何とかやり過ごすことができたといっても過言ではありません。冬の湯たんぽと一緒に省エネ・アナログ・アイテムの優等生だと想います。

グランフロント大阪のオフィス・ショールーム

2013-12-28 18:09:16 | お薦めします

 先日、グランフロント大阪のタワー・オフイスビルC棟11階にある、コクヨのショールームにオープンして初めて行ってきました。
 年末の慌ただしい時期ということかビジターも比較的少なくて、詳しい説明をして頂きながらゆっくりと見て歩きました。
 最初に従来のオフィスのイメージと問題点がよく分かるスペースを通過することで、その分新しい解決提案が明確に表現されたショールームに導かれます。
 特に最新のワークスタイルに対応した、フリーアドレスのオフイス提案が興味を引きました。
 またリラックスした中での創造性を引き出す、コミュニケーションやミーティングのためのスペース作りにも、色々と個性的なアイデアが感じられます。
 エグゼクティブ・チェアでは、オリジナルはもちろん輸入製品も合わせて、グレード感と現代性を感じさせとても魅力的でした。
 C棟の上階にはインターコンチネンタルホテルが入っているということで、宿泊する経営者や重役・ビジネスマンなどの見学にも適しているなど、情報発信基地として良い環境を活かしたショールームと言えるのではないでしょうか。
 目立つ場所にはパナソニックのショールームもあります。グランフロント大阪に行った時には、こういった大阪を代表する企業のショールームを巡るのもお薦めです。

ポジショントーク

2013-08-29 00:00:07 | お薦めします

 経済評論家で独自の経済予測が的中しているとして良く売れている、渡邉哲也さんの最新刊『ポジショントーク未来予測法』が面白いです。
 ポジショントークという言葉が多く見掛けられるようになったと書かれています。一昨年に作った僕のオリジナル曲『デフレンジャー BJ』の歌詞にも登場している位ですから、多様なメジャーなメディアに頻繁に見られるようになっているとしても不思議ではありません。
 勿論ポジショントークとは自分の利益になる内容や立場で物事を語ること、そして不利益になることは敢えて語らないということもそれに含まれます。
 経済的利益だけでなくあらゆる人間・社会的な利益が考えられると想いますが、ポジショントーク抜きに考えることは出来ない事実が、政治や学会・マスコミ・ビジネス界など例証的に挙げられていて、その事実の中でどのように自らのポジションを採っていくべきなのかが問われています。

 ポジショントーク未来予測法
 渡邉哲也
 ヒカルランド

シェールガス革命 (3)

2013-08-26 00:00:55 | お薦めします

 以前にご紹介した経済評論家長谷川慶太郎さんとの共著、『シェールガス革命で世界は激変する』が大好評で売れているということで、今回は業界記者である著者単独で詳しい取材情報を集めて書かれています。
 シェールガス革命によりその震源元のアメリカの景気回復はもちろんですが、ロシアや中近東といった従来の資源国が困った立場になるなど、その影響は世界経済の大きな流れを変えていく力を持っていると言われています。
 日本でもエネルギー価格の低下により全般的にはメリットが考えられるとし、その中でもシェールガス関連の技術を活かせる企業名を多分野にわたって挙げています。また反対に石油化学工業がガス化学に取って代わられると予想し、原料としてのシェールガスを低コストで活用できるアメリカへの工場流出など不安面も報告されています。
 最近は円安にともなうガソリン価格や電気料金の高騰が話題となっています。アメリカから液化されたシェールガスが輸入されるまでは、日本経済は大きな進展は難しいと想われますが、このエネルギー革命に乗り遅れることのないように、しっかり対応できれば明るい時代が開けるのではないでしょうか。
 このように業界の詳しい情報をよく取材し書かれていて大いに参考になりますが、ただメタンハイドレート実用化に関しても踏み込んだ記述が欲しかったです。アメリカによるシェールガス革命の恩恵というだけでなく、日本のトータルな新エネルギー戦略という視点でまた詳しい取材情報をお願いできればと想います。

 図解 シェールガス革命
 泉谷渉
 東洋経済新聞社

日本海のメタンハイドレート

2013-07-10 00:00:03 | お薦めします

 愛知・三重県沖でメタンハイドレートの試掘が成功し、船尾に設けられたパイプの先端から炎が出ている光景がテレビ・ニュースで映し出されていました。日本自前のエネルギーとして最近メディアでも熱い注目を浴びています。
 TBS情報番組「夢の扉」(5月26日放送)でも採り上げられているのを見ましたが、その後に掘削パイプで目詰まりを起こしたということも報じられました。
 今回ご紹介する本は、同じくメタンハイドレートに関するものではありますが、日本海側で10年ほど前から民間「独立総合研究所」が中心となって調査が行われ、現在それに共鳴し大きな希望を寄せる日本海自治体連合による、実現化への挑戦に至る経緯を克明に描いたものです。
 前者が東大や経産省など体制の中で大きな予算を付けて、アカデミックに(のんびりマイペースで)進められてきたのに対し、後者はほとんど費用の持ち出しで遣繰りしながらも、私心無く国益を真剣に志しているところが大きな違いです。
 深海からなお海底深く掘り下げていく必要があり、技術やコストの面で実現化へは未だまだ困難の多い愛知・三重県沖のメタンハイドレートに対して、日本海側のそれはメタンプルーム(メタンハイドレートの粒が集まり柱状になっているもの)が露出していたり、または浅い表層に賦存(資源などが潜在的にあること)しており、海洋土木技術・低コストなど比較的に実現化が容易だと想定されています。
 アメリカのシェール革命で世界の経済勢力図が変わると言われている時代に、我が国初めての自前のエネルギーとしてのメタンハイドレートを巡る真実を、「資源の無い国」と敗戦後も摺り込まれてきた国民やマスコミ、そして政治家はこの本から「一次情報」を正確に知らなければならないと想います。

 希望の現場 メタンハイドレート (ワニプラス)
 青山千春, 青山繁晴
 ワニブックス

DJポリスとタイムリーな本

2013-06-12 00:00:55 | お薦めします

 先日のサッカー・ワールドカップ予選のオーストラリア戦後の、渋谷交差点での広報警察官の巧みな話術が「DJポリス」として話題になっています。警視総監賞が検討されているようですし、アメリカのメディアでも採り上げられたらしいです。
 テレビの解説では警察官が「実はサッカー日本代表がワールドカップの出場を決めたことを、自分達も同じように喜んでいるんです」と、水平の目線に立って語りかけたことにより、騒ぎかけていた若者群衆の共感を得たという分析をしていました。
 ところで最近、音楽仲間の一人から『伝え方が9割』という博報堂の有名コピーライターの本を紹介され、千里山駅前の田村書店で探したところベストセラー・ランキング棚に並んでいました。
 早速買って読みましたが、ちょうどタイムリーにDJポリスの話術と重なるものでした。コピーライターと言えばコマーシャルで人の心を商品やサービス購入へと誘うのが仕事です。人を説得する力を持つ言葉を紡ぎ出すレシピを、その経験から誰もが日常生活の中で活用することを提案しています。
 サンプルには古今東西の心に伝わる言葉が使われていますが、その中には有名な歌詞も多く紹介されていましたのでぜひ参考にしたいと想います。

【追記 5.14】その後のニュースでは女性の警察官と一緒に警視総監賞を貰っていました。

 伝え方が9割
 佐々木圭一
 ダイヤモンド社

シェール革命 (2)

2013-03-12 00:00:53 | お薦めします

 以前、経済・軍事評論家の長谷川慶太郎さんの『シェールガス革命で世界は激変する』をご紹介しましたが、その後も証券アナリストによる類似の参考本が出されています。共に世界経済の浮沈を大きく左右するシェール革命、そしてそれを主導するアメリカ経済の復活をベースに各国の分析をしています。
 興味深いのはシェール“ガス”が世界で広く活用されるまでには、掘削機械やパイプライン敷設また液化プラントなど設備投資に大きなコストと時間が掛かるということで、それに対してシェール“オイル”の方が島国の日本でも比較的に輸入されやすいようです。
 同様に世界で埋蔵量の多いとされている国の中でも、中国やオーストラリアなどそれが内陸部にある場合は、コストや時間的に開発が容易でない場合もあります。
 それはともかく既に資源・エネルギー価格の低下が現れており、資源輸入国の日本もその恩恵に預かるという予測は、厳しい原発問題に直面している時期として幸運なことではあります。

 シェール革命で日本は再浮上する
 藤田勉
 毎日新聞社

 アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!
 中原圭介
 東洋経済新報社

アベノミクスの支持・解説本

2013-02-25 00:00:44 | お薦めします

 安倍新政権への支持率が70%とアップしているという報道がありました。アベノミクスと呼ばれる積極果敢な経済政策が今のところ国民の期待を受けていることが分かります。
 「大いに期待する」「期待する」「期待しない」「まったく期待しない」「分からない」という選択肢で電話アンケートされるようです。政党支持率も合わせて出ていましたが、自民党が伸ばした以外は維新の会も含めてだいたい少し下がり気味で、その分支持政党無し層も若干増えていました。
 そのような支持率の高まりを受けて書店には多くのアベノミクス本が溢れていますが、著者は産經新聞社特別記者また編集委員兼論説委員としてマスコミ論説に関りながら、時の政府に対して一貫して日銀の金融政策や財務省の増税路線へのアンチテーゼを説き続けてきました。2009年の政権交代後の民主党鳩山総理にも呼び出されてデフレ脱却への提言をした時のことにも触れられています。その時は普天間基地移転の問題が起こったり、また管総理の時には「デフレ宣言」も出ましたが、東日本大震災と原発対応に追われる中で、なかなか著者の政策提言への理解を深めて貰えるまでに至らなかったようです。
 この本の中では100兆円近い外国為替特別会計(いわゆる外貨準備高)の大半を占めているアメリカ国債の、復興資金など日本の国益に繋がる使い方を提案していて興味深く感じました。ドル安によるアメリカの借金棒引き戦略が政治家やマスコミなどでタブー視されていると言われますが、既に広く日本の国民にも絡繰りが知られるようになっている現状では、著者の認識ではアメリカ側でもかなり考え方が柔軟に変わってきている部分もあるとのことでした。
 ただ、エネルギー政策に関しては発送電分離や再生可能エネルギーへのシフトを成長戦略として目指していて、これは今後主流と見られるシェールガスによる火力発電所など、大型投資が必要なことなどエネルギー価格や安定供給的にそれぞれメリットとデメリットで多様な考え方があり、まだまだ短期や中長期など詳細に議論の必要性があるように僕は想っています。

 反逆の日本経済学
 田村秀男
 マガジンランド

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。右サイドナビのプロモーション(YouTube)でも、ぜひ一度ご試聴下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

不妊の原因

2013-02-23 00:00:16 | お薦めします

 昨年、NHK「卵子の老化の衝撃」という番組が大変な反響で、多くの女性ならずとも少子化に悩む国全体で話題になりましたが、今朝のニュースを見ていたら卵子は老化するだけではなく、卵子になる細胞の数も若い年齢の内に減少しているという深刻な内容でした。
 子供の時期には200万個あった細胞が、20才を過ぎた辺りから30万個くらいに急激に減少していくばかりのようです。その結果として6組に1組の夫婦で不妊の傾向が現れてきているということでした。
 番組では自らも不妊的な状況になったキャリアウーマンの方が、NPOを起ち上げ若い女性に同じような後悔をして貰いたくないということで情報発信をされていました。
 デフレで若い子育て世代の経済状況が厳しいことや、自分の人生設計を仕事の充実に向ける女性が増えていることなど様々に語られますが、このような卵子の老化と共に細胞数の減少という大切な情報が、若い女性一般に正確に伝わっていなかったことも少子化の大きな原因だと想われます。
 AMHという血液検査で2週間くらいで判るそうですので、一度受けておかれるのが安心できるかも知れません。

脱デフレ・脱グローバリズムの日本経済

2013-02-17 00:00:59 | お薦めします

 毎月のように新しい本を著してデフレ脱却の必要性を訴え続けてきた三橋貴明さんとの共著『完全にヤバイ!韓国経済』で、グローバリズムと新自由主義の弊害に翻弄される韓国の状況を、日本経済への警鐘として詳細なデータと情報分析で明らかにしてくれた著者渡邉哲也さんの最新の意欲作2冊をご紹介します。
 その後韓国経済の分析から、今日世界経済を揺るがせているヨーロッパの危機をいち早く予見した『本当にヤバイ!欧州経済』を著し、表面的な内容の奥に潜む水脈を情報で跡づけ解説していきます。
 この2冊でもその手法を使い、世界経済と政治状況の奔流の中でデフレ脱却に舵を切った日本経済、そして企業などの方向性を各論的なレベルに落とし込み、より具体的な国益・戦略志向の提案をされています。特に内需や雇用を基礎に据えての議論と提言は僕ら庶民としてとても心強く想うところです。

※ 景気の良いタイトルと帯の「アベノミクス」の文字も効果的だったと想われますがベストセラー候補のようです。

 これからすごいことになる日本経済
 渡邉哲也
 徳間書店

 日本経済の復活術 アップルVSサムスンから読み解く日本企業の戦略 (オークラNEXT新書)
 渡邉哲也
 オークラ出版

※ いよいよ存在感を増し興味深い対談・共著も多く出されるようになっています。

 新聞の経済記事は読むな、バカになる
 渡邉哲也
 ビジネス社

 日本はニッポン! 金融グローバリズム以後の世界
 渡邉哲也
 総和社

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 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

アベノミクスの解説本

2013-02-11 00:00:41 | お薦めします

 マネックス証券チーフ・エコノミストの村上尚己(掲示板のURL : シンクタンク)さんの初めての本ですが、デフレ脱却を願うその想いは率直に書かれた後書きからも良く汲みとれました。
 これまでにも多くのリフレ派と言われる人達の経済本をご紹介してきましたが、今回はそのダイジェストとしても理解しやすく、また教科書的にも工夫されたものとしてお薦めします。
 マスコミなどの誘導もあって国民の間で浸透している常識、例えば「人口が減少する日本が成長できないのは宿命だ」とか「デフレ脱却するためにも構造改革が必要だ」などを挙げて、それに対して経済指標データなどを示しながら分かりやすく持論を展開していきます。
 また最近の単行本は定価1,500円という設定が多いのですが、この本はやや小さくて1,000円というのが手軽に買いやすくなっています。そこからもより多くの人に読んで貰おうという著者の真摯な想いが伝わってきます。
 ダイレクトなタイトルも目を引きました。同じく経済アナリストの森永卓郎さんの『大貧民』(2015年の消費税増税の落とし穴に警鐘を鳴らします)を想い出させます。並べて売れば良いのにと梅田の紀伊国屋書店に提案しておきたいような‥‥。

 日本人はなぜ貧乏になったか?
 村上尚己
 中経出版

 大貧民―2015年日本経済大破局!!
 森永卓郎
 アーク出版

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 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

日本経済の復活

2013-02-01 00:00:20 | お薦めします

 自民党政権によるリフレ的な経済政策がアベノミクスと呼ばれ期待を集めていますが、学者や政治家そしてマスコミなどでもその効果に懸念を現す人達もまだ少なくないようです。新聞や雑誌などでも「バラマキ」「土建政治」など使い古された言葉で印象操作を早速に始めています。
 デフレ脱却や円高是正などを日本経済再生の前提条件として掲げ、これまでの日本銀行に金融政策のデフレ容認を改めさせて提携を宣言し、今週は財政の方でも成長志向の予算編成を発表し国会審議がスタートしました。
 例えばリーマンショック後に対ドル30%もの円高(ドルと事実上固定されている中国の元に対しても)が進みましたが、それだけではなく韓国の対ドル・ウォン安政策(戦略)と合わせると、何と中国や韓国など競争相手に対し40%ものハンディーが短期に輸出企業に課された分けですから、パナソニックやシャープが壊滅的な業績となったのも無理はないと想います。国際的な競争力で言えば単に対ドル30%の円高では済まないという認識が必要です。そしてこれは組織論や経営努力などを超えた話ではないでしょうか。そういった状況を金融政策的に無策為に放置した日銀の責任は非常に重いものがあります。
 インフレ目標を掲げた金融緩和と財政政策からデフレ脱却と円安期待により、早速企業の業績予測が上方修正されてきています。ニュースで国会審議のやり取りの抜粋を聞いても、残念ながら野党の質問が僕には無責任で的外れなことばかりのように聞こえました。
 この本の著者は東大からエール大学へ研究室・教壇を移し、広く世界的なネットワークの中で普遍的な経済思想を深め、長くデフレに苦しむ日本経済に対しまた偏狭で独善的な日銀への問題の指摘や提言をし続けています。また僕もよく読んでいる経済評論家の上念司さんやエコノミストの中丸友一郎さんなども著者に師事しその薫陶を受けているようです。
 アベノミクスに関してその意味を正しく考えるためには最適な本だと想います。自ら「本書は国民への恩返し」と書かれているように、とても分かりやすい内容でぜひ一読をお薦めします!

※ 新聞によると、アベノミクスによる日本の経済政策を説明し理解を深めて貰う目的で、著者の浜田宏一さんが広いネットワークを通じて世界を回るということです。また帯にも書かれていますが、国際政策協調に関する業績でノーベル経済学賞に最も近い日本人の一人とも言われています。

 アメリカは日本経済の復活を知っている
 浜田宏一
 講談社

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 デフレンジャー BJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

多様なリスク・シナリオ

2013-01-18 00:00:21 | お薦めします

 以前ご紹介したTPPを安易に受け入れることについての問題を提示した著者の最新刊は、デフレ脱却にようやく舵を切った経済問題だけでなく、領土・気候・防災など現在の日本が置かれている多様なリスクについて、幅広くまた相互に連関するものとして捉えた労作です。
 国際戦略的な意識が薄いとされる戦後日本の、政・官・民すべてにおいて厳しく変動している状況を、世界全体やアジアそして日米・日中の関係を分析し、日本の採るべきリスク対応を内外のデータや文献資料を基に客観的に考察しています。
 金融財政はもちろんですがエネルギーや食料問題など多様なリスクが存在し、それぞれが喫緊の課題として選択と判断を迫られていることが良く実感できました。
 通産省官僚から京都大学准教授として出向されていましたが、より自由な立場で言論できるためでしょうか評論家という肩書きになっていました。

 日本防衛論 角川SSC新書 グローバル・リスクと国民の選択
 中野 剛志
 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(フル)下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY